ボーバトンとダームストラング
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一週間後…
夕日が落ちボーバトンとダームストラングの生徒達が来る為、玄関ホールに全生徒達が集まっていた
ダームストラングにいるノアに会えるので私はまだ見えないのかワクワクし、他の生徒達や先生もまだかと興奮していた
すると夜空を十二匹の天馬に引かれ、巨大なパステルブルーの馬車が見えた
凄いスピードで降りてくると玄関ホールに止まり、馬車からハグリッドと同じように大きな女性が出てきた
アルバスの拍手につられて私達も一斉に拍手しアルバスは女性に近づくと手を取り、手の甲へとキスをした
「これはこれはマダム・マクシーム、ようこそホグワーツへ」
「ダンブリー・ドール、おかわりーありませーんか?」
「お陰様で上々じゃ」
「私のせいとです、カルカロフはまだきーませんか?」
「もうすぐ来るじゃろ、城中に入られて暖を取るほうがよいかな。
天馬はこちらの魔法生物飼育学の先生が責任持って世話するじゃろう」
アルバスの隣にいたハグリッドは大きな声で"わかりました,と了承するとマダム・マクシームをずっと見つめていた
「おや城中に入る前にどうやら着いたようじゃ」
ボーバトンの生徒達を案内しようてしたがアルバスが湖を指差すと、湖が突然泡立ち渦の中から幽霊船のような薄気味悪い船が現れた
船から厳つい男達が降りてくると先頭にいた男がアルバスへと抱きついた
「ダンブルドア!
しばらくだな、元気か?」
「元気いっぱいじゃよ、カルカロフ」
「ホグワーツは懐かしい…
ここに来れたのは実に嬉しい、ビクトール!
城中に入ってもかまわないか?
ビクトールは風邪気味なのでね」
カルカロフの後ろにあの有名なクディッチの選手であるビクトール・クラムがノアと共に立っていた
分厚い毛皮を着て制服は深紅のローブを着ていた…
私と目があったノアはウィンクしてきたので微笑み返し、隣にいたロンが"クラムだ!,と叫んだので驚いた
ボーバトンとダームストラングの一行達の後ろを私達は歩き、大広間へと向かった
ボーバトンの生徒達はレイブンクローのテーブルに座り、ダームストラングの生徒達はスリザリンの席に座った
「ちッ、スリザリンの奴らがクラムを取った!
マルフォイの奴のあの得意げな顔…
けっ!」
「ロン、クラムと座れなかったからってちょっと言葉使いが悪すぎるわよ」
「リリス、ロンはクラムが大好きなんですって。
ダンブルドア先生達が来たわ!」
ハーマイオニーに言われ入り口を見るとホグワーツの教職員にマダム・マクシームとカルカロフ・アルバスが入場してきた
椅子へと座るとアルバスがいつものように前へと立った
「こんばんは、紳士・淑女・ゴーストの皆さん!
ホグワーツへようこそおいでくださった、心から歓迎いたしますぞ、本校での滞在が快適で楽しいものになることをわしは希望しまた確信しておる。
三校対抗試合はこの宴が終わると正式に開始される、それでは大いに飲み食べて寛いでくだされ!」
挨拶が終わると同時に長机にたくさんの料理が現れ、今回は今まで見たことのない外国の料理もたくさん並んでいた
「あれはなんの料理?」
「ブイヤベースよ」
貝の入ったシチューのような料理を指差したロンへとハーマイオニーが教えていた
「他校が来ているからそれに合わせた料理のようね、このブイヤベース美味しいわ!」
フランス料理は食べた事なかったのでブイヤベースを食べた私はその美味しさに感動した
「あのでーすね、ブイヤベース食べなーいのでーすか?」
シルバーブロンドの髪を靡かせ綺麗なボーバトンの女子学生がロンの側にあるブイヤベースを指差した
「食べないよ…よかったらどうぞ」
「ありがとーございまーす」
真っ赤な顔のロンは美人な女子生徒へとブイヤベースを手渡すとずっと女の子を見つめていた
「あの人、ヴィーラだ!
間違いない、あれは普通の子じゃない!
ホグワーツではあんな女の子はいないよ!!」
「マヌケ顔になっちゃって!
ホグワーツだって可愛い女の子いるわよ、失礼だわ!
リリス、ロンったら酷すぎない!?」
「まぁまぁハーマイオニー落ち着いて、確かにホグワーツの全女子生徒を敵に回す言い方はよくないわ。
でも綺麗な人だったわね」
ブイヤベースを食べガーリックトーストを齧りお腹いっぱいになるまで食べると、パーシーの上司のクラウチさんとバグマンさんが大きな箱を持って現れアルバスの隣に座っていた
「時は来た、三大魔法学校対抗試合はまさに始まろうとしておる。
その前に、このお二人を紹介しよう!
