いつもここにいるよ
「今回はここまででいいやぁ、じゃあねェ」
そう言って少女は扉から出ていこうとした、その時
ガチッ
扉から去ろうとしていた少女の後頭部にイノセンスの銃口を突き付けるアレン
「…なんだよぉ、僕が憎いならさっさと撃ちなよぉ」
「………」
何も言えないアレンと
振り返りもせずにアレンに語りかける少女…
「…また遊ぼォね」
何も出来ないアレンを尻目に少女は扉から出ていった
「…ロード……!」
扉から出ていった少女の名前を呟くアレン
直後
世界は暗闇へと反転していた……
……
…
そんな戦いも数カ月前の事となった
あの戦いの後、伯爵側は目立った動きを見せずにいた
エクソシスト達はその間に世界各国に眠るイノセンスの調査を強めた
アレンも数人のファインダーを連れ、遠い異国の街に調査に入った…
「では宿のチェックインなどは私たちがやっておきます」
「ありがとうございます…」
ファインダーがほぼ全ての事務的な事を片付けてくれるのでアレンは余った時間を街の探索に当てた
少し街を歩いていたアレンは街の中を流れている小川に沿って散歩をしていた
戦争中だということを忘れてしまうぐらいゆるやかに流れる小川に沿って歩いていたアレン
突然視界が真っ暗になった
「え?」
「だぁ~れだぁ?」
突然背後から誰かの手がアレンの目を覆った
こんな遠く離れた街に知り合いはいない
「あの…誰かと間違えてませんか?」
「えぇ~間違えてないよぉ?ひどいなあア・レ・ン?」
「え?」
相手は自分の名前を知っている?
(誰だろう?この手の大きさと声から言って女の子…リナリー?でも声が…ミランダさんじゃないし…)
アレンは悩んだが生憎と答えは出なかった
「う~ん…」
「何だよぉ?ワカンナイのぉ?」
「えと……?」
相手の語気に苛立ちが含まれてきたのを感じたアレンだったが本当に相手が誰かわからなかった
「え~と…ヒントください」
「ヒントぉ…しょうがないなあ…」
そしてアレンは暗闇の中こんな台詞を聞いた
「左目は治ったんだねぇ?」
「……え?」
そのセリフの意味を理解するのに少し時間がかかった
そして意味が理解できた瞬間
自分の目を覆っているのが誰か解った瞬間
アレンは素早く振り返った
そこに…
「Hola Allen?」
「ロ、ロード!?」
そう言って少女は扉から出ていこうとした、その時
ガチッ
扉から去ろうとしていた少女の後頭部にイノセンスの銃口を突き付けるアレン
「…なんだよぉ、僕が憎いならさっさと撃ちなよぉ」
「………」
何も言えないアレンと
振り返りもせずにアレンに語りかける少女…
「…また遊ぼォね」
何も出来ないアレンを尻目に少女は扉から出ていった
「…ロード……!」
扉から出ていった少女の名前を呟くアレン
直後
世界は暗闇へと反転していた……
……
…
そんな戦いも数カ月前の事となった
あの戦いの後、伯爵側は目立った動きを見せずにいた
エクソシスト達はその間に世界各国に眠るイノセンスの調査を強めた
アレンも数人のファインダーを連れ、遠い異国の街に調査に入った…
「では宿のチェックインなどは私たちがやっておきます」
「ありがとうございます…」
ファインダーがほぼ全ての事務的な事を片付けてくれるのでアレンは余った時間を街の探索に当てた
少し街を歩いていたアレンは街の中を流れている小川に沿って散歩をしていた
戦争中だということを忘れてしまうぐらいゆるやかに流れる小川に沿って歩いていたアレン
突然視界が真っ暗になった
「え?」
「だぁ~れだぁ?」
突然背後から誰かの手がアレンの目を覆った
こんな遠く離れた街に知り合いはいない
「あの…誰かと間違えてませんか?」
「えぇ~間違えてないよぉ?ひどいなあア・レ・ン?」
「え?」
相手は自分の名前を知っている?
(誰だろう?この手の大きさと声から言って女の子…リナリー?でも声が…ミランダさんじゃないし…)
アレンは悩んだが生憎と答えは出なかった
「う~ん…」
「何だよぉ?ワカンナイのぉ?」
「えと……?」
相手の語気に苛立ちが含まれてきたのを感じたアレンだったが本当に相手が誰かわからなかった
「え~と…ヒントください」
「ヒントぉ…しょうがないなあ…」
そしてアレンは暗闇の中こんな台詞を聞いた
「左目は治ったんだねぇ?」
「……え?」
そのセリフの意味を理解するのに少し時間がかかった
そして意味が理解できた瞬間
自分の目を覆っているのが誰か解った瞬間
アレンは素早く振り返った
そこに…
「Hola Allen?」
「ロ、ロード!?」
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