Shooting STAR
『Shooting STAR』は2023年11月ごろに完成させた曲です。
2022年10月に行われた天皇賞(秋)を初めて現地観戦したときを基にこの曲を作りました。
タイトルの由来は、勝馬のイクイノックスの特徴的な真っ直ぐな大流星から、流星を英語にして付けました。
STARと大文字にしたのは、「大物のスター」という意味も表現したかったためです。
パンサラッサを応援していた自分ですが、残り50m切ったところで差したイクイノックスに衝撃を受けました。
同年の有馬記念、翌年のドバイシーマクラシックに宝塚記念…
全てに勝利し、レース内容に衝撃を受けた自分は何かしら曲にできないかと思い、この歌詞を綴りました。
また、歌詞についてですが、1番は「天皇賞(秋)」を、2番のAメロは「有馬記念」を、2番のBメロ・サビは「ドバイシーマクラシック」を、最後のBメロとサビは「宝塚記念」のことを指しています。
1番のAメロとBメロの歌詞については、
「あれは24年前に現れた一筋の流星が
みんなの願い事が叶う前に
瞬く間に儚く消えていった
沈黙に包まれた日曜日
あの時と同じ場所で同じ時間に
駆け抜けていくその姿を…」
応援していたパンサラッサが2番手を突き放す大逃げを打ち、その姿がまさに24年前の天皇賞(秋)に出走したサイレンススズカとオーバーラップしました。
奇しくも、前半1,000mを57.4秒で駆け抜けていたことは見返して後で知りました。
ただ、4コーナー手前で骨折により予後不良でこの世を去ったサイレンススズカを弔う気持ちを表現するため、この歌詞にしました。
続いてサビですが、
「差し込んだ一筋の新たな流星が
凄まじい勢いで眩(まばゆ)い閃光を飛び出してきて
いきなり秋の天(そら)を一文字に切り裂いて
僕の目の前で追い越していった」
AメロとBメロが伏線となって、次はイクイノックスの視点に移ります。
最終直線でも差が残っていたイクイノックスとパンサラッサですが、徐々にイクイノックスの末脚で差がどんどん縮まり、ゴール板手前で観戦していた自分の目の前でイクイノックスが差してきた際は、あのパンサラッサが負けたと悔しさが出てきました。
しばらくはイクイノックスが勝ったことが受け止められなかったのは事実でした。
また、天皇賞(秋)を示唆するため、「秋の天(そら)」という形を入れてみました。
続いて2番のAメロですが、
「年末の大一番にもう一度
あの流星を一目見ようと人で溢れ
着込んでいた上着の袖を
思わず捲(まく)ってしまうくらい
周りの熱気に包まれた日曜日」
年末の大一番といえば風物詩でもある有馬記念ですが、こちらも生で見ることができたため観戦していました。
イクイノックスの中では未踏の2,500mという長距離をこなせるのか不安がありました。
そのため複勝の馬券を買っていた自分でしたが、イクイノックスが勝った瞬間、やっとあの天皇賞(秋)の実力が嘘ではないと悟りました。
あの熱気は味わったことがなかったため、印象に残っています。
次に、2番のBメロ・サビですが、
「それからちょうど3ヶ月、次の舞台へ
踏み入れていく 異国の地に…
逃げ込んだ 直向きに 誰もが追いつけず
一筋の流星はその差を縮めずに駆け抜けていく
必死に深夜一時、眠い目を擦ってまで
僕は一体、何を見ていたのだろう」
翌年の初戦はドバイシーマクラシックに参戦し、イクイノックスにとって初めての海外輸送を難なくこなす中でどんな差し方で勝つのか楽しみにしながら夜中にグリーンチャンネルを見ていました。
知り合いと電話でやり取りしながら、ゲートが開いて1コーナーに入った瞬間、目を疑う映像が飛び込んでいました。
あのイクイノックスが逃げている。
