奇跡の軌跡

「「「あ!」」」

「彼はイノセンスを体内に入れる事が出来るんだろう?だったら取る事も可能じゃないのか?」

「そうだ……そうですよ!ヘブラスカなら何とか出来ますよ!」

「「「行こう!!」」」

解決策が見つかったので五人は隣の部屋へ
……


「皆どうしたの?私大丈夫だった?」

「ええ!今から君を治します!」

「……手術するの?」

「…手術は…どうだろうな?」

「?」

「5歳児にヘブラスカはキツいんじゃない?」

「へぶらすか?」

「いやぁ我輩も初めて見た時は腰を抜かしたである…」

「「クロウリー!」」

「あ」

見るとミランダは今のクロウリーの発言に怯えている

「ううぅ…」
その姿を見てアレンが優しく声をかける

「だっ大丈夫ですよミランダ?ヘブラスカは怖くありません」

「…本当?」

「本当よ?ヘブラスカっていうのはお医者さんの名前よ?」

「お医者さん?」

「そうそう!ヘブラスカにかかればミランダなんて直ぐに良くなっちゃうさぁ!」

「…わかった」

落ち着きを取り戻したミランダ…
五人はミランダを連れてヘブラスカの元へと向かう事に…
………
……


教団最奥のエレベーターを降りる六人…
一行はヘブラスカがいるイノセンスの間へ…

「…ここにヘブラスカがいるの?」

暗いホールに少し怯え気味のミランダ

「…ヘブラスカ!出て来てください!!」
ホールにアレンの声がこだまする…

ズ…
ズズズ…

そんな音が聞こえた後…

ズオオ…!

六人の前にヘブラスカが現れた…

「アレン…ウォーカー……どうし……」
「きゃあああああ!!!」

ヘブラスカが言い終わる前にホールにミランダの叫び声が響き渡った

「な…なんだ……ミランダ…ロットー……?」

「いやぁ!お化けぇ!」

「ミランダ!落ち着いて?」
「そうです!ヘブラスカはお化けじゃないです!」

「な……何…なんだ…?…一体……?」

何が起きているか解らないヘブラスカの目の前でしばらくパニックのミランダを全員であやすエクソシスト五人の姿が続いた…

十分後…

「も、もう……大丈夫…か?」
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