ブレーキンダウン
俺がこの女と居るのはどうしてだろう…
俺もこいつもエクソシストだ、いつ死んでもおかしくはない…
それでも二人で居るのが多いのは…………
「何考えてるの神田?」
教団の中庭でぼんやりと考え事をしていた神田を覗き込むリナリー
「別に…」
「Hな事?」
「‥なっ!」
「あら?図星?」
「違う!」
リナリーはからかっただけだが期待どおりの反応に笑っている
「それで何考えてたの?」
「………お前の事だ。」
「えっ?」
予想もつかなかった答えに戸惑うリナリー
「やっ!やだちょっと突然何言いだすのよ……」
「……‥なあ?」
「えっ何?」
先程から顔色を変えずにリナリーに問う
「お前は何で俺と一緒にいるんだ?」
聞かれたリナリーはキョトンとしてしまう
「?、どうして?」
「お前は……俺と居て楽しい…のか?…」
「別に楽しいから一緒に居るんじゃないわよ?」
「…じゃあ、なんでだ?」
求めている答えと違ったのか神田は更にリナリーに問う
「実は…私もよく解らないのよね?」
「何?」
「神田は無愛想だし協調性ないし口は悪いし暴力的だし……」
「………………………」
急に自分の事を語りだしたリナリー
(この女、俺をそんな風に見てたのか……!)
まだまだリナリーは語るのを止めない
「ファインダーの人達ともすぐ喧嘩するし人の言う事聞かないしワガママだしちょっと馬鹿だし……」
「……おいっ!」
馬鹿と言われていい気になる人間はいないだろう
「お前が俺をどう思っているか十分にわかった!」
神田は怒鳴るように言った
「俺の事が嫌いならそう言えばいいだろう!」
言われたリナリーは何が何だか分からない
「ちょっと……何言って……」
「ふんっさっきから黙って聞いていれば……何なんだ?お前は俺をからかいたいから一緒にいるのか!?」
「なっ!」
言われたリナリーは少しカチンッときた
「ちょっと!怒るわよ!?」
「何だ?本当の事だろ?」
「私が神田を嫌いだなんて一言も言ってないでしょ!!」
リナリーの悲痛な叫びが神田の心を揺らす
「あっ?」
今度は神田が何を言われたか理解できない
「なんだよ…じゃあなんだよ?」
「………き」
神田の問いに小さな声で答えるリナリー
「あ?」
しかしその答えは神田の耳に届かず、思わず聞き返す神田
そして一旦黙ってしまったリナリーが何かを決意したように大きな声を出した
「……好きなのよ!」
「!?」
その答えに二人の時が止まった
俺もこいつもエクソシストだ、いつ死んでもおかしくはない…
それでも二人で居るのが多いのは…………
「何考えてるの神田?」
教団の中庭でぼんやりと考え事をしていた神田を覗き込むリナリー
「別に…」
「Hな事?」
「‥なっ!」
「あら?図星?」
「違う!」
リナリーはからかっただけだが期待どおりの反応に笑っている
「それで何考えてたの?」
「………お前の事だ。」
「えっ?」
予想もつかなかった答えに戸惑うリナリー
「やっ!やだちょっと突然何言いだすのよ……」
「……‥なあ?」
「えっ何?」
先程から顔色を変えずにリナリーに問う
「お前は何で俺と一緒にいるんだ?」
聞かれたリナリーはキョトンとしてしまう
「?、どうして?」
「お前は……俺と居て楽しい…のか?…」
「別に楽しいから一緒に居るんじゃないわよ?」
「…じゃあ、なんでだ?」
求めている答えと違ったのか神田は更にリナリーに問う
「実は…私もよく解らないのよね?」
「何?」
「神田は無愛想だし協調性ないし口は悪いし暴力的だし……」
「………………………」
急に自分の事を語りだしたリナリー
(この女、俺をそんな風に見てたのか……!)
まだまだリナリーは語るのを止めない
「ファインダーの人達ともすぐ喧嘩するし人の言う事聞かないしワガママだしちょっと馬鹿だし……」
「……おいっ!」
馬鹿と言われていい気になる人間はいないだろう
「お前が俺をどう思っているか十分にわかった!」
神田は怒鳴るように言った
「俺の事が嫌いならそう言えばいいだろう!」
言われたリナリーは何が何だか分からない
「ちょっと……何言って……」
「ふんっさっきから黙って聞いていれば……何なんだ?お前は俺をからかいたいから一緒にいるのか!?」
「なっ!」
言われたリナリーは少しカチンッときた
「ちょっと!怒るわよ!?」
「何だ?本当の事だろ?」
「私が神田を嫌いだなんて一言も言ってないでしょ!!」
リナリーの悲痛な叫びが神田の心を揺らす
「あっ?」
今度は神田が何を言われたか理解できない
「なんだよ…じゃあなんだよ?」
「………き」
神田の問いに小さな声で答えるリナリー
「あ?」
しかしその答えは神田の耳に届かず、思わず聞き返す神田
そして一旦黙ってしまったリナリーが何かを決意したように大きな声を出した
「……好きなのよ!」
「!?」
その答えに二人の時が止まった
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