あまりの衝撃に言葉が詰まってしまい、頭の中が整理ができず、知り合いにイクイノックスが逃げていることしか言えなかった事を覚えています。
最後の直線、差が縮まるどころか突き放し、逃げ切って勝った時は、あまりの衝撃に絶句しました。
自分は一体何を見させられているのか、混乱していたと思います。
知り合いも時間差で映像を見ていましたが、やはり絶句していました。
続いて、最後のBメロ・サビですが、
「唯一の、いや7つの海すら越えて
どこまでも行く 目指す先に…
追い込んだ自らに秘めたる可能性を惜しみなく引き出して
あの時、父ですら2度挑めども届かず、
涙呑んだ最後の一つであるあの宝掴み獲ってみせた」
宝塚記念だけは生で観戦できず、別の競馬場で観戦していました。
初めてイクイノックスの応援馬券を買ったことを覚えています。
イクイノックスは後ろから2番目に控える形でレースを進め、途中捲って最終直線にごぼう抜きという形で追い込みを見せて勝利しました。
ただ、父・キタサンブラックが古馬中長距離GⅠの中で唯一勝てなかった宝塚記念を、息子のイクイノックスが手にして、両グランプリを制したとき、もうイクイノックスに勝てる競走馬はいないと我ながら思いました。
また、「唯一の、いや7つの海すら越えて」については、天皇賞(秋)の2着馬であるパンサラッサ(由来:かつて地球上に存在していた唯一の海)と、宝塚記念の2着馬であるスルーセブンシーズ(由来:7つの海を越えて)を示唆する形にしました。
「あの宝」は言わずもがな、宝塚記念のことを指しています。
今回、数字がいろいろ出てきている中で、一だけは漢数字で、それ以外はアラビア数字にしました。
それは、一着を取ったことを際立たせるため、あえてそうしました。
そして今回は宝塚記念までしか入れていませんが、同年の天皇賞(秋)、ジャパンカップに関しては、続編として作る方向で現在作成中です。
完成でき次第、発表したいと思います。
2022年10月に行われた天皇賞(秋)を初めて現地観戦したときを基にこの曲を作りました。
タイトルの由来は、勝馬のイクイノックスの特徴的な真っ直ぐな大流星から、流星を英語にして付けました。
STARと大文字にしたのは、「大物のスター」という意味も表現したかったためです。
パンサラッサを応援していた自分ですが、残り50m切ったところで差したイクイノックスに衝撃を受けました。
同年の有馬記念、翌年のドバイシーマクラシックに宝塚記念…
全てに勝利し、レース内容に衝撃を受けた自分は何かしら曲にできないかと思い、この歌詞を綴りました。
また、歌詞についてですが、1番は「天皇賞(秋)」を、2番のAメロは「有馬記念」を、2番のBメロ・サビは「ドバイシーマクラシック」を、最後のBメロとサビは「宝塚記念」のことを指しています。
1番のAメロとBメロの歌詞については、
「あれは24年前に現れた一筋の流星が
みんなの願い事が叶う前に
瞬く間に儚く消えていった
沈黙に包まれた日曜日
あの時と同じ場所で同じ時間に
駆け抜けていくその姿を…」
応援していたパンサラッサが2番手を突き放す大逃げを打ち、その姿がまさに24年前の天皇賞(秋)に出走したサイレンススズカとオーバーラップしました。
奇しくも、前半1,000mを57.4秒で駆け抜けていたことは見返して後で知りました。
ただ、4コーナー手前で骨折により予後不良でこの世を去ったサイレンススズカを弔う気持ちを表現するため、この歌詞にしました。
続いてサビですが、
「差し込んだ一筋の新たな流星が
凄まじい勢いで眩(まばゆ)い閃光を飛び出してきて
いきなり秋の天(そら)を一文字に切り裂いて
僕の目の前で追い越していった」
AメロとBメロが伏線となって、次はイクイノックスの視点に移ります。
