いつもここにいるよ
「ねぇロード…お腹空いてる?」
「ん~?まぁそれなりに…」
「じゃあまずお昼ご飯食べようか?」
「…奢れよ?」
「……わかりました」
そうしてまず二人が向かったのは街の食堂だった
ちょうど昼時だったので店には中々の人数がいたが運よく座ることができた
「っと…ん~ロードは何食べる?」
「ん~…コーヒーとサンドイッチ」
メニューを見ていたロードがアレンを見ずに答えた
「ん、わかった、スイマセ~ン」
店員を呼ぶアレン
「! ご、ご注文は?」
と注文を取りに来た店員がアレンの姿を見て一瞬固まったのをロードは不思議に思った
が、その訳はすぐに理解できた
「じゃあ…」
アレンが注文を言おうと口を開いた時、店員の伝票を持つ手に力が入った
「サーモンサンド二つとシーフードピラフとピザトーストとベーコンレタスドッグとプレッツェルが四つにナポリタン二つとハンバーグ二つとナシゴレンとチキンとポテトサラダとスコーン三つをお願いします」
店員はアレンの注文を一語一句間違えずに伝票に書き込んでいた
(目が血走っていた)
「ご、ご注文は以上で?」
アレンの怒涛の注文を書ききった店員がアレンに聞く
「あ、そうだあと…」
店員の身体がビクリとした
「食前にコーヒー二つお願いします」
「(ホッ)わかりました…少々お待ちください…」
それだけ言って脱兎の如く厨房に駆け込む店員
「………」
ロードは出された水に口をつけながら固まっていた
「ねぇアレン…?」
「? 何、ロード?何か足りないものでもあった?」
「い、いや…そうじゃなくて…お前そんなに食べるのか?」
「え…?そうだけど?」
「そ、そうなんだ…」
「最近はイノセンスを使う事が少ないからあのぐらいで十分なんだけどね」
「………」
ロードにはイノセンスを使ったらどのぐらい食べるのか聞く勇気は出なかった
数分後…
ただでさえ昼時で慌ただしい厨房から大量の注文がアレン達の前に運ばれてきた
「…お待たせ致しました」
何やら疲れきった顔の店員が二人の前に料理を並べながら言った
アレンは店員に一礼する
店員もそれに答えるように軽く会釈をしてから厨房へと帰っていった
「じゃあ食べようか?」
「あ、あぁ…」
改めてアレンが注文した料理の量に驚いているロードを尻目にアレンは料理を食べ始めた
(食べるスピードも尋常ではなかった為にさらに驚いた)
………
……
…
「ありがとうございました…」
店を出ていく二人に店員が頭を下げながら言った
「ご馳走様でした」
振り返り店員に告げるアレン
店員はその言葉に何か充実したものを感じていた
「……ハハハ!」
店を出て歩き出して直ぐにロードが笑い出した
「どうしたのロード?」
「ハハ…やっぱりアレンといると楽しいな♪」
「え///」
「ホラホラ、次はドコ連れてってくれるんだよ?」
笑いながらアレンの袖を引っ張るロード
アレンはその時ロードがこんな風に笑うのだという事を知った
そしてもっとこの笑顔が見たいと思った
「よし、行こう!」
アレンは次の目的地に向かって歩き出した
その後ろを楽しそうについていくロード
………
……
…
「ん~?まぁそれなりに…」
「じゃあまずお昼ご飯食べようか?」
「…奢れよ?」
「……わかりました」
そうしてまず二人が向かったのは街の食堂だった
ちょうど昼時だったので店には中々の人数がいたが運よく座ることができた
「っと…ん~ロードは何食べる?」
「ん~…コーヒーとサンドイッチ」
メニューを見ていたロードがアレンを見ずに答えた
「ん、わかった、スイマセ~ン」
店員を呼ぶアレン
「! ご、ご注文は?」
と注文を取りに来た店員がアレンの姿を見て一瞬固まったのをロードは不思議に思った
が、その訳はすぐに理解できた
「じゃあ…」
アレンが注文を言おうと口を開いた時、店員の伝票を持つ手に力が入った
「サーモンサンド二つとシーフードピラフとピザトーストとベーコンレタスドッグとプレッツェルが四つにナポリタン二つとハンバーグ二つとナシゴレンとチキンとポテトサラダとスコーン三つをお願いします」
店員はアレンの注文を一語一句間違えずに伝票に書き込んでいた
(目が血走っていた)
「ご、ご注文は以上で?」
アレンの怒涛の注文を書ききった店員がアレンに聞く
「あ、そうだあと…」
店員の身体がビクリとした
「食前にコーヒー二つお願いします」
「(ホッ)わかりました…少々お待ちください…」
それだけ言って脱兎の如く厨房に駆け込む店員
「………」
ロードは出された水に口をつけながら固まっていた
「ねぇアレン…?」
「? 何、ロード?何か足りないものでもあった?」
「い、いや…そうじゃなくて…お前そんなに食べるのか?」
「え…?そうだけど?」
「そ、そうなんだ…」
「最近はイノセンスを使う事が少ないからあのぐらいで十分なんだけどね」
「………」
ロードにはイノセンスを使ったらどのぐらい食べるのか聞く勇気は出なかった
数分後…
ただでさえ昼時で慌ただしい厨房から大量の注文がアレン達の前に運ばれてきた
「…お待たせ致しました」
何やら疲れきった顔の店員が二人の前に料理を並べながら言った
アレンは店員に一礼する
店員もそれに答えるように軽く会釈をしてから厨房へと帰っていった
「じゃあ食べようか?」
「あ、あぁ…」
改めてアレンが注文した料理の量に驚いているロードを尻目にアレンは料理を食べ始めた
(食べるスピードも尋常ではなかった為にさらに驚いた)
………
……
…
「ありがとうございました…」
店を出ていく二人に店員が頭を下げながら言った
「ご馳走様でした」
振り返り店員に告げるアレン
店員はその言葉に何か充実したものを感じていた
「……ハハハ!」
店を出て歩き出して直ぐにロードが笑い出した
「どうしたのロード?」
「ハハ…やっぱりアレンといると楽しいな♪」
「え///」
「ホラホラ、次はドコ連れてってくれるんだよ?」
笑いながらアレンの袖を引っ張るロード
アレンはその時ロードがこんな風に笑うのだという事を知った
そしてもっとこの笑顔が見たいと思った
「よし、行こう!」
アレンは次の目的地に向かって歩き出した
その後ろを楽しそうについていくロード
………
……
…