寂しがりやが多分正しい
『その態度はマズイですよリナリー…』
『うん…でも私神田の近くにいたら喋っちゃいそうで…』
『まぁ…もうしばらくの辛抱さぁ…そん時は…ん?』
「!」
突如ラビが神田の方を振り向いた
ラビは二人に合図をした
見つかってしまった神田はゆっくりと三人に近づいた
「……よぉ」
「な、なんだぁユウ…どうしたさぁ?」
明らかに動揺しているラビ
「…三人で何話してたんだ」
「え~と…その…」
言葉に詰まるアレン
「何だ?俺は邪魔か?」
自分が来てから明らかに三人の態度が変わったのを見て神田はまた苛々を募らせていた
そこに
「…そうよ、私達秘密の話してるんだから神田は向こうへ行っててよ」
「…何?」
「「ちょ、ちょっとリナリー…」」
リナリーの発言に少年エクソシスト三人がぎょっとする
「大体人の話を盗み聞きするなんて最低だわ」
「ちっ…!」
リナリーの言葉に苦虫を噛み潰したような顔になる神田
確かに話を盗み聞きしていた自分が悪いが最近の皆の態度といいこの言い方といい神田の苛々は頂点へと達した
「あぁそうかよ!悪かったな!俺はもうお前らに近付かねえよ!」
「あっ神田…!」
何故だかリナリーに邪魔だと言われたのがとても悲しくて
早くこの場からいなくなってしまいたくなった神田は怒鳴って修練場から出ていってしまった
「神田…」
「リナリー…なんであんな言い方したんです」
「アレン君…」
心配そうにリナリーを見ているアレン
「いくらなんでもあんな言い方したらユウも怒るさ」
「うん…わかってる…なんでだろ…」
自分でも何故あんな態度を取ってしまったのかわからないリナリーはただ下を向いて立ち尽くしてしまった…
……
…
「……クソッ!」
自室へと戻った神田はベッドに横になり先程の出来事を思い出して苛々していた…
(何なんだよ…リナリー…)
先程リナリーに拒絶された事を思い出し
本当に悲しくなってしまっている自分に気付く
(あぁ…俺はリナリーの事を本当に……)
そして己の気持ちを再確認した神田は先程のリナリーの拒絶を思い出し意気消沈した…その時
誰かが部屋の扉をノックした
…神田?
(!?)
扉をノックした人物の声を聞いて神田は身体を起こした
(…リナリー!?)
