K×M短編集
「なあミランダ~」
「ラビ君?何かしら?」
振り向いた時見たラビの顔はニコニコとした笑顔、この笑顔は不思議と見る物を安心させてしまう効果があると思う
そして安心しきったミランダにラビが言葉を続けた
「ユウの何処が好きなの?」
「え!?」
その言葉を聞いた瞬間にミランダの顔が朱に染まる
そしてなおもニコニコと、笑顔でミランダを見ているラビ
「ど、どうしてそんな事聞くの!?」
「え~だってユウって意地っ張りで我が儘じゃん?何処がいいのかなあって思ってさあ?」
「-そんな事無い!」
「…へ?」
ラビのこの言葉を聞いた瞬間、ミランダが珍しく大声を出した
その大声にラビから笑顔が消え、その顔が驚きの顔に変わる
「ミ、ミランダ…?」
「確かに神田君は乱暴だし口が悪いし態度も大きいし素直じゃないわ、でも…!」
「(お、俺そこまで言ってない!)で、でも…?」
ラビがミランダの意外な姿に戸惑っていると最後に、ミランダが大きく息を吸って一番に言いたい事を叫んだ
「神田君は本当は凄く優しくて可愛いんだから!!」
「……へ?」
「あ……」
自分が叫んだ言葉に気付いて真っ赤になってしまうミランダと、それを見てニヤニヤしているラビ…
「ミランダ?ユウの事大好きなんだねえ♪」
「ああああああ私はこれで!!」
そう言って脱兎の如く駆けていってしまうミランダとその後ろ姿を笑いながら見送るラビ…
ただラビは知らなかった…自分の背後の廊下の角からばっちり二人の話を盗み聞きして顔を真っ赤にした神田が六幻を抜刀して近づいている事に…
END
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