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今日の授業を受け終わり談話室で宿題を終わらし、寒すぎて暖炉の前のソファーに座ってとトムとアブラクサスが隣に座ってきた
「リリス、最近体調悪そうだけど大丈夫かい?
美しい顔が台無しじゃないか、隈が酷いよ」
「この時期は毎年こうなの、寒すぎて寝れないだけだからほっといて頂戴」
ジョージがいたから大丈夫だったけど、まさか過去に飛ばされて大嫌いな冬の季節まで過ごすことになるなんて予想外よ…
するとトムが魔法で毛布を出して私に被せると肩を引き寄せ温めてくれた
「この僕が温めてあげるよ、リリシャーロ」
まさかのトムの行動に私とアブラクサスは驚いていた
「トムが私に優しいなんて明日は大雪かしら?」
「酷い女だ君は、寝不足で今にも倒れそうなリリシャーロに優しくしてあげただけなのにそれはないだろう?」
「オレ様トムもたまにはデレたいときがあるようだね、私はお邪魔虫になるようだから部屋へと戻るよ♡」
「ちょっと、アブラクサス!?」
アブラクサスは笑って意味ありげに私にウィンクすると部屋へと帰り、談話室には私とトムだけとなっていた…
「明日アブラクサス絞めなきゃ…」
「女性が物騒な言葉を使うなんてはしたないぞ、フレーベア家の一族なのに」
「トム、フェニス姉さんを知っているならフレーベア家の女性がお淑やかな女じゃないことは承知なはずよ?」
「君は少しフレーベア先生とはタイプが違うように見えたけど、怒らせないように気をつけるよ。
何もしないから少し眠るといい」
「その言葉信じるわよ?」
いつもはからかってくるトムだが今日は私に優しくしてきたので思わず驚いたが、寝不足だったので私は限界でうとうとしいつの間にかトムの腕の中で夢の中へと誘われてしまった…
「男の前で無防備に寝るなんて女としてどうかと思うぞ、まぁリリシャーロらしいけどね。
それにしても君は不思議な女だ、女など興味なかったのに君だけはどうしても気になる。
寝顔を見せるのは僕だけにしなきゃダメだぞリリシャーロ…」
寝ている私の頬へとそっとキスをしたことなたど寝ている私には知りもしなかった…
久しぶりの人肌に温かく安心感からか爆睡してしまった私は朝方目が覚め瞼を開けると目の前にトムの美しい顔がアップで現れ驚き、思わずソファーから落ちそうになった
昨日トムが一緒に寝てくれたんだったけ忘れてたわ…
それにしても目の前にいるのがあのヴォルデモートだなんて、ハリーとハーマイオニーとロンが知ったら驚いて腰を抜かしちゃうわね…
魔法界で恐れられている目の前のトムも学生時代があったのよね、こうやって寝ているトムは大人しくどこにでもいるイケメン学生なのに不思議ね…
寝ているトムの頭をそっと撫でると腰に巻き付けられていたトムの腕が動きギュッと力が入り私の身体を抱きしめてきた
「寝たふりなんて酷いわ、起きてるなら言ってよ」
「リリシャーロが見つめてくれていたから思わず眺めていたかったんだよ」
「トムは口が上手いわね、一体何人の女性がその甘い言葉に騙されているのかしらね?」
杖を振り身体に巻き付いていたトムの腕を退けソファーから立ち上がるとタイミングよくアブラクサスが男子寮の階段から降りて来た
「お二人さんおはよ!
トムが寝かせてくれたからか今日は少し顔色がいいね、安心したよ!」
「まぁ眠れたのは確かね…トムありがとう」
パジャマ姿だった私は杖を振ると制服に変え、少し照れ臭そうにスリザリンの寮から出て行った
「フフッ、逃げちゃったね。
可愛いし性格もいいから他の寮生からの人気も高いから誰かに取られないようにしないといけないね、トム」
出て行った私へとアブラクサスは笑うとソファーへと腰掛けた
「リリシャーロは僕が見つけたんだ、誰にも奪わせるつもりはない。
あれは僕のモノだからね」
パジャマ姿で寝ていたトムは起き上がり杖を振ると制服へと変え私が出て行ったドアへとニヤリと笑うとアブラクサスの座っているソファーへと腰掛ると、アブラクサスは目を輝かせながらトムへと食い入るように近寄ってきた
「リリスと談話室で二人っきりで寝たんだろ、それでHはしたのかい?」
「お前の頭の中ではそれなのか…
リリシャーロとは何もしてない、一緒にただ寝ただけさ」
トムの言葉を聞いたアブラクサスは信じられないと大きな口を開け驚いていた
「私がトムだったら我慢できずすぐに食べたくなるけどね」
「お前と僕は違うからね、スリザリン生の女全員食ったお前なら我慢は無理だな。
リリシャーロは異様に僕を警戒してるようだからね、すぐに手を出すのは得策ではないと踏んだんだ」
「フフッ、私が先にリリスを味わってみようか?」
杖をアブラクサスの喉元に突きつけた
「冗談だと思うが親友であるお前でもそれを口に出すとは…アブラクサスは早死にしたいのかい?」
笑っているがトムの殺気にアブラクサスはすかさず頭を下げた
「トムが好いている女性に手を出すわけない冗談だよ、本気で杖を向けるなんて酷いな」
トムは舌打ちをすると杖をローブのポケットへとしまい、何人かのスリザリン生が談話室 へと来たのでいつものように愛想のいい表情をし何ごとも無かったかのように振る舞った