狂い咲く人間の証明

「クロウリー様?大丈夫ですか?」

「あぁ~少しクラクラするが…大丈夫であるぅ」

私が話しかけたら無理をして立ち上がるから貧血でフラフラしつつも笑顔を見せてくれた…
本当にこの方は不思議な方だ…
戦闘中と普段では本当に同じ人物かと思ってしまう…
戦闘中と今の姿(貧血になりフラフラ)のギャップに悪いとは思ったがつい笑ってしまった…
私が笑う姿を見て
彼も笑顔を見せてくれた
子供の様に純粋な笑顔だって初めて知った……

「ふふふ…」

「やっと笑ってくれたであるな」

「…え?」

「駄目であるよ?アニタ殿は笑顔が美しいのであるから」

「まぁ…お上手ですわね」

「あ、お世辞じゃないのである!我輩は本当に…!」

「…わかっています…クロウリー様、ありがとうございます」

そうだ…あの方も私の笑顔が好きだった…
……
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