日曜日の朝とシリウスの手紙
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日曜日の朝はいつも遅くまで寝て過ごすのだが昨日のハリーの事件であって欠伸をしながら長袖に袖を通しチェックのスカートを履くとロングブーツを履いて、セルロッタとハーマイオニーと共に朝食を食べに向かった
どうやらハリーはまだ来てないようだがグリフィンドール以外の寮生達は年齢制限を出しぬいたハリーをよく思っておらず、どこの席からもハリーの悪口が耳に入ってきた
しかもおまけに昨日投げ飛ばしたロンがシェーマス・フィネガンと話しながらグリフィンドールの席で食べているのが目に入ったので、私はジュースとサンドイッチを十枚ほど手に取るとナプキンに巻き付け小さなポーチへと入れると席へと座らず出口へと向かった
「ハーマイオニー、悪いけど私は外で食べるわ」
「リリス、わかったわ!
ハリーのこと…お願いね」
ロンのことはハーマイオニーに任せて私はまだ来ていないハリーを探すことにした
するとタイミングよく談話室から出てきたハリーと出くわした
「リリスか、おはよう」
「ハリーおはよう、今日はなんだか外で食べたい気分だったの。
サンドイッチ、ハリーの分もあるから湖で食べましょ!」
「いいね、僕もそんな気分だったんだ。
行こう」
ハリーと玄関ホールを通り湖にはダームストラングの船が繋がれており、少し肌寒かったが倒れた木に腰掛けてポーチの中からサンドイッチを取り出し一緒に食べ始めた
食べながらハリーが少しずつ話し始めた…
昨日のグリフィンドールでのみんなの歓迎ムードとロンは自分で名前を入れたと勘違いし喧嘩したんだと少し悲しそうにサンドイッチを頬張りながら言っていた
「君は僕がいれてないって信じてくれたんだってね、だからロンを投げ飛ばしたってハーマイオニーから聞いたよ」
「あれはまぁロンが悪いわ、ハリーに嫉妬してるのよ。
ロンは家でも比較されるし親友のハリーは有名で周りの人間はロンを添え物扱いだから今回の件で限界だったんじゃないかしら。
まだ大人になりきれてないから許せなかったんじゃないかしら、でも私はハリーが自ら入れてないってちゃんと理解してるわ」
「ロンには僕の気持ちなんてわからないよ、どこに行っても傷痕をジロジロ見られるあの視線…
入れ替わってあげたいぐらいだよ!
リリスが居てくれて本当によかった…
いつも僕が困ったときに助けてくれるよね、本当にありがとう…」
ロンに怒っていたが私を抱きしめると少し落ち着いたようだったので、食べ終えた私はポーチからレターセットと羽根ペンとインクを取り出した
「ハリー、シリウスに今すぐ手紙を書くべきだわ。
四人目の代表選手のことは日刊予言者新聞に載るはずだから…
新聞で知るよりも名付け親であるシリウスは貴方の口から聞きたいはずよ」
「でもリリス…
僕の傷痕がチクチクするだけでこぢちに戻ってきたんだ、三校対抗試合に僕の名前が入れられたなんてシリウスが知ったらそれこそ城に乗り込んできちゃうよ…」
「頭に血がのぼりやすい性格だけどさすがにそこまでしないわよ、ハリーこれは秘密にしておけるようなことじゃないわ」
足元にいたセルロッタが頷くかのように鳴き私の説得もあってハリーは羽ペンを受け取り、その場でシリウスへと手紙を書き始めた
"シリウスおじさん
ホグワーツで起こっていることはなんでも知らせるようにとおっしゃいましたね、それでお知らせします…
もうお耳に入っているかもしれませんが今年の三大魔法学校対抗試合があり、土曜日の夜僕が四人目の代表選手に選ばれました。
だれが僕の名前を炎のゴブレットにいれたのかわかりません。
だって僕じゃないんです、もう一人のホグワーツ代表はハッフルパフのセドリック・ディゴリーです。
おじさんもバックビークもどうぞお元気で…
ハリーより,
手紙を書き終えたタイミングを見ていたかのようにロゼが空から降りてきた
「書けた!」
「ちょうどロゼが来てくれたから今回は私のロゼに届けてもらいましょう。
次からは学校の梟を使ったほうがいいわね、ロゼこの手紙をお願いね」
ハリーの書いた手紙を嘴に咥えさせるとロゼは空高く舞い飛んで行ってしまった…
「ハリー、三校対抗試合は過酷な試練が待ち構えているわ。
貴方はみんなよりも年下で知識も劣るわ、命をかけたこの試合になんとしても生き残らなくちゃ!
どうせ城に戻りたくない気分なら、私がためになる魔法を教えてあげるわ!」
「リリスにはお見通しか…
今日はリリス先生に是非とも魔法を教えて貰いたい」
ようやくいつものハリーのように笑ってくれたので安心し、杖を取り出し盾の呪文や麻痺の呪文などを日が暮れるまで教えた…