第一の課題 ハンガリーホーンテイル
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仲良くソファーで眠っているとハーマイオニーが起こしに来てくれて大広間で朝食を食べた
ハリーは緊張して朝食を食べる気配がなかったので、思わずサンドイッチを食べさせてあげた
「ありがとうリリス、昨日は君のおかげで寝れたよ」
「それはよかったわ、ハリー貴方もう少し食べるべきだわ」
「うん…
でも食欲ないんだ…」
「ポッター、代表選手は今すぐ競技場に行かねばなりません!
第一の課題の準備があるそうです」
「わかりました…
リリス、ハーマイオニー…
行ってくるね」
「ハリー!自信を持って!
貴方なら大丈夫!」
ミネルバがハリーを呼びに来たようでハリーは立ち上がり、私達に手を振ると大広間から出て行った
「ハリー大丈夫かしら…」
「私達はやれるだけのことはしたわ、後は応援するしかないわ。
さぁ食べて競技場に向かいましょ!」
ハリーに食べさせていたサンドイッチを食べ競技場へと向かった
競技場にはたくさんの生徒と先生達が座っており、檻に入れられたドラゴンの側にはドラゴン使いが待機していた
その中にクディッチワールドカップで出会ったチャーリーが居るのに気がつき手を振ると、向こうも気がついたようで手を振りかえしてくれた
「リリス、次はチャーリーまで魅了したの?」
「ハーマイオニー冗談が上手くなったわね、さぁ一番手は誰かしら」
選手控え室になっているテントへと目を向けるとセドリックが出てきて、ドラゴンはスウェーデン・ショート-スナウト種だった
セドリックは側にあった岩を犬へと変身させ、ドラゴンの視線を犬へと向けさせ、ドラゴンの卵を取りに行った
だが途中で犬へと興味がなくなり卵を取ったセドリックへと火を吹き、火傷を負わせた…
負傷したセドリックを心配したが命に別状がないようだったので安心しフラーとクラムの試合を見続けた
最後がハリーだったようでしかも凶暴なハンガリー・ホーンテールが相手だった…
ハリーがテントから現れファイアーボルトを呼び寄せると箒に乗り、素晴らしい飛行技術をみんなへと見せつけていた
ドラゴンが吐く火の玉を避けたが肩にドラゴンの尻尾が当たり、肩から血を流すハリーに私は神様へと祈りつつ見守った…
急降下し卵を掴んだハリーに競技場に居たみんなは叫び、私とハーマイオニーは喜びのあまり抱きつき甲高い声で叫んでいた
ファイアーボルトから降りたったハリーの元にミネルバが駆け寄り、私もケガが心配だったのでハリーの元へと向かった
「素晴らしかったです、ポッター!
審査員が点数を発表する前にマダム・ポンフリーに見てもらう必要があります。
さぁあちらへ」
「マクゴナガル先生、マダム・ポンフリーがいるテントまで私が付き添います!」
「構いませんよ、フレーベア!
さぁ早くお行きなさい」
ミネルバの了承を得てテントへとハリーを連れて行くとマダム・ポンフリーが紫色の液体が入った瓶を持って待ち構えていた
テントの中にはいくつかの寝台があり、ケガをしていたセドリックが座っているのが目に入った
「フレーベアがついてくれているのですね、まったく!
去年は吸魂鬼で今年はドラゴン、次は何と闘うのかしら?
貴方は運がよかったわ、傷が浅いほうです…」
ハリーの傷口へと紫色の液体をかけ杖で肩を軽く叩くと傷口が治ったので私は一安心した…
「ハリー、よかった…
マダム・ポンフリーありがとうございます!」
「ハリー!!
貴方素晴らしかったわ!」
テントへとハーマイオニーが叫びながら飛び込み、ハリーへと抱きついていた
「ハーマイオニー、さっき傷口治したところだから優しくね!
あら、ロンじゃない」
ハーマイオニーの後ろからモジモジと気まずそうにロンが立っていることに気が付き、ハリーはロンを見て真っ青な顔で固まっていた
「ハリー…
君の名前をゴブレットに入れた奴が誰にしろ…僕…僕…!
奴らは君を殺そうとしてるんだと思う!!」
「気がついたってわけかい…
それと名前を入れたのはリリスじゃないのはもう気づいているよね?」
ハリーの言葉にロンは首を縦に振り私へと土下座して謝ってきた
「リリス!
君に酷いことを言ってしまった…
本当にごめんなさい!!」
「もういいわよ、怒ってないから。
土下座はやめてよね、ロン」
笑いながらロンを立たせハリーと私はロンと顔を見合わせるとお互い笑い合った
するとハーマイオニーが滝のように涙を流し叫びながら泣き始めた
「よかった!
グス…グス…貴方達が仲直りして!
ロンの大バカ者なんだから…
どれだけ心配したと思ってるのよ!」
「ハーマイオニー、落ち着いて!
可愛い顔が台無しよ?
