夢の続き
「ここ…かしら?」
図書室の入り口から顔を覗かせ中を見ていたミランダは図書室内の机に眠る白髪の少年を見つけた
(いたけど……眠ってるわね………)
ミランダはすやすやと眠る歳の離れた恋人の顔を眺めている
(本当に…可愛い寝顔ね………)
数奇なる運命に選ばれた神の使徒エクソシスト……呪われた目と赤い腕を持つ少年……そしてその少年によって歯車が動きだした時計の女………二人の出会いも運命に導かれていたのだろうか?
クシュンッ!
静寂の図書館に眠っている少年のくしゃみが響き渡る、室内とはいえ冷たい石畳に覆われた図書館は少し冷える…団服を着たミランダは防寒が出来ているが生憎アレンは普段着だ、任務帰りの疲れた身体では風邪を引いてしまうかもしれない
(起こさないと風邪引いちゃう…)
「アレン君、起きて?身体壊しちゃうわよ?」
そう言ってアレンの身体を揺するミランダ
「うぅ~ん……?」
少し寝呆けたままのアレンが目を覚ました
「あれぇ?ここは?」
周りを見渡しミランダの存在に気付いたアレン、二人の目が合い恋人に声を掛けようとしたミランダだったが、ソレよりも速くアレンの口が動いた
「おはよう、お母さん」
「………え!?」
言われたミランダは意味を理解するのに必死だった
(えっ?お母さんて…私?えっ?えっ?アレン君は私をそういう風に見てたの?恋人と思ってたのは私だけ!?)
タッ!タタタっ!バタン!
一つの答えを導き出したミランダは走って図書館から出ていった
「……あれぇ?ミランダさん?」
寝呆けていたアレンはまだ現実との区別がついていない
(? ミランダさんが居たような……?気のせい?)
瞼をこすりながら辺りを見渡していたアレンは何か、もどかしさを感じながら何かを思い出したように図書室を後にした……
図書室の入り口から顔を覗かせ中を見ていたミランダは図書室内の机に眠る白髪の少年を見つけた
(いたけど……眠ってるわね………)
ミランダはすやすやと眠る歳の離れた恋人の顔を眺めている
(本当に…可愛い寝顔ね………)
数奇なる運命に選ばれた神の使徒エクソシスト……呪われた目と赤い腕を持つ少年……そしてその少年によって歯車が動きだした時計の女………二人の出会いも運命に導かれていたのだろうか?
クシュンッ!
静寂の図書館に眠っている少年のくしゃみが響き渡る、室内とはいえ冷たい石畳に覆われた図書館は少し冷える…団服を着たミランダは防寒が出来ているが生憎アレンは普段着だ、任務帰りの疲れた身体では風邪を引いてしまうかもしれない
(起こさないと風邪引いちゃう…)
「アレン君、起きて?身体壊しちゃうわよ?」
そう言ってアレンの身体を揺するミランダ
「うぅ~ん……?」
少し寝呆けたままのアレンが目を覚ました
「あれぇ?ここは?」
周りを見渡しミランダの存在に気付いたアレン、二人の目が合い恋人に声を掛けようとしたミランダだったが、ソレよりも速くアレンの口が動いた
「おはよう、お母さん」
「………え!?」
言われたミランダは意味を理解するのに必死だった
(えっ?お母さんて…私?えっ?えっ?アレン君は私をそういう風に見てたの?恋人と思ってたのは私だけ!?)
タッ!タタタっ!バタン!
一つの答えを導き出したミランダは走って図書館から出ていった
「……あれぇ?ミランダさん?」
寝呆けていたアレンはまだ現実との区別がついていない
(? ミランダさんが居たような……?気のせい?)
瞼をこすりながら辺りを見渡していたアレンは何か、もどかしさを感じながら何かを思い出したように図書室を後にした……