それぞれのバレンタイン
神田、リナリー編
その日リナリーが見たものは…
「神田さん、どうぞ?」
「…ああ」
女の人からチョコを貰う神田の姿だった…
女の人が去った後無言で神田に近づくリナリー…
「………」
「…ん?リナリー?」
何やら怒った顔のリナリーを見て神田は疑問の声をあげる
「…何怒ってるんだ?」
「怒ってない!」
「…怒ってるじゃねえか……」
「……何で?」
「あ?」
「何でチョコ受け取るのよ!」
「あ?アレは団員全員に配る義理の…」
「でもヤダ!」
「……そうか、わかった」
「え?」
「もう今日はチョコを誰からも受け取らない」
「え……それは…」
「…ん?何勘違いしてるんだ?」
「え?」
「……義理チョコだけだ…お前のは貰う」
そう言ってリナリーに手を差し出す神田
「くれよ…本命」
「っ…馬鹿……」
そしてチョコの包みを差し出すリナリー
「ん……食っていいか?」
「うん?いいわよ?」
包みを開けてチョコを取り出し一口かじる神田
「神田柔らかいチョコ嫌いだったわよね?」
「ああ…噛じるタイプが好きだ………少し苦いな…」
「そう?味見したけどそんなに…」
「苦いって…」
「そんなに苦く作ってないんだけど…」
「苦いって…ほら」
「え?」
突然リナリーを自分の方に引き寄せる神田…
そして…
ン゛~!?
まだチョコが残る唇をリナリーに押し付けた…
たっぷりと唇を重ねた後…
「っ……はぁ…」
「ん……ほらな…苦いだろ?」
そしてリナリーの答えを聞かぬままスタスタと歩いていく神田…
今の出来事に呆然としていたリナリー…
口元に残るチョコを指で拭い口の中へ…
「なによ……甘いじゃない…!」
その日リナリーが見たものは…
「神田さん、どうぞ?」
「…ああ」
女の人からチョコを貰う神田の姿だった…
女の人が去った後無言で神田に近づくリナリー…
「………」
「…ん?リナリー?」
何やら怒った顔のリナリーを見て神田は疑問の声をあげる
「…何怒ってるんだ?」
「怒ってない!」
「…怒ってるじゃねえか……」
「……何で?」
「あ?」
「何でチョコ受け取るのよ!」
「あ?アレは団員全員に配る義理の…」
「でもヤダ!」
「……そうか、わかった」
「え?」
「もう今日はチョコを誰からも受け取らない」
「え……それは…」
「…ん?何勘違いしてるんだ?」
「え?」
「……義理チョコだけだ…お前のは貰う」
そう言ってリナリーに手を差し出す神田
「くれよ…本命」
「っ…馬鹿……」
そしてチョコの包みを差し出すリナリー
「ん……食っていいか?」
「うん?いいわよ?」
包みを開けてチョコを取り出し一口かじる神田
「神田柔らかいチョコ嫌いだったわよね?」
「ああ…噛じるタイプが好きだ………少し苦いな…」
「そう?味見したけどそんなに…」
「苦いって…」
「そんなに苦く作ってないんだけど…」
「苦いって…ほら」
「え?」
突然リナリーを自分の方に引き寄せる神田…
そして…
ン゛~!?
まだチョコが残る唇をリナリーに押し付けた…
たっぷりと唇を重ねた後…
「っ……はぁ…」
「ん……ほらな…苦いだろ?」
そしてリナリーの答えを聞かぬままスタスタと歩いていく神田…
今の出来事に呆然としていたリナリー…
口元に残るチョコを指で拭い口の中へ…
「なによ……甘いじゃない…!」