まぁいいじゃない、仲直り出たんだし。
ほら泣かないの」
泣き叫ぶハーマイオニーへと落ち着かす為抱きつき、あまりにうるさいのでテントから出るとポケットからハンカチを出し涙を拭いてあげた
するとハリーとロンも後ろから仲良く笑いながらついて来ていた
五人の審査員が丁度ハリーの点数を採点していた
マダム・マクシームは8点・クラウチ氏は9点・バグマン氏は10点・カルカロフは4点だった…
ロンがカルカロフへと暴言を吐いていたがハリーはどうやらそんな事には気にしていないように見えた
ロンと仲直りできて嬉しくてそれどころではないようだった
ハリーとクラムが同点で一位になり、先ほどの課題を見たホグワーツ生はみんなハリーを讃え叫んでいた…
「ハリー!同点で一位だ!
勇敢だったよ、いけない!
ママにふくろうで知らせなくちゃいけなかったんだ!
あ、そういや。バグマンが代表選手のテントで話があるそうだ、君に伝えてくれって言われてたんだ。
やぁリリス、ゆっくり話したいけど行かなきゃならないんだ。
今度ルーマニアに遊びにおいでよ!」
「まぁチャーリー、ルーマニア行かせてもらうわ!
ドラゴンのこと教えてもらいたいし」
「本当かい、そりゃ嬉しいよ!
また手紙送るね!」
イケメンなチャーリーは頬っぺたへとキスをさると、ウィーズリーおばさんに手紙を送らなければならないので走って行ってしまった
泣いていたハーマイオニーはいつの間にか泣き止み、"魔性の女だわ,と呆れ返り、ロンは真っ赤な顔で口をパクパクしていた
「ハリー、私とハーマイオニーは先にグリフィンドールに帰ってるわね。
ロンはずっとハリーと話してなかったから話したいだろうから置いていくわ」
「わかった、リリスありがとう!」
ハリーへと手を振るとハーマイオニーと共にグリフィンドールへと戻った
グリフィンドールではジョージとフレッド達がハリーの為にパーティーの準備に取り掛かっていた
談話室にはたくさんのケーキやお菓子が並んび、みんなハリーがクラムと同点になったことでテンションが上がりっぱなしだった
ハリーが金の卵を手に持ってロンと談話室へと入るなり、グリフィンドールのみんなはハリーを讃えた
ジョージとフレッドとリーが厨房で働く屋敷しもべ達からお菓子をたくさん持ってきてくれていたので、グリフィンドールの寮は食べて踊って騒ぎまくっていた
「開けてみろよハリー!
さぁ、何が中にあるか見てみようぜ!」
リーに促されたハリーは金の卵をみんなに見えるように高くあげ卵を開けた
中は空っぽだったが開けた瞬間、部屋中に叫び声のような甲高い音が響き渡った…
寮の壁に立てかけている絵達も私達も思わず耳を手で塞いだがうるさすぎて気を失いそうだった
慌ててハリーが金の卵を閉めようやくほっと安心した…
「今の…バンシー妖怪みたいな声だったな…
もしかしたら次にやっつけなきゃいけないのはそれかも!」
シェーマスが耳を押さえたままハリーの金の卵を指差した
「いや違う、誰かが拷問を受けていた声だった!
君は磔の呪文と戦わなくちゃいけないんだ!」
「おいおいネビル、冗談は抜きにしようぜ。
あれは違法だ」
ジョージが震えるネビルへと安心させるかのように肩を叩き、フレッドはジャムのタルトをハーマイオニーへと差し出した
「結構よ、フレッドからの食べ物は用心しなきゃね。
これ全部厨房から持って来たわけ?」
「これは大丈夫だよ、クリームサンドの方は用心したほうがいいけど!
俺がちょっとお腹空いたって言ったら牛の丸焼きを持ってくるぐらいだぜ!
果物が盛ってある器の絵の裏に隠し戸があって梨をくすぐって笑って…ってなんでそんな事聞くんだい?」
フレッドの側でビスケットを食べていたネビルは咳き込み食べていたが吐き出していた
「別に何もないわよ」
「フレッド、ネビルが大変よ」
屋敷しもべ達が働いている厨房の行き方を知ったハーマイオニーはきっと厨房へ向かい、屋敷しもべ達にSociety for Promotion of Elfish Welfare(屋敷しもべ妖精福祉振興協会) について話したいんだろうな…っと心の中で思いつつ…
ネビルが大きなカナリアに変身しすぐに羽が抜け始めたが、元のネビルへと戻った
「忘れてたや、クリームサンドに呪いをかけていたんだ。
カナリア・クリーム!
発明は我らが姫のリリス、開発はジョージと僕とでやったのさ!
一個七シックルだよ、お買い得さ!」
昔フレッドとジョージに発案していたカナリア・クリームをどうやら2人で開発していたようだ
グリフィンドールの寮は朝方まで賑やかだった…