日刊予言者新聞の記事
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罰則を受けたあとフェニス姉さんから手紙が届いたので、どうやらミネルバが私のことを報告したようだ
まぁそれぐらいで怒る人でもないのでいつものように手紙を開けると案の定、ミネルバに怒られたことなど一切書かれていなかった
むしろセブルスを引っ叩いた事に対してアンナと共に腹を抱えて爆笑したと書かれていた…
日刊予言者新聞が代表選手のインタビューを記事にしていたのだがハリーの言ってもない事を記事にしていたのでハリーが頭を悩ませていたのだが…
フェニス姉さんいわく、リータ・スキーターは信憑性がない記事を書くから信じていないようだった
手紙を読み終わるとまだ記事を読んで溜息をついているハリーへと肩を叩いた
「あんな記事気にしないのが一番よ、フェニス姉さんも嘘だとわかってたわ」
「リリスやフェニスさんみたいにわかってくれたらいいけど…
君やハーマイオニーの事も書かれているんだよ…」
日刊予言者新聞の一文をハリーが指差したので読むと"コリン・クリービーによるとハリー・ポッターはハーマイオニー・グレンジャーとあの有名なリリシャーロ・フレーベアと離れることは滅多になく。
グレンジャーはマグル生まれで飛び切り可愛い女子生徒で優等生である。
フレーベア家の御令嬢でハリー同様、連れさられた女の子として有名であの稀代の魔女として有名なフェニス・フレーベアの孫である,と書かれていた
「リータ・スキーターも少しは本当のこと書くのね、ハーマイオニーは飛び切り可愛いですもの」
「リリスの方が百倍可愛いわよ、それよりもハリー!
いい加減ロンと話せなくて寂しいんじゃない?」
「ロンが居なくて寂しいなんて思ってないよ…
大体あっちから始めたんだ!」
図書室にいたので叫んだハリーへマダム・イルマ・ピンス司書が静かにするように注意されたので、三人とも顔を見合わせて本を開いた
するとクラムとノアが少し離れた場所で本を読んでいることに私は気がついた
「リリスの幼馴染とあの人、毎日図書館に入り浸っているのよ。
あの人達目当てで見にくる輩が増えて集中できないのよね、行きましょ!」
ハーマイオニーは何冊か本を手に持つとハリーと共に図書館を出たので、私に気づいたノアが手を振ってきたので 振り替えしてハーマイオニー達を追いかけた
クラムがハーマイオニーのことを好きだと知っている私はクラムがハーマイオニーと話したいから図書館に来ているのだと理解していたが、まぁハーマイオニーにそれは伝えなくてもいいだろうと思いホグズミードへと三人で向かった
ロンと会いたくなかったハリーは透明マントを着ていく事にし、ハーマイオニーはなんとかハリーとロンが仲直りできるようにしたかったようだが無理だった
「ハーマイオニー、なるようになるんだから二人の事はほっておくのが一番よ」
「だけど!
はぁ…板挟みはしんどいわよ、バタービールでも飲みましょ!」
三本の箒に入りハーマイオニーと共にあまり目立たない席へと座るとバタービール三つ頼んだ
透明マントの下からハーマイオニーがバタービールを滑り込ませ、三人で飲み始めた
「リリスが居てくれてよかったわ、貴方が居なかったらここにたった一人で座る事になるんですもの。
それってすごくまぬけに見えるわ」
「それはちょっと嫌よね。
あら、ハグリッドとムーディ先生だわ!」
カウンター席へとハグリッドとムーディ先生が座り、ムーディ先生はいつものように携帯用酒瓶を飲んでいた
するとムーディ先生の魔法の目がぐるぐる回り、私の隣に座っているハリーへと気づいているかのように見つめ、ハグリッドへと何かを囁き二人が私達の席へとやってきた
「やぁ、リリスとハーマイオニー!
元気か?」
「元気よ、ハグリッド。
ムーディ先生もこんにちは」
「いいマントだな、ポッター。
わしの目は透明マントを見透かす」
私も透明マントに隠れていたハリーも驚いていた
「ハリー、今晩真夜中に俺の小屋に来いや。
そのマントを着てな」
小さな声でハリーに言うと立ち上がり、"ハーマイオニーとリリス、またな!,と大声で手を振りムーディ先生と共にパブから出て行った…
「ハグリッドはなんで真夜中に僕と会いたいんだろう?」
「会いたいですって、一体何を考えてるのかしら?
シリウスとの約束もあるから行かないほうがいいかもしれないわ…」
ハーマイオニーの言う通り、もしハグリッドの所に行けばシリウスとの約束の時間に間に合わない可能性がある…
だけどハリーのことを好きなハグリッドが真夜中にマントを被ってくるようにわざわざ言うのだから何かあるのだろう…
「でもハグリッドがそんな時間に来るように言うのは珍しいわ、きっと何か大事な事なのよ」
「そうだよね、シリウスの時間までに戻るからハグリッドの所に行こうかな…」
ハリーの言葉にハーマイオニーは納得してないようだったがそれ以上は何も言わなかった
バタービールを飲み終えた私達はホグワーツへと帰り、ハリーは早めにベッドに入るふりをして私とハーマイオニーは図書室で十一時半まで勉強する事にした
するとまたノアとクラムが本を読んでいたのでハーマイオニーは嫌そうな顔をし遠い席へと座った
それを見たノアはクラムに何かを言うと周りにいた女子達の間をすり抜け、私とハーマイオニーの隣に座ってきた
「やぁ、リリス。
ハーマイオニーもこんばんは、隣に座ってもいいかな?」
「いいですけど、あの人達はほっといていいのかしら?」
本を読みながら先程いた場所にはまだ女子生徒達が何人かこちらを見ていたので、ハーマイオニーは指をさし少し棘のある言い方で答えた
「勝手に集まって来ただけだから問題ないよ、クラムはここに座るといい。
僕はリリスの隣がいいからね」
クラムはハーマイオニーの隣に座り、ノアは私の隣に座ろうとした…
「ノア、ちょっと探してほしい本があるの。
私と来てくれないかしら?」
「いいよ、僕も探すよ」
ノアの手を取り席を立つと、クラムと二人っきりになるハーマイオニーは焦った様子だった
「ちょっと、リリス!!?」
「ハーマイオニー、図書室では静かにしないと」
ウィンクするとノアと共に奥の本棚まで向かった
「気を利かせてくれてありがとう、リリス!
