陽炎

(Aメロ)
人の体温 同じくらいの外に
独りで歩いていた

(Aメロ)
その暖かさ 例えばそれが君なら
とても嬉しいのに

(Bメロ)
浮かんでは すぐに消えてゆく
面影を捕まえに

(サビ)
微かに揺れる陽炎みたいに
君の気持ちをくゆらせてきた
体中は水浸しになって
夏の日が照らしてゆく


(Aメロ)
街の騒音 耳につんざく
無いなら無いで空しいだけ

(Bメロ)
わがままなせいで傷つけて
出て行った 二日前に

(サビ)
人で溢れる雑踏みたいに
君の気持ちをごまかしてきた
抽象的なものが重なって
音も無くさらってゆく


(Cメロ)
微かに揺れる… 微かに揺れる…
微かに揺れる… 面影を捕まえに…


(サビ)
空気に化ける陽炎みたいに
君の気持ちをくゆらせてきた
気づいたときには見えなくなって
夏の日が沈んでゆく
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