二人の夏の日

「………」

コムイとリーバーの会話を聞いていたミランダは無言になっていた

「…ミランダ?」

そんなミランダに目の前のリナリーが心配そうに声をかけた

「へ?」

「大丈夫?急に何も言わなくなったから…」

「あ…ごめんなさい、ちょっと考え事してたから…」

「ふふ…大丈夫よミランダ」

「え?」

「アレン君は覗きなんて絶対にしないわよ?」

「え、ええ…そうよね…」

ミランダの言葉を聞いたリナリー楽しそうに笑った…
確かにミランダはアレンの事を考えていたが、そもそもミランダは人に言われるまでもなくアレンが覗きなんてする人間ではないと信じている
それよりもミランダは誰よりも早くアレンの異変に気付いていた…
それはこの間の夜の散歩の後からアレンが自分と過ごす時間を減らしているからに他ならなかった…
いつもならばミランダがアレンを朝食などに誘えば必ずと言っていい程アレンはミランダに付き添った(逆もまたしかり)
しかし最近はアレンの部屋を訪ねても扉から顔だけ出して

『ちょっと今は手が離せないんです』

それから、スミマセンと言って扉を閉めてしまうのだった

(一体何をしようとしてるのかしら……?)

悩んでいるミランダ達をよそに時間は過ぎて行った





「あぁ、なら俺らの所にも来たぜ、なぁユウ?」

言われた神田はコクりと頷いた
たまたま談話室にいたラビと神田にアレンについて聞いたミランダにラビがそう答えた

「ラビ君達の所にも来たの?」

「あぁ、なんかゴーレム貸してくれって…まぁ俺は貸してやったけどねぇ?」

チラリと神田に目をやるラビ、ラビの目線に気付いた神田がイライラしたように言った

「モヤシの野郎…俺のゴーレムの飛行装置が壊れてるって知った途端に…」

『あ、じゃあ神田に用はないです』

「…とか吐かしやがって…!大体通信用ゴーレム何だから飛行装置が壊れてても使えるだろうが!」

アレンとのやり取りを思い出してイライラしている神田をどうどう、とラビが鎮めている

「それで…アレン君はゴーレムを何に使うか知らないかしら?」

「ん~、それが『それは秘密です』とかなんとか言って借りたらサッサと行っちまいやがんの」

「まったく、礼儀知らずな奴だ!」

再び神田が憤慨する
そしてそれをラビが鎮めている


アレン君…一体どうしたの?

最近のアレンの奇行を心配しているミランダ…
そしてその夜…ミランダはアレンの奇行の正体を知る事となる…
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