『愛アル同居セイカツ』
「じゃあ私はちょっと街の見回りに行ってくるね」
「はい、気をつけて下さいねリナリー」
「うん、じゃあ行ってきます」
そういってリナリーはダークブーツを発動させ夕暮れの街に姿を消した
「それにしても…急に泊めてもらってスミマセン」
アレンが申し訳なさそうに部屋の主…ミランダに言った
「いいのよ…貴方達が来てくれなかったら私は殺されていたかもしれないんだもの、これくらいはお安い御用だわ」
「いえ、そんな、僕等は当たり前の事をしたまでですし…やっぱり悪いですよ」
「でもこの街で他に行くところなんて無いでしょう?」
「それは…そうなんですけど…」
少し考え込んだアレンは何かを閃いた様に言った
「…そうだ!それならせめて僕の身体で恩返ししますね!」
「!!」
突然のアレンの提案に危うくミランダは転びそうになった
「ミランダさん大丈夫ですか!?」
「ちょ、ちょっとアレン君!なんて事言うの!」
「何がですか?」
「だ、だってそんな…!あ、貴方自分が言った言葉の意味を解ってるの!?」
「? はい、もちろん」
「だってそんな…貴方はまだ若いのにそんな事…」
真っ赤になっているミランダにアレンは得意げな顔になる
「大丈夫です、こう見えて昔から師匠の愛人のお世話をしてたんでこういうの得意なんですよ?」
満面の笑みでミランダに言うアレン、しかしミランダはアレンの言葉に悲しそうな顔をする
「…アレン君!」
「はい?……わ!?」
突然ミランダがアレンを抱きしめた
「ど、どうしたんですかミランダさん?」
「駄目よ…もっと自分の身体を大切にして…!」
「ミ、ミランダさん?」
突然の抱擁にアレンが困った様な顔をする
「でも…しばらくお世話になるんですからそれくらいは…」
「駄目よそんな…!」
アレンを抱きしめ悲痛な声を出すミランダ…
そんなミランダにアレンはポツリと囁いた
「…でも僕本当に家事全般は得意なんですよ?」
「………え?」
家事全般?
その言葉を聞いてゆっくりとアレンと向き合うミランダ
向き合ったアレンの顔は少し申し訳なさそうな顔をしている
「あのアレン君、今…なんて?」
「あ、本当なんですよ?僕昔から色々な人の家にお世話になっているんで炊事、洗濯、掃除は大得意なんです!」
胸を張るようにミランダに言うアレン、その顔は自信に満ちあふれている
そしてその言葉を聞いたミランダは…
…………ボンッ!!
数秒何かを考えた後に音を立てて一瞬で顔を朱に染めた
「…ミランダさん?」
「そそそそそうよね!そっちよね!わわわ私ったら何を……!」
「? はい!だからミランダさん?」
「は、はい!?」
顔を赤めて恥ずかしがっているミランダに笑顔でアレンが言った
「ココにいる間は僕の身体を好きに使って下さいね?」
「!!!!」
その言葉を聞いたミランダは再び顔を真っ赤にしてしまった…
そしてアレンは何故自分の言葉でミランダが顔を赤くしているのか解らずに首を傾げているだけだった…
END
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