クラムは奥手だからずっと図書館に行ってもなかなかハーマイオニーに喋ることができなかったりんだ。
これをきっかけに話せたらいいんだけど…」
「イケメンなのに可愛いわね、それで毎日ノアと共に図書館通ってたわけね。
貴方も大変ね」
「親友の恋を応援したいからね、でもそれは建前で君と会えるから一緒にいるのもあるんだ。
日刊予言者新聞を見たけどリータ・スキーターの書いた記事だから信じてはいないけど…
君とポッターは仲がいいから少し心配だよ」
「私とハリーに恋愛感情はないわ、友情しかないから安心して。
あの人が書いた記事はでたらめよ」
私は本棚から適当に本を手に取り、ノアはそれを聞いて安心したのかホッとした様子だった…
「君の事が好きな僕からしたら嘘の記事も心臓がビクビクだよ、リリスは美しくみんなから注目される魔女だからね」
後ろに立ってノアが私の髪の毛へとそっとキスをし抱き締めて来た
「この本は古の魔法の本だよ、これまた難しい本だね」
「たまたま手に取った本がこれだっただけよ」
本棚へと本を戻すとノアが背後から頬に手を当て唇へと触れるだけのキスをしてきた
まさかの事に私は顔を真っ赤にして叫びそうになったが図書室だったので押し止まった…
「そんな可愛い反応をしてくれるなんて嬉しいな…」
ノアは私の身体を振り向かせると本棚に身体を押し付けキスをし、舌を中に入れ逃げる私の舌を絡ませて大人なキスに上手に息が出来ず倒れそうになった…
ようやく離してくれた私は息を吸い、顔を真っ赤にしノアを見つめた
「ッ…ノア…貴方…」
「無理矢理してごめんよ、リリス…
でも大好きな君を見てキスしたくなったんだ。
僕は君と出会ってからずっと好きだったんだ…
僕と付き合ってくれないかい?」
私にだけ聞こえるように耳元で告白して来たノアに私は驚いた
「私はノアのこと好きだけど…」
「じゃお試しでいいから…
君とこのホグワーツで過ごせるのは今しかないからさ、どうかな?」
ノアのキラキラした瞳に整った顔立ちに私は顔を思わず縦に振り了承してしまった
「本当かい、リリス!嬉しいよ!」
ギュッと抱きつかれるとまたキスをされた
「ちょっと、ノア!シー!
怒られちゃうわ!」
「僕とした事がつい嬉しくて…」
抱きしめていたノアは静かになると隣の本棚からハーマイオニーとクラムがひょこっと顔を出して来た
「リリス、帰る時間よ。
まぁ!貴方達そう言う仲だったの!?」
「ハーマイオニー、今なったばかりさ。
リリスに告白して今付き合ったんだ」
その言葉にハーマイオニーは驚き持っていた本が手から落ち、叫びそうになり自ら手を口に当てていた
クラムが落ちた本を拾い驚いているハーマイオニーをそっと背中を押して図書室から出してくれた…
廊下にでた瞬間ハーマイオニーが私の肩をギュと握り、身体を激しく揺さぶって来た
「図書室で一体何があったの、リリス!!」
「ハーマイオニー、目が回る!!」
「ハーマイオニー、落ち着くべきだ。
君の親友が目を回している!」
クラムの言葉に気づいたハーマイオニーはやっと止めてくれた…
「まぁ…貴方もジニーもいろんな人と付き合うのには賛成よ。
リリスの事…大切にしてくれさえすれば私は反対する権利はないわ」
「もちろんだよ、ハーマイオニー!
愛しいリリスを僕から傷つけるわけないよ、約束する」
「ならいいわ、リリス!
早く行かなちゃ約束の時間だわ!」
廊下の壁に掛けてあった時計を見ると十一時半前になっていた…
「大変!
ノアにクラム、また明日!
おやすみなさい!」
二人に手を振ると私とハーマイオニーは走ってグリフィンドールの塔へと戻った
合言葉を言い扉を開くと透明マントのハリーが"ありがとう,と言いハグリッドの元へと向かっていった
私とハーマイオニーは談話室へと入るとまだ何人かの生徒が残っていた
女子寮へと強制的に連行された私はハーマイオニーに尋問された
「一体貴方達が本を探しにいったあと、そう言うことになったのかじっくり聞かせてもらいましょうか…?」
図書室でキスをされ告白されたことを伝えるとハーマイオニーは何度も何度も叫び顔を真っ赤にし、朝までハーマイオニーの尋問は続いた