夢を見るのは自分の為

「あ~ら?今日は三人なのね?」
食堂でジェリーが珍しいわね?と三人に声をかける
「…ねえ?ミランダ?アレンちゃんと何かあったの?」

「え!?」

「だってさっき…」
………
……

『おはようアレンちゃん?』

『おはようございますジェリーさん』

『今日はミランダは一緒じゃないのねぇ?』

『………』

(あら?何かしら…?様子が…?)

『…さ、さ~て今日は何を食べるのかしらぁ?』

『あっはい…じゃあ……』

………
……

「深くは聞かなかったけど何か落ち込んだみたいだったわよぉ?」

「アレン君が…」

落ち込んでると言われてもミランダには心当たりがまるでない、むしろ落ち込んでいるのはこちらであるというのに…

「…何か訳ありみたいねぇ?」

三人はジェリーに注文を済ませ料理を運んで朝食を食べる事にしようとした
その時アレンの姿を見つけた神田が二人に声をかけた

「……朝食は二人で食べててくれ」

「「え?」」

「…俺はモヤシと食う」

「ちょっと神田!」

「……少し話を聞くだけだ…待ってろ」

そう言ってスタスタとアレンの元に歩いていってしまう神田

「リナリーちゃん…」

「う~ん?ここは男同士だし、神田に任せてみましょう?」

「……うん」
そうしてリナリーとミランダが席に座って朝食を食べて数分後、神田が戻って来た……何やら怒った顔で

「お帰り、アレン君何だって?」

「……阿呆らしい!」

「え?」

「おい、ミランダ!」

「はっはい!?」

「……モヤシが謝りたいから朝食が済んだら部屋で待ってて欲しいだとよ」

「え?」

「ねぇ神田?アレン君何だって?」

「……話すのも阿呆らしい!くだらん!」

アレンとどんな話をしたのだろう……?
疑問が残る二人だが問題が解決しそうなので朝食の続きを食べる事にした…
………
……

「じゃあミランダまたね?」

「またね…リナリーちゃん…神田君…」

朝食を食べ終えた三人…
リナリーと神田と別れたミランダは急いで自室へと向かう
そうして自室でアレンの到着を待っていたミランダ
数分後扉がノックされアレンが部屋に戻って来た…
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