狂い咲く人間の証明

終わりは人に必ず訪れる

私達は他の人より覚悟する時間を与えられた

だから…
……


AKUMAの襲撃を耐えた船上でこれからの事を話しているエクソシスト様達…

「アニタさん…」

「リナリー…無事でよかったわ」

「はい、心配をかけました…髪の毛は短くなってしまいましたけどね…?」

そう言って少しおどけて笑って見せてくれた
私はそんなリナリーに笑顔を返す…

彼女はとても優しい…
そしてとても強い子だ…
だからきっと彼女は…

「……アニタさん?」

私は暗い顔になってしまっていたのだろう
リナリーが心配そうな顔になってしまった

「ごめんなさい…リナリー…」

私は笑っていなくてはいけないのだ…最後まで
……
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