三大魔法学校対抗試合
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寝ずに朝方まで話し込んでいたので眠い瞼を擦りながら荷物を持ちホグワーツ特級へと乗り込んだ
車内でハーマイオニー達を探していたのだが見つからず、空いているコンパートメントを探しているとジニーとレイブンクロー生の女の子が座っていた
「ジニーとルーナ・ラブグッドよね、ここ座ってもいいかしら?」
「リリスなら大歓迎よ、ルーナもいいわよね!」
ジニーの隣にいたルーナは赤と青の個性豊かな眼鏡を外して私を見つめてきた
「わぉ、リリシャーロ・フレーベアが私の名前を知っているなんて驚いちゃう。
私はルーナ、好きなところにどうぞ。
この猫ちゃんとリリスの額の模様、同じなのね…」
ルーナの向かいに座ると私の額の模様が気になったようだ
「何故かわからないけど産まれたときからあるの、私の祖母のフェニス姉さんもついているから遺伝なのかも。
それにしてもルーナの服、可愛いわね!
日本の原宿ファッションみたいね」
「ジニーとリリスだけよ、笑わないのわ。
みんな私を変わり者だってバカにするの、そう言えばジョージ・ウィーズリーとはなんで別れたの?」
「ルーナ、それは聞いちゃダメよ。
悪気はないの、ルーナは素直だからリリスとお兄ちゃんが別れた原因を知りたかったみたい…」
ジニーは申し訳なさそうにしたが、むしろ陰でいろんなことを言う女の子達と比べればストレートに聞いてくれるほうが嫌な気分にはならなかった…
「いいのよ、むしろそっちの方が私は好きよ。
ジョージとは友達でいた方がお互いよかったと思ったから別れたの、それにジョージは私が処女じゃなかったことに凄くショックみたいだったしね。
過去は帰れないからそこを気にするなら付き合うのは難しいと思って別れたの」
ジニーとルーナはまさかの理由に驚いたのか口をぽかーんと開けたままだった
「リリスはモテるんだからそれはお兄ちゃんが悪いわ、嫌な思いさせてしまってごめんなさい」
「ジニーが謝ることないわよ!
それよりもジニーはもう少しハリーに慣れなくちゃね、好きなのはわかるけどあんなに毎回緊張してたら大変よ。
好きなのはわかるけど少し寄り道していろんな男性と付き合ってみるのもいいかもしれないわね」
「こないだのクディッチワールドカップを観に行ったとき、ハーマイオニーにも同じこと言われたの!
リリスも同じ考えならそうしようかな…」
「ハリーは恋愛に関しては鈍感だから、ハリーがジニーに気持ちに気がついて応えてくれるようになるまで他の男の子と付き合うのもいい作戦だと思うわ。
さすがハーマイオニー、いいアドバイスするわね!」
「いい作戦だと思うわ、いろんな人とお付き合いして最終的にハリー・ポッターを落とせればいいんだから。
ねぇ、猫ちゃん」
"ニャーオ,とルーナの言葉を肯定するかのようにセルロッタは鳴き、ルーナに撫でられご機嫌だった
「女は恋をしてこそ綺麗になるってフェニス姉さんが言っていたわ、ジニーの恋応援してるわ!」
「ありがとう、リリス!
私ハリーに振り向いてもらうためにいろんな恋愛をしてみる!」
可愛いジニーの初恋が最終的に実ったらいいなと願いつつ、話が弾みいつの間にかホグワーツ特級は停止し外へ出ると雨と風が凄く濡れないように馬車へと乗りホグワーツへと走り出した
みんな雨がひどかったのでローブが濡れたまま大広間へと向かい、ようやくハーマイオニー・ハリー・ロンと会え一緒に座ると新しい一年生のクラス分けを見た
それが終わってから空のお皿に美味しそうなご飯が現れ一斉に食べ始め、デザートまで食べ終えるとアルバスが立ち上がり話し始めた
「みなよく食べたかのう、今年寮対抗クディッチ試合は取りやめじゃ」
アルバスの言葉に生徒たちの大半がブーイングを出していた
「だがしかし、今年ホグワーツで」
アルバスの話の途中で雷鳴と共に大広間の扉が開き、ステッキに寄りかかった男が大広間へと入ってきた
その人の顔は屋敷のフェニス姉さんの部屋の写真に写っていたマッド-アイ・ムーディだった…
「闇の魔術に対する防衛術の新しい先生をご紹介しよう、ムーディ先生だ!」
アルバスと私は拍手したがあまりの不気味な容姿に全生徒驚きの方が勝っていたようだ
「ゴホッン、先ほど言いかけたが今年ホグワーツで三大魔法学校対抗試合(トライウィーザード・トーナメント)を行う!
三大魔法学校対抗試合はおよそ七百年前、ヨーロッパの三大魔法学校の親善試合として始まった、ホグワーツ・ボーバトン・ダームストロングの三校での…
各校から代表選手が一人ずつ選ばれ三つの競技を争った。
だが夥しい死者が出てしばらく中止だったのじゃ、だが我が国の国際協力部と魔法ゲーム・スポーツ部が一意専心取り組んでくださったおかげで再開できることになった!
