二人でクロウリーの肩を掴む…

「「それは…」」

「それは？」




「「お前の事じゃあ！！！」」

ばごっ！

「はう！」

二人の怒りの鉄拳がクロウリーに炸裂した…
食堂で頭を回し倒れるクロウリー

「まったく！人騒がせな！」

「ちぃ！余計な手間かけさせやがって…」

「神田…どうします？呆気なく解決しちゃいましたけど？」

「……明日コイツをコムイの所に差し出せばいい」

「クロウリーさんどうします？」

「反省させる意味も含めて…放っておけ！」

そうしてスタスタと食堂を出ていってしまう二人
……
…
翌朝クロウリーが目を覚ました時に見たものは…
事件解決のご褒美にジェリーの特製料理に舌鼓を打つアレンと神田と……目の前で、
「……つまみ食いなんてするコにはお仕置きが必要ねぇ」…と
サングラスの下で怒りの顔をしているジェリーの姿であった

「ぎゃあ！ごめんなさいであるぅう！」

………
……
…

「「ご馳走様でした」」

二人同時に御飯を食べ終わり話は昨日の話に…
「いやぁでも…」
「あ？」
「神田も幽霊が怖いんですねぇ？」
「なっ！」
「『くっ来るなぁ！助けて！』（助けては言ってない）ですって……何か新鮮でしたよ、あんな神…だ？」
振り返ったアレンの目には鬼の形相をして六幻を開放している神田が…
「……死ねぇ！」
「ぎゃあ！」

こうして教団にまた騒がしい日々が戻ってきたのであった…

END