夢を見るのは自分の為
「アレン君…」
「……今朝はごめんなさいミランダさん…」
「いいのよ……それよりどうしたの…?どうして機嫌が悪かったの?」
「そ、それは…その…」
「私が…何かしちゃった?」
「え!?」
「だって…食堂でジェリーさんが…」
「あ~?う~ん……?確かにミランダさんがしたことにショックを受けてるんですが……」
「!わ、私何しちゃったの?心当たりが……」
「……寝言を」
「え?」
「今朝ミランダさんの寝言を聞いてしまったんです……」
「ど、どんな!?」
寝言なら心当たりが無いのも当然だ…
それよりも自分はどんな寝言を言ってしまったのだろう?
「……名前を呼んでいたんです」
アレンは悲しそうに呟いた…
「そんな!私にはアレン君しかいないわ!……私は寝言で誰を呼んでいたの?」
ミランダはアレンに疑われたのにショックを受け寝言で誰を呼んでいたか聞いたがそれに対するアレンの返事は不思議な答えだった
「…………僕です」
「え?」
「ミランダさんは寝言で僕を呼んだんです…」
????
ミランダはさっぱり意味がわからない
「…それがどうして?」
「どうして!?当たり前じゃないですか!ミランダさんは寝言で僕を呼んで幸せそうな顔をしていたんですよ!?」
「はぁ…」
「夢の僕は貴女に何をしたんですか!」
「……え?」
「くやしいです!夢の中の僕が貴女にキスでもしていたかと思うと!」
「ア、アレン君?」
「さあミランダさん!夢の僕は貴女に何をしたんです!?」
「え!?………ゴメンなさい…覚えてないわ」
「…本当ですか?」
「…うん…本当……だって今朝は…」
「今朝は?」
「……起きたらアレン君がいないんだもの……夢どころじゃなかったわ…」
「え?」
「ねぇアレン君…私を幸せにしてくれてるのは今目の前にいるアレン君だけなの…だからお願い…何も言わずに姿を消すなんてやめて……」
「……ミランダさん!」
アレンはミランダを抱きしめた
「ゴメンなさい!僕が馬鹿でした!もう二度と貴女を悲しませたりしません!」
「アレン君…ありがとう」
ミランダもアレンを抱きしめ返した…
…………
………
……
…
しばらく抱き合っていた二人だが突如ミランダが呟いた
「……でも寝言だったらアレン君も言ってるわよ?」
「え!?どんな!?」
「………私の名前…とか」
「え……僕も?」
コクリと頷くミランダ
「それはそれは幸せそうな顔だったわ…」
その時の寝顔を思い出したのか幸せそうな顔のミランダ
「ねぇアレン君…」
「は、はい?」
「夢で私を見た日は私に言ってね?」
「え?」
そう言ってミランダはアレンの耳元で呟く…
その言葉でアレンは赤面する事になる
夢の私に負けないくらいアレン君を愛したいから…
END
「……今朝はごめんなさいミランダさん…」
「いいのよ……それよりどうしたの…?どうして機嫌が悪かったの?」
「そ、それは…その…」
「私が…何かしちゃった?」
「え!?」
「だって…食堂でジェリーさんが…」
「あ~?う~ん……?確かにミランダさんがしたことにショックを受けてるんですが……」
「!わ、私何しちゃったの?心当たりが……」
「……寝言を」
「え?」
「今朝ミランダさんの寝言を聞いてしまったんです……」
「ど、どんな!?」
寝言なら心当たりが無いのも当然だ…
それよりも自分はどんな寝言を言ってしまったのだろう?
「……名前を呼んでいたんです」
アレンは悲しそうに呟いた…
「そんな!私にはアレン君しかいないわ!……私は寝言で誰を呼んでいたの?」
ミランダはアレンに疑われたのにショックを受け寝言で誰を呼んでいたか聞いたがそれに対するアレンの返事は不思議な答えだった
「…………僕です」
「え?」
「ミランダさんは寝言で僕を呼んだんです…」
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ミランダはさっぱり意味がわからない
「…それがどうして?」
「どうして!?当たり前じゃないですか!ミランダさんは寝言で僕を呼んで幸せそうな顔をしていたんですよ!?」
「はぁ…」
「夢の僕は貴女に何をしたんですか!」
「……え?」
「くやしいです!夢の中の僕が貴女にキスでもしていたかと思うと!」
「ア、アレン君?」
「さあミランダさん!夢の僕は貴女に何をしたんです!?」
「え!?………ゴメンなさい…覚えてないわ」
「…本当ですか?」
「…うん…本当……だって今朝は…」
「今朝は?」
「……起きたらアレン君がいないんだもの……夢どころじゃなかったわ…」
「え?」
「ねぇアレン君…私を幸せにしてくれてるのは今目の前にいるアレン君だけなの…だからお願い…何も言わずに姿を消すなんてやめて……」
「……ミランダさん!」
アレンはミランダを抱きしめた
「ゴメンなさい!僕が馬鹿でした!もう二度と貴女を悲しませたりしません!」
「アレン君…ありがとう」
ミランダもアレンを抱きしめ返した…
…………
………
……
…
しばらく抱き合っていた二人だが突如ミランダが呟いた
「……でも寝言だったらアレン君も言ってるわよ?」
「え!?どんな!?」
「………私の名前…とか」
「え……僕も?」
コクリと頷くミランダ
「それはそれは幸せそうな顔だったわ…」
その時の寝顔を思い出したのか幸せそうな顔のミランダ
「ねぇアレン君…」
「は、はい?」
「夢で私を見た日は私に言ってね?」
「え?」
そう言ってミランダはアレンの耳元で呟く…
その言葉でアレンは赤面する事になる
夢の私に負けないくらいアレン君を愛したいから…
END
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