高熱
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翌朝ハーマイオニーに起こされたが身体のふしぶしが痛く凄く熱くてしんどいことに気がつき、制服に着替えず下着姿で部屋から出ようとする私を静止しおでこに手を当ててきた
「リリス、貴方熱があるわよ!
一体昨日はどこにいたの!?」
「ずっと屋根の上にいたからかな、寒かったから風邪引いたのかも…
ゴホッゴホッ…
うつしたらいけないから医務室に行くわ…
悪いけど今日の授業も出れそうにないわ、ハーマイオニー一人だけど大丈夫?」
「私のことよりも自分自身を心配しなさい、医務室まで連れて行ってあげるわ!」
ハーマイオニーに付き添ってもらい医務室まで行くとマダム・ポンフリーが体温計を渡してきたので測ると40℃だったようで、感染させないようにハーマイオニーを部屋から出すとベッドへとすぐさま寝かせられた…
「寒がりなんだから一日中外で座っていたらそりゃ熱も出ますとも!
熱が高すぎますね、薬を飲んで完全に回復するまでは医務室から出させませんよ!」
マダム・ポンフリーへと謝ると苦い薬を飲み熱が下がり完全に回復するまで医務室で過ごした
私が寝ている間にハリーは新品の箒に乗り守護霊を使ってレイブンクローとの試合を勝ち、グリフィンドールの塔にブラックが侵入しロンが襲われかけたなど知りもしなかった…
ハーマイオニーが手紙でグリフィンドールが今年もクディッチを優勝したことや、ハリーがホグズミードで透明マントを被って行きセブルスにバレて忍びの地図をリーマスがぼっしゅうしたことやバッグビーグが敗訴し処刑されることがきまったことなど教えてくれた…
熱がなかなか下がらなかったのでずっとベットの中で眠る日々が続き、寒くて濡れない私のために睡眠薬をマダム・ポンフリーは出してくれたので死んだようにずっと寝ていた…
ハーマイオニー以外の誰かが何度か様子を見に来てくれていたようだが、私はそれが誰なのかわからず私がようやく回復したのは雪が溶け春先だった
「マダム・ポンフリーお世話になりました!」
「精神的なダメージもあったようですから免疫力が低下していたようね、春とはいえまだ寒い日もありますから気をつけて!」
"はーい,と返事をすると医務室から出てハーマイオニーを探しているとジョージとぶつかってしまった
「あたってしまったわ、ごめんなさい」
「リリス…もう治ったのか?」
「えぇ、治ったわ…
私ハーマイオニーを探してるのまたね」
気まずかった私はその場から逃げるように走りとハーマイオニーを探した…
まさかあんなところで出会っちゃうなんて…
大広間の扉をくぐるとグリフィンドールの席で試験の予定表を見ているハーマイオニーがいた
側にはハリーとロンもいて私が退院したことに驚き手を振っていた
「リリス!?
貴方退院したのね、よかったわ!」
「君がずっといないから寂しかったよ、元気になってよかった!」
「ハリーのあのファイアーボルトで飛ぶ姿をリリスにも見せてあげたかったな!」
ハーマイオニー・ハリー・ロンは私に抱きつき、久しぶりの再会に喜んでくれた
「ハリーなら絶対にグリフィンドールを優勝に導いてくれると思ったわ、今度ファイアーボルトに乗る所見せてね!」
「リリスのおかげでもあるんだ、守護霊のやり方をルーピン先生に教えてもらう前に教えてくれたからだよ!
ありがとう、今度箒に乗せてあげるよ!」
「私のアドバイスは別に大した事ないわ、ルーピン先生が教えてくれて貴方が頑張ったのだから。
箒に乗るの楽しみだわ」
「それにしてもこの時間表、間違ってるんじゃないか?
どうやって同時に二つのテストを受けるんだ!?」
「間違ってないわよ、それよりも"数秘学と文法学,の本を見なかった?」
テーブルの端にあった本を私は手渡し話題を変えることにした
「バッグビーグの事なんだけど、一体あれからどうなったの?
フレーベア家として魔法省に手紙を出したけど無理そうだったわ…
きっと裏でルシウス・マルフォイが絡んでいるからだわ」
「ハグリッドからの手紙ではバッグビーグの控訴裁判が試験が終わる日になったみたい、魔法省の人と死刑執行人が来るって書かれてあったよ…」
「なんて事!
控訴に死刑執行人を連れてくるなんて、まるで判決が決まっているみたいじゃない!」
ハグリッドからの手紙を読んだハリーの話にハーマイオニーは信じられないと言った顔で机を力一杯叩いた
「ルシウスさんのやりそうな汚い手ね、何も力になれなくてごめんなさい…」
「リリスが何で謝るのさ、悪いのは元はと言えばマルフォイだ!
今日はあまり無理しすぎちゃいけない、グリフィンドールの塔に帰ろう。
明日から試験だしね」
ハリーは私の手を取ると周りにいた他の寮生達がジョージとのことを何やら言っていたのがわかったのか、私の耳に入らないように大広間から出て優しく接してくれた…
「ハリーのそう言う優しい所好きよ、私のこと気を遣ってくれたでしょ?
ありがとう」
「別に何もしてないよ、それよりもジョージのことは…
本当にこのままでいいのかい?
あんなに仲が良かった君達があんな別れ方をするなんて、なんだか僕は悲しいよ…」
ハリーの言葉にあれからそのことについて自分から言わないし、ハーマイオニーやロンさえ触れてこなかったのにまさかハリーが言うとは思わずハーマイオニー・ロンも目を丸くした
「別れたことに未練はないは、むしろ別れた方がお互いによかったかな。
ただ…何故ジョージが私に対してあんな態度に変わってしまったのかは聞かないといけないわよね。
フフフッ、ハリーに論されるとはね。
そうやってダメな事は言ってくれる友人を持てて私は嬉しいわ、ハリー…
ずっと私の親友でいてね?」
「もちろんさ、リリスは僕の大切な友人さ!」
「ちょっと二人だけなんかいい雰囲気の所悪いんだけど、僕も友人の一人なのを忘れちゃ困るな!」
「あら、ロンがリリスにとって大切な友人だなんて思い上がりにもほどがあるわよ。
ハリー、いつまでも私の親友と抱き合うつもりかしら?
明日は試験なんだから、病み上がりの貴方は女子寮で休むべきよ!」
「フフフッ、ハーマイオニーったら心配性なんだから。
またねお二人さん!」
ハリーとロンに"おやすみ,と言うとハーマイオニーに連れられ部屋へと戻り、ベッドに眠らされた