逆転時計とクロのサイン
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あまりのうるささに私は眼を覚ますと気を失っていた筈のセブルスが医務室でハリーとハーマイオニーへと怒鳴り散らしていた
「白状しろ、ポッター!
一体何をした!?
ヤツの逃亡に手を貸した、わかっているぞ!!」
「セブルス、もう充分じゃろ。
わしが十分前にこの部屋を出たときからこの部屋には鍵がかかっていたのじゃ、ハリーもハーマイオニーも同時に二ヶ所に存在することができるのなら別じゃがな。
おや、リリスも目を覚ましたようじゃ。
リリス、大丈夫かの?」
「おはようございます、ダンブルドア先生。
私は大丈夫ですよ」
アルバスと側にいた魔法大臣であるファッジを睨むとセブルスは私をチラッと見て医務室から出て行ってしまった
「あの男はどうも精神不安定じゃないかね?
フレーベア、君が無事で何よりだ。
さてと私は省に戻らねば、ブラックとヒッポグリフの逃亡…
日刊予言者新聞へのネタは充分だ、私は笑い者の種になる…」
ファッジの言葉に私は驚いたがバックビーグが死んでいないのならハーマイオニーがあの魔法道具を使って助けたのだと瞬時に理解した…
「ファッジ、吸魂鬼は学校から引き揚げてくれるのじゃろうな?」
「あぁ、もちろん。
今夜にもさっさとアズカバンに送り返すよう指示しよう、では失礼するよ」
ファッジが医務室から出て行くと私はベットから起き上がった
「ファッジの言葉から推測してシリウスとバックビーグは無事なようね!
ハリー、ピーターを捕まえられなくてごめんなさい…
逃さなかったら貴方はシリウスと一緒に暮らせたのに…」
「リリスが謝る必要なんてないよ、むしろこっちが謝らなくっちゃ!
君森の中でスネイプ先生に発見されたんだ、肋骨は折れていたし血を流して気を失ってたんだ」
「セブルスが助けてくれたのね、後でお礼言っとかなくちゃ。
追いかけたあとリーマスと出会っちゃってね、狼人間に変身したリーマスの力に耐えられなかって吹き飛ばされちゃっただけよ。
それで貴方達は私が寝ている間に逆転時計を使ってシリウスとバックビーグの命を救って来たって所かしら?」
「わぉ、リリスなんでわかったんだい?」
「そんなのハーマイオニーのあのありえない時間割表を見たら一発でわかるわよ」
「リリスったら私が逆転時計を使って授業を受けていた事に気づいていたのね、親友の貴方に黙っててごめんなさい」
ベッドの側に座ったハーマイオニーは首からぶら下げてきた逆転時計のネックレスを私に見せた
「私だって貴方にアニメガースで変身出来ることとリーマスが狼人間だと秘密にしてたでしょ、だからお互い様よ。
謝らないで!」
「叫びの屋敷ではルーピン先生に酷い言葉を言っちゃったわね、ごめんなさい。
また前みたいにと仲良くしてくれる?」
「もちろんよ、ハーマイオニー!
私と貴方は親友よ!」
涙目で謝るハーマイオニーへと抱きつくとお互い笑い合い、それを見たアルバスは手を叩き拍手していた
「ホホホッ、仲睦まじく良いことだ。
リリス、君がアニメガースで白豹に変身できることを二人から聞いたよ。
まさか一年生の時にそれをやってのけるとはわしも知らなんだったから驚いた。
さすが優秀な魔女じゃ、感服した!」
「まだまだ青二才な子供だと今回で思い知らされました、もっと私は強くなりたい…大切な人達を守れるほどに…
なので魔法省には成人するまでアニメガースの件は秘密でお願いしますね」
「ホホホッ、幸いこの事を知っておるのはここにいるわしらだけだからかまわんよ。
さてみなはゆっくり休むのじゃよ」
アルバスは笑いながら医務室から出て行くと寝ていたロンが目を覚ました
「ん…あれ…医務室…?
シリウスとルーピンは!?
どうして僕らはここにいるんだ!?」
「ロンに誰か説明してあげないとね」
私とハリー・ハーマイオニーは顔を見合わせ笑い、ハリーがロンに逆転時計を使い過去へと帰った話を聞かせてあげた