奇跡の軌跡

「よかった…」
リナリーが安堵の声をだす
「もう……大丈夫だ…目覚めれば…元に…戻っている…だろう…」

「ありがとう…ヘブラスカ」
ヘブラスカの言葉を聞いて皆帰りのエレベーターに乗り込もうとした時…

「あぁ…アレン…待て…」
「え?」
ミランダをおんぶしたアレンにヘブラスカが待ったの声をかける

「お前…だけには…話しておきたい…事が…ある」

「僕だけ?」

「……じゃあ私達は先に行ってるね?」

「はい…皆…ありがとうございました」
エレベーターに乗った仲間にさよならを言うアレン

…………

エレベーターが上に向かったのを確認してヘブラスカが話を始める

「ミランダが…こうなったのは…お前の…為らしい」

「!? どういう事です!?」

「さっき…ミランダの…イノセンスに…聞いたら…ミランダはこう…願った…らしい…」

あの時…古時計を掃除しながら独り言を言っていたミランダ…
アレンがくる前にこんな事を呟いていた

『10歳も年上の人と付き合うってどんな感じなのかしら?』

………
……



「………え?」

「それを聞いた…イノセンスが…ミランダの願いを…叶えた…」

「えぇ?」

「本当は…お前を…35歳に…したかった…らしい…」

「えぇ!?」

「しかし…所詮は残りカス…だと…自覚していて…シンクロできずに…諦めたそうだ…だから…仕方なく…シンクロ率の高い…ミランダの精神を……」

「僕より10歳若くしたと…」

「そういう…事だ…」

「ミランダさん…」
床で安らかに寝息を立てているミランダをチラリ見るアレン…
(僕たちが何歳差でも…僕は貴女を愛していますよ…)
寝ているミランダを背中におぶさるアレン

「それじゃあヘブラスカ…僕達も行きますね?」

「ああ…また…な…」

挨拶をしてエレベーターに乗り込むアレン…

「……アレン…」

「はい?」

「……ミランダ…は…皆に…愛されて…いるな…」
そう言ってアレンに微笑むヘブラスカ

「…はい!」

アレンが返事をするとエレベーターが上に上がっていった…

………
……
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