ボーバトン・ダームストロングの校長が代表選手を連れて十月に来校しハロウィンの日に学校代表選手三人の選考が行われる。
優勝杯・学校の栄誉・選手個人に与えられる賞金一千ガリオンを賭けて戦うのに誰が相応しいかを審査員が決める、それから十七以上が代表選手として名乗りあげることを許す。
十七歳を満たない者は名前を審査員に提出したり時間の無駄をせんようにの。
それ就寝じゃ!ほれほれ」
アルバスの話が終わり全生徒が群がって玄関ホールを出て寮へと戻るため廊下を歩いていた
すると背後からフレッドが私へと抱きついてきた
「年齢制限があるとかなしだよな、リリス!
賞金一千ガリオンだぜ、老け薬でうまくいくと思うかい?」
「フレッド、絶対バレるわよ。
辞めときなさい」
「なぁリリス、聡明で寛大な知識を持つ君なら年齢を誤魔化す薬を作るのは造作も無いことだろ?
僕に強力な薬を作ってくれないかな…」
「あのね、ダンブルドア先生やましてや闇祓いのムーディ先生がいるなら絶対誤魔化せないわよ!
諦めも肝心よ、大体フレッドはお金が欲しいだけでしょ?
そんな大金をどんな使い道に使うのよ」
「それは悪戯」
「フレッド、リリスが無理だって言ってるんだから頼るのはやめようぜ」
フレッドにそれ以上言わせたくなかったのかジョージが話に入ってきた
「ジョージの言う通りよ、諦めなさい。
それじゃ、二人ともおやすみなさい」
いつの間にか談話室へと入っていた私は双子達に手を振ると女子寮の自分の部屋へと入った
すると珍しくハーマイオニーが怒っていたので何があったのか聞こうとすりと"奴隷よ!,と突然叫び立ち上がった
「リリス、貴方知っていたの!?
ホグワーツに屋敷しもべ達がいるんですって、お給料もなくお休みもないんですって!!
そんなの酷すぎるわ!」
「ハーマイオニー落ち着いて、我が家にも屋敷しもべはいるわ。
でも私とフェニス姉さんはアンナを家族の一員として服や靴を着せて平等に接しているわ。
でもそれは一部の屋敷しもべだけよ、彼らは生涯無償無給で隷従する事こそ名誉なことなの。
逆に相応の対価や自由を求める事は彼らにとって不名誉な事なの。
でもハーマイオニーがそうやって屋敷しもべに対してそう言う気持ちを持ってくれるなんておどろいたわ」
「クディッチオリンピックのときのあのウィンキーの扱いの酷さ!
あれは信じられないわ、人権を無視しすぎよ!」
「まぁ魔法界ではあれが普通だから誰も気にならないのよ」
「はぁ、なんてことなの…。
これはいろいろと考えなくっちゃ!
それとジョージのことだけど…
まだ貴方のことあちらは引きずってるようよ。
クディッチワールドカップのときにリリスが幼馴染と帰った後なんて、珍しくフレッドに八つ当たりしてたわよ」
「へぇ…そんなことがあったの。
そういやハーマイオニーに伝えてなかったけどジョージは私が処女じゃなかったことに幻滅したみたいよ」
「はぁ!?
たったそんなことが理由だったなんて信じられない!!
大体トム・リドルに無理矢理犯されたんだからリリスは仕方ないじゃない、なんで言ってやらなかったの!!」
先ほどまで屋敷しもべの人権のあり方に怒っていたハーマイオニーが次はこの場にいないジョージへと矛先を変えた
「言ったって日記の中の記憶のヴォルデモートに犯されたなんて信じると思う?
それに私達はお互い友達に戻った方がよかったのよ」
部屋のドアが開いてラベンダーとパーバティと共に散歩から帰ってきたセルロッタが部屋へと入ってきた
「まさかこのホグワーツでトライウィーザード・トーナメントがあるなんて驚きよね!
他校の生徒達はどんな感じなのか楽しみだわ!」
「ホグワーツは誰が立候補するのか見ものね!」
「セドリックとか最適なんじゃないかしら、知識もあるし何より勇敢よ」
私の言葉を聞いたラベンダーとパーバティはお互いにニヤッと笑うと私の両隣に座ってきた
「あらあら、告白されたディゴリーをリリスは推すのね!
この際だからジョージと別れたんだし、セドリックと付き合ってみたら?」
「セドリックは友人として好きだから、パーバティそれはないわ」
「そう言えばセドリック・ディゴリーは今チョウ・チャンと仲がいいって噂で聞いたわよ」
「レイブンクローの一つ上の黒髪の女の子よね、知らなかった。
セドリックが前に進んでるなら私としては安心だわ」
ラベンダーからチョウ・チャンとセドリックが仲がいいと聞いて少し安心した…
また騒がしい女子寮での生活が始まった