一月一日

「アレン君?」

「えっ?」
アレンが声のした方を振り向くとミランダが立っていた

「ミランダさん!どうしてここに?パーティーはどうしたんです?」

「もう皆からお祝いの言葉はもらったし…それに今日は私だけの日じゃないでしょう?アレン君……あけましておめでとう」

「……そちらこそ、おめでとうございます」
二人頭を下げて礼を言う

「アレン君こそどうしてここにいるの?パーティーが始まった時から姿が見えなかったから…」

「え!いや!あの…そう!…ミランダさんへのプレゼントが用意できなくて申し訳が立たなくて…」

「それは?」

「え!?」
先程から手に持っていた小箱をあっさり見つけられるアレン

「いや!コレは…駄目です…皆に比べたら…」

「…見せて?」
アレンに向かって手を差し出すミランダ、観念したように小箱を差し出すアレン

「開けてもいい?」

「いいですけど…笑わないでくださいね…」
アレンの言葉を聞いた後ミランダが小箱を開けた……中には少しいびつな形をした指輪が入っていた…
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