スリザリンでの生活
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ディペット校長が一人部屋にしてくれたのでスリザリンの女子生徒に気を遣わないで済むので楽だった
三年生の授業はまだしてなかったがフェニス姉さんに知識は叩き込まれているので勉強についていくのは問題なかった
ただトム・リドルとアブラクサス・マルフォイが私を見つけるとしつこく絡むので、スリザリン生の女子達にはどうやら私はあまり好かれていないと感じとっていた…
まぁ二人は頭も賢く容姿もいいのでこの時代の女子達には人気が高くいらしく二人が私を気にかけるのが気に入らないスリザリン生の女子達がわざとぶつかったり、私の羽根ペンを折ったり陰湿な事をしてくるがフェニス姉さんに育てられた私にとってはそれぐらいで悲しむ人間ではないので気にすることはなかった…
この時代でも他の寮生と仲良くしていたのでスリザリン生の変わり者として周りからは陰で言われていたようだ
魔法薬の授業が終わりハッフルパフ生の子達が授業でわからなかった所を聞いてきたので教えてあげスリザリンの寮へと戻ろうと廊下を歩いていると、女子に囲まれたアブラクサスが私に手を振ってきた…
ここで手を振れば面倒臭いことになると予想できた私は無視して歩くと後ろからギュッと抱きしめられた
「無視だなんて酷いなリリス、君ぐらいだよ私に興味がない女性わ。
こないだの魔法薬のテスト、トムを抜いて一位だなんて凄いね。
こないだまで病院に入院していたなんて嘘のようにりっぱな魔女だ!」
「私を怪しんでいるようだけど入院してる間も本を読んで勉強してただけよ。
それに変身術はアブラクサスの方が成績いいでしょ?」
「成績優秀・美人で完璧な魔女だよ、他の寮生は君のことで持ちきりさ。
誰もが君の男になりたいとね、私もその一人だけどね…」
歩いていた私の目の前で止まり、前にハーマイオニーが"異性にされてみたい壁ドン,と書かれた雑誌を読んでいたイラストのように壁に手をつかれキスされそうなぐらい顔を近づけられている状態だった…
思わず私は赤く染めアブラクサスの高い鼻をつねった
「こういうのは彼女にしてくてくれない?
揶揄わないでちょうだい、こんな状態を他の人に見られたらまた面倒臭いことになるし」
「私は気にしないから大丈夫だよ、だけどトムに見つかるとちょっと面倒臭いけどね。
リリスは好きな人とかいないの?」
「いないわよ、それよりも早く談話室に帰りたいからのいてちょうだい」
のく気がないアブラクサスを睨んでいるとトムが廊下から走ってきたのが見えた
「アブラクサス何しているリリシャーロに近すぎだ。
リリシャーロ、そこら辺の女子と君もかわらないんだな。
アブラクサスの美貌に惚れたかい?」
黒い笑みを浮かべたトムがアブラクサスから私を引き離すと少し苛立った様子で私へと嫌味な放ってきた…
「アブラクサスは友達としてはいいわ、でも異性としてこれっぽっちも見てはいないわよ」
「それは酷いなリリス、私は異性として見ているのに」
「フフッ、リリシャーロらしいな。
僕とアブラクサスは学校で人気あるのに見向きもしないのは君だけだ、だからついからかってやりたくなるんだよね…」
「なーにがついよ、わざと私に絡んで女子生徒達からの風当たりが強くなるように仕向けてるの知ってるんだからね?」
トムといいこの二人…
性格悪すぎよ…
「僕がリリシャーロを虐めるなんてことするわけないじゃないか、ただ君みたいな魔女は珍しいから興味あるだけさ」
二人を無視してこの場から抜け出そうとしたがトムがそれを許すはずもなく、右側にトムが立ち左側にアブラクサスが立って挟まれてしまった
私は仕方なしに二人と共に談話室へと戻り勉強を始めたのだが、何故か二人も一緒に勉強をすることになりそれをきっかけに四六時中二人でいる時間が流れていった…
私は凄く嫌だったのだが二人はストーカー並みにしつこかったので、言い返すのも疲れた私はいつのまにか諦めてしまった
季節はいつのまにか冬になりあの光る不思議な狐は現れることがなく、帰るすべがない私は本を調べたが見つかることはなく時間だけが過ぎていった…
寒がりの私には辛い冬の季節も始まってしまい寝不足の日々が続き目の下にはクマができてしまっていた