最終直線でも差が残っていたイクイノックスとパンサラッサですが、徐々にイクイノックスの末脚で差がどんどん縮まり、ゴール板手前で観戦していた自分の目の前でイクイノックスが差してきた際は、あのパンサラッサが負けたと悔しさが出てきました。
しばらくはイクイノックスが勝ったことが受け止められなかったのは事実でした。
また、天皇賞(秋)を示唆するため、「秋の天(そら)」という形を入れてみました。
続いて2番のAメロですが、
「年末の大一番にもう一度
あの流星を一目見ようと人で溢れ
着込んでいた上着の袖を
思わず捲(まく)ってしまうくらい
周りの熱気に包まれた日曜日」
年末の大一番といえば風物詩でもある有馬記念ですが、こちらも生で見ることができたため観戦していました。
イクイノックスの中では未踏の2,500mという長距離をこなせるのか不安がありました。
そのため複勝の馬券を買っていた自分でしたが、イクイノックスが勝った瞬間、やっとあの天皇賞(秋)の実力が嘘ではないと悟りました。
あの熱気は味わったことがなかったため、印象に残っています。
次に、2番のBメロ・サビですが、
「それからちょうど3ヶ月、次の舞台へ
踏み入れていく 異国の地に…
逃げ込んだ 直向きに 誰もが追いつけず
一筋の流星はその差を縮めずに駆け抜けていく
必死に深夜一時、眠い目を擦ってまで
僕は一体、何を見ていたのだろう」
翌年の初戦はドバイシーマクラシックに参戦し、イクイノックスにとって初めての海外輸送を難なくこなす中でどんな差し方で勝つのか楽しみにしながら夜中にグリーンチャンネルを見ていました。
知り合いと電話でやり取りしながら、ゲートが開いて1コーナーに入った瞬間、目を疑う映像が飛び込んでいました。
あのイクイノックスが逃げている。
あまりの衝撃に言葉が詰まってしまい、頭の中が整理ができず、知り合いにイクイノックスが逃げていることしか言えなかった事を覚えています。
最後の直線、差が縮まるどころか突き放し、逃げ切って勝った時は、あまりの衝撃に絶句しました。
自分は一体何を見させられているのか、混乱していたと思います。
知り合いも時間差で映像を見ていましたが、やはり絶句していました。
続いて、最後のBメロ・サビですが、
「唯一の、いや7つの海すら越えて
どこまでも行く 目指す先に…
追い込んだ自らに秘めたる可能性を惜しみなく引き出して
あの時、父ですら2度挑めども届かず、
涙呑んだ最後の一つであるあの宝掴み獲ってみせた」
宝塚記念だけは生で観戦できず、別の競馬場で観戦していました。
初めてイクイノックスの応援馬券を買ったことを覚えています。
イクイノックスは後ろから2番目に控える形でレースを進め、途中捲って最終直線にごぼう抜きという形で追い込みを見せて勝利しました。
ただ、父・キタサンブラックが古馬中長距離GⅠの中で唯一勝てなかった宝塚記念を、息子のイクイノックスが手にして、両グランプリを制したとき、もうイクイノックスに勝てる競走馬はいないと我ながら思いました。
また、「唯一の、いや7つの海すら越えて」については、天皇賞(秋)の2着馬であるパンサラッサ(由来:かつて地球上に存在していた唯一の海)と、宝塚記念の2着馬であるスルーセブンシーズ(由来:7つの海を越えて)を示唆する形にしました。
「あの宝」は言わずもがな、宝塚記念のことを指しています。
今回、数字がいろいろ出てきている中で、一だけは漢数字で、それ以外はアラビア数字にしました。
それは、一着を取ったことを際立たせるため、あえてそうしました。
そして今回は宝塚記念までしか入れていませんが、同年の天皇賞(秋)、ジャパンカップに関しては、続編として作る方向で現在作成中です。
完成でき次第、発表したいと思います。
2/2ページ