カンチガイの海
突然のアレンの言葉にミランダの顔が赤くなる…
「ななな何を言って…!?第一ここは外…じゃなくて、ええと…!!?」
アレンの言葉にミランダの頭の中がパニック状態になってしまった
しかしそのパニックの原因であるアレンは平然とした顔でいる…
「? 外だからですよ、ミランダさんも寒いでしょう?」
「たたた確かにそういう風にして暖を取るって話は聞いた事あるけど…!!?」
パニック状態のミランダを見てアレンが暗い顔になってしまう
「あ…ミランダさんは僕に抱かれるのが嫌なんですね…」
「だ、だってこれは嫌だとか好きだとかそう言う問題じゃ…!」
「僕は…ミランダさんにならいくらでも抱かれていいのに…」
「ふぇ!?ああああれんくん!?」
「ごめんなさい…そうですよね、寒いですからもう今日は帰りましょう…今日はすいませんでした…」
驚いているミランダの態度にアレンは更に顔を暗くしてしまう、そしてミランダの隣から立ち上がり帰る用意を始めた
そんなアレンを見たミランダは…
「ま、待ってアレン君…違うの…驚いただけなの!」
「…驚く?どうしてです?」
「でも…もう大丈夫…アレン君なら…私…」
何かを不思議がっているアレンの言葉など耳に入っていないのか顔を赤くして何かを決心したように言葉を呟くミランダ
「せ、責任…取って…ね?」
そして潤んだ瞳をアレンに向けるミランダ…
アレンがその瞳を見たとき
アレンは自分の言った言葉にとても大切な言葉が欠けている事に気付き、申し訳なさそうにミランダにその事を伝えた…
「あ、あの…僕は寒そうだから『肩』を抱いていいか聞いたんですけど…?」
「………へ…!?」
その言葉を聞いて真っ赤になって固まってしまったミランダに声を掛けるアレンであったが…
「あ、あのミランダさん…」
「そそそそうよね!うん!解ってるわよ!大丈夫!」
「み、ミランダさん…?」
顔を真っ赤にしたミランダは先程の自分の言葉を振り払うかの如く大声を出す、そして…
「さあアレン君!」
「は…はい!?」
「いくらでも私のことを抱いていいわよ!」
「へ…!?」
「ほらほらアレン君!」
何か吹っ切れた顔のミランダは顔を真っ赤にしながら明後日の方向を見ながら地面をぱんぱんと叩いている。
アレンは申し訳なさそうにミランダの隣に腰を降ろすと「…失礼します」と言ってミランダの肩を抱いた
アレンがミランダを抱き寄せると平熱よりも僅かに高い温もりが伝わってきた
「あ、あのミランダさ……」
「あ!アレン君!今落ちたんじゃないかしら!?」
「え…?は、はぁ…」
「今のは惜しかったわ!今度は一緒に見ましょうね!」
「……はい」
そしてそれからアレンがミランダに話しかける度にミランダは話をはぐらかすように(実際はぐらかしている)流れ星の話を始めてしまう
そしてそのまま「帰りましょう」と言うタイミングを逃し長い間二人で寄り添っていた
そして次の日、二人は仲良く風邪をひいてしまったという…
END
「ななな何を言って…!?第一ここは外…じゃなくて、ええと…!!?」
アレンの言葉にミランダの頭の中がパニック状態になってしまった
しかしそのパニックの原因であるアレンは平然とした顔でいる…
「? 外だからですよ、ミランダさんも寒いでしょう?」
「たたた確かにそういう風にして暖を取るって話は聞いた事あるけど…!!?」
パニック状態のミランダを見てアレンが暗い顔になってしまう
「あ…ミランダさんは僕に抱かれるのが嫌なんですね…」
「だ、だってこれは嫌だとか好きだとかそう言う問題じゃ…!」
「僕は…ミランダさんにならいくらでも抱かれていいのに…」
「ふぇ!?ああああれんくん!?」
「ごめんなさい…そうですよね、寒いですからもう今日は帰りましょう…今日はすいませんでした…」
驚いているミランダの態度にアレンは更に顔を暗くしてしまう、そしてミランダの隣から立ち上がり帰る用意を始めた
そんなアレンを見たミランダは…
「ま、待ってアレン君…違うの…驚いただけなの!」
「…驚く?どうしてです?」
「でも…もう大丈夫…アレン君なら…私…」
何かを不思議がっているアレンの言葉など耳に入っていないのか顔を赤くして何かを決心したように言葉を呟くミランダ
「せ、責任…取って…ね?」
そして潤んだ瞳をアレンに向けるミランダ…
アレンがその瞳を見たとき
アレンは自分の言った言葉にとても大切な言葉が欠けている事に気付き、申し訳なさそうにミランダにその事を伝えた…
「あ、あの…僕は寒そうだから『肩』を抱いていいか聞いたんですけど…?」
「………へ…!?」
その言葉を聞いて真っ赤になって固まってしまったミランダに声を掛けるアレンであったが…
「あ、あのミランダさん…」
「そそそそうよね!うん!解ってるわよ!大丈夫!」
「み、ミランダさん…?」
顔を真っ赤にしたミランダは先程の自分の言葉を振り払うかの如く大声を出す、そして…
「さあアレン君!」
「は…はい!?」
「いくらでも私のことを抱いていいわよ!」
「へ…!?」
「ほらほらアレン君!」
何か吹っ切れた顔のミランダは顔を真っ赤にしながら明後日の方向を見ながら地面をぱんぱんと叩いている。
アレンは申し訳なさそうにミランダの隣に腰を降ろすと「…失礼します」と言ってミランダの肩を抱いた
アレンがミランダを抱き寄せると平熱よりも僅かに高い温もりが伝わってきた
「あ、あのミランダさ……」
「あ!アレン君!今落ちたんじゃないかしら!?」
「え…?は、はぁ…」
「今のは惜しかったわ!今度は一緒に見ましょうね!」
「……はい」
そしてそれからアレンがミランダに話しかける度にミランダは話をはぐらかすように(実際はぐらかしている)流れ星の話を始めてしまう
そしてそのまま「帰りましょう」と言うタイミングを逃し長い間二人で寄り添っていた
そして次の日、二人は仲良く風邪をひいてしまったという…
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