お兄ちゃんは心配性

な!ちょ!ばー!!」

突然科学室にコムイの奇声が響き渡った
科学室のメンバーは何事だと思い振り返った

(室長ついにイカれちまったのか?)

(訳わからないこと突然叫んで…)

(あ~ありゃあ(何?)(ちょっと!)(馬鹿な!)って言っただけだよ…)

(…流石リーバー班長…室長の事よくわかってますね…)

(……嬉しくねぇよそんな事…)

そんなやりとりを科学班のメンバーとした後、騒ぎの元凶に近づく

「はいはい室長どうしたンすか?」

「…リーバー君」
振り向いたコムイの目は悲しみと怒りに包まれた…そんな目をしていた

「しっ室長?」

「…君は知っていたのかい?」

「なっ何をです?」

「とぼけるんじゃないよ!僕のリナリーとあのバカンダが付き合ってるらしいじゃないかぁ!!」

(知らなかったんだてか誰が教えたんだ…)
「あー…その…バカンダはないんじゃないですか?」

「何を言ってるんだい!あんな六幻にしか興味ない単独行動バカ!名前があるだけ有り難いよ!」

(ひでぇ…)
「でも最近の神田は皆と打ち解けてますよ?やっぱりリナリーのおかげ…」

「うぅ…」

「室長?」

「どうしてなんだいリナリー!?よりによってあのバカンダとだなんて!!」
リーバーの話など聞いてはいないように嘆きだすコムイ
「ああ…僕の可愛いリナリーがあんな馬鹿と…」
嘆くコムイ…その時科学室の扉が開く…


「兄さん?報告書持って来たわよ?」
「………」
今一番この部屋に来てはいけない二人…リナリーと神田が現れた…
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