国際魔法協力部部長バーテミウス・クラウチ氏、魔法ゲームスポーツ部部長ルード・バグマン氏じゃ、お二人は三校対抗試合の準備に骨身を惜しまず尽力されてきた。
そしてカルカロフ校長とマダム・マクシームはわしとともに代表選手の健闘ぶりを評価する審査委員会に加わってくださる。
よいか諸君、永遠の栄光がトライウィザード・トーナメントの優勝者に与えられる。
それには課題は三つやりおおさなければならない、極めて過酷で危険な課題じゃ…
試合を競うのは三人の代表選手じゃ、参加三校から各一人ずつの。
課題の一つひとつをどのように巧みにこなすか採点され三つの課題の総合点が最も高い者が優勝杯を獲得する。
代表選手を選ぶのは公正なる選者、"炎のゴブレット,じゃ!」
アルバスは杖を出し箱を叩くと蓋が開き中から古そうなゴブレットが現れ、縁からは青白い炎が燃えていた
「代表選手に名乗りを上げたい者は羊皮紙に名前と所属校名をはっきり書いてゴブレットの中にいれなけるばならない。
立候補の志ある者は二十四時間以内に名を提出するよう、明日のハロウィンの夜にゴブレットが各校代表するに相応しい者の名を三人よこすじゃろ。
年齢に満たない生徒が入らないよう玄関ホールにゴブレットを置いた周囲に年齢線を引いておく、満たない者はその線を超えることができぬから伝えておこう。
ゴブレットに名前を入れると言うことは魔法契約によって拘束されることを意味する。
代表選手になったからには途中で止めることは許されぬ…
わしからは以上じゃ、皆ゆっくり休むといい」
アルバスの話が終わるとそれまで静かだった大広間が一斉に騒がしくなった
席を立ち各々寮へと戻るため歩いていると後ろから誰かが抱きついてきた
「ようやく会えたね、ホグワーツの制服姿のリリスも可愛いよ!
元気だったかい?」
「びっくりしたわノア!
貴方もダームストラングの制服、よく似合っててカッコいいわ!
私は相変わらず元気よ」
足元にいたセルロッタがノアの足に擦り寄り、久しぶりに会えた事が嬉しいようで甘えていた
「ダームストラングの生徒に友人がいたの?」
「みんなに言ってなかったわね、ノアは私の幼馴染なの!
ノア・グラディスよ、ダームストラングの生徒なの」
「初めまして、ノア・グラディスです。
僕とリリスは幼馴染なんだ、ホグワーツにいる間よろしくね」
ハリー・ハーマイオニー・ロンへと深々と頭を下げ丁寧に挨拶をしてくれた
すると後ろからカルカロフ校長とクラムと何人かの生徒が歩いてきた
「ちょうどよかった、リリスに僕の親友を紹介するよ!
ビクトール、僕の愛しいリリスに挨拶してよ!」
隣にいたロンはまさかのクラムが近づいてくるので緊張して石のように固まっていた
「ビクトール・クラムだ、ノアの幼馴染でフレーベア家の御令嬢だな。
いつもノアには世話になっている、よろしく頼む…」
ビクトール・クラムは膝をついて挨拶をすると私の手の甲へとキスをした
「リリシャーロ・フレーベアです、リリスと呼んでください。
クディッチ・ワールドカップで貴方の試合を拝見させていただいたわ、素晴らしいテクニックだったわ。
ホグワーツには素敵な生徒がいるから滞在中、楽しんでくださいね」
「ほう、フレーベア家の御令嬢にお会いできるとは…
さすがフレーベア家の御令嬢、お美しい…」
「カルカロフ校長、初めまして。
ホグワーツではごゆるり寛いでくださいね」
カルカロフ校長も私に挨拶し終わるとハリーを見て目を見開いて驚き、それはノア以外のダームストラング生徒達も同じように驚きおでこの傷跡を凝視していた…
「カルカロフ!
ポッターに何か言うことがないなら退くがいい、出口を塞いでいるぞ」
ステッキに体を預け、ムーディ先生が魔法の目でカルカロフを睨んでいた
カルカロフ校長は素早くノアや生徒達を連れて逃げるように立ち去ってしまった…
ノアがいなくなった後、足元でセルロッタがムーディ先生へとまた威嚇していたので抱き上げるとハーマイオニー達と共にグリフィンドールの塔へと戻った