奇跡の軌跡

横にいたアレンに声をかけたリナリーだったが…

「うおぉ…何故ですミランダさん……何故神田なんですぅ…」

「アレン君……」

何も出来ない二人はただ待つだけだった…

………
……


数十分後…三人が部屋から出てきた

「ドクター!ミランダさんは…」
勢いよく席を立ったアレンをドクターが制した
見るとアレンが大声を出したせいか怯えて神田の後に隠れてしまうミランダ

「あ…」

「……私は今からミランダのレントゲンを調べる…その間、君達はご飯でも食べてきなさい」

「はい…お願いします」

……


ミランダを連れて廊下を歩く三人
「ねぇ…私大丈夫なのかな?」
不安そうな声をだすミランダ

「…大丈夫よミランダ…心配しないで?この病院のお医者さんの腕は凄いんだから!」

「…本当に?」

「本当ですよ?世界で一番の腕を持ってる人達がいますからね?」

「本当!?凄いね!」

「ああ…だから何も心配するな…」

「うん…わかった!」
にっこりと笑顔を見せるミランダ
……

そして四人は食堂に着く

「ミランダ?ここが食堂よ?」

「うわぁ…大きいね!」
教団の大食堂を見てミランダは目を輝かせている

「ミランダは何が食べたい?」

「えとね…ハンバーグ!」

「ハンバーグね?じゃあ神田、ミランダと席に座ってて」

「ん…」
ミランダの手を引いて神田が席を探しにいく…

「じゃあアレン君注文しに…アレン君?」

「…どうして神田なんですぅ」
ダメだこりゃ…

……


「あ~ら今日はどうしたの?アレンちゃんとリナリーで?」

「……のっぴきならない事情がありまして」

「?」

「ねぇジェリー、ハンバーグでお子様ランチ作れるかしら?」

「お子様ランチ?作れるけど誰が食べるの?」

「……ミランダが」

「…ふ~ん、まあいいわ、アレンちゃんは?」

「僕は……」
いつもの如く超大量の注文をするアレン…

……
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