グリムとヒッポグリフ
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新学期最初の授業なので北塔へとハリーとロンと向かっているとドラコとパンジー・パーキンソンが"吸魂鬼が来るわよ、うぅぅぅぅ…!,と甲高い声でバカにしてきたので私はハリーに無視するように言い螺旋階段を登ると奇妙な独特なセンスの教室が現れた
ハリーとロンは口を開けぽかーんとしていたのでレトロな喫茶店のような丸い机と小さな丸椅子に座らせ私も空いている机を探して座った
すると様々な布を合わせ個性豊かな服を見に纏い大きな眼鏡をかけたボサボサ頭の女性が現れた
「占い学にようこそ、私がトレローニー教授です。
皆様がお選びになった占い学は魔法の学問の中でも一番難しいものですわ、"眼力,が備わっていない方にはあたくしが教えできることはありません。
そこの貴方…お婆様は家お元気?」
突然話しかけられたネビルは驚き持っていた教科書を落としかけ、"元気だと思います,と不安そうに答えていた
「 あたくしが貴方の立場だったらそんな自信ありげな言い方はできませんことよ…
さぁ二人ずつ組になって紅茶を注ぎお飲みなさい、ご自分のカップを相手に渡し葉の模様を読みましょう。
あら…まぁ!?貴方はイツキ・ヤマトの子ですね、なんたること…!!
内なる目をお持ちのヤマトの血が流れていると言うことは貴方にもその力があるはず!!貴方と出会えるなんて私は幸せだわ、さぁ!カップをお取りになって!」
トレローニー先生はどうやら父様の事を知っているようで凄く興奮していたので若干私はその熱に引いてしまっていた…
お茶を注ぎいつのまにか隣に座っていたハーマイオニーに驚きつつ紅茶を飲み干しカップを交換した
「ハーマイオニーいつのまに占い学に?
びっくりしたわ」
「最初からいたわよ、それよりも貴方のお父さんホグワーツに在籍していたの?
「日本人なんだけどホグワーツに入学したんだって、それで母様と出会って恋に落ちたらしいわ。
それよりも葉の模様を見なくちゃ」
最初からいたかしら?と疑問に思ったがカップの中の葉を眺めていると、ロンのカップを見ていたトレローニー先生が叫びクラスのみんなは驚いた…
「まぁ…貴方…
貴方にはグリムが取り憑いています!
墓場に取り憑く巨大な亡霊犬です、可哀想な子…
これは不吉な予兆…大凶の前兆…
死の予告です!!」
トレローニー先生の言葉にハリーはもちろん私達も驚き目を見開いていたが、ハーマイオニーだけは違いカップを手に取り見て"グリムに見えないと思うわ,と反論した
「貴方にはほとんどオーラが感じられませんのよ、未来の響きへの感受性というものがほとんどございませんわ。
今日の授業はここまでにしましょう、みなさまが幸運でありますように…
あと貴方、次の授業に遅れるでしょうからとくによくお勉強なさったほうがよろしいわよ?」
ネビルを指差してトレローニー先生は片付け始めてしまい、私達は何とも言えない空気の中次の授業の変身術へと向かった…
ミネルバが"動物もどき(アニメガース),について話していたがみんな先程の占い学での出来事のせいで耳に入ってなかった
「まったく、今日はみんなどうしたんですか?
私の変身を見て拍手を浴びなかったのは初めてですよ」
「マクゴナガル先生、私達"占い学,を受けてきたばかりなんです…」
「あぁそう言うことですか、グレンジャーそれ以上言わなくて結構です。
今年は誰が死ぬことになったんですか?」
ミネルバの質問にハリーは恐る恐る手を上げていた
「ポッター、教えておきましょう。
シビル・トレローニーは本校に着任してから一年に一人、生徒の死を予言してきました。
いまだに誰一人として死んではいません!
死の前兆を予言するのはあの方のお気に入りの流儀です、占い学は魔法の中でも一番不正確な分野の一つなのです。
稀にその力を持っている者がいますが…
滅多にはいません」
ミネルバはチラッと私を見たので両親はそういった力があった人だったからだろうなと思いつつ話を聞いた
「私が見るところポッターは健康です、今日の宿題はもし貴方が予言通りに死んでしまったら提出しなくて結構です」
ハーマイオニーと私は思わず顔を見合わせ笑い、ハリーもミネルバの話を聞いて少し気分がよくなったようだった
その後昼食を食べ終えた私達は魔法生物飼育学を教えてくれるハグリッドの元へと向かった
小屋まで行くとハグリッドとファングがソワソワしながら待ってくれていた
「今日はみんなにいいもんがあるぞ!
みんな来たか?よーしついてこいや!」
"怪物的な本,を持ったグリフィンドールとスリザリン生は森の手前までついて行くと放牧時場のような場所へと着いた
「どうやって教科書を開けばいいのか、僕達の手を噛み切ろうとする本だなんて」
バカにしたような言い方でドラコは聞くとハグリッドは"背表紙を撫でりゃーいいんだ,と言いみんな知らなかったようで縛り付けている本を剥がし撫でると大人しくなり本を開いていた
「えーっと教科書はあるな…あぁ魔法生物を持ってこないとな!
俺が連れてくるから待っとれよ!」
魔法生物を取りに行ったハグリッドの姿を笑いながらドラコは見ていた
「あんな奴が教えるなんて父上に申し上げたら卒倒なさるだろうな」
「黙れマルフォイ!」
「ハリーも落ち着いて、ドラコ今は授業中なんだから静かに待ちなさい」
ドラコの挑発に簡単に乗ってしまったハリーを落ち着かせていると、鋼色の鷲のような魔法生物をハグリッドが十数頭連れてきたので女子生徒達は怖かったようで叫んでいた
私は恐れるどころか本でしか見たことないヒッポグリフを間近で見られていることに目を煌めかせ嬉しくて興奮していた
「ヒッポグリフだ、こいつらは誇り高いから侮辱してはならん。
かならずヒッポグリフの方が先に動くのを待つ、そんでもってお辞儀をしこいつがお辞儀をしたら触ってもいいんだ。
よーし、誰が一番乗りだ?」
ほとんどの生徒がやりたくなくて後退りしたが私とハリーだけは手を上げていた
「ハリーとリリスか、よしやってみよう!
目を逸らさずなるべく瞬きをするんじゃねぇぞ…」
私とハリーはハグリッドに教えてもらったように目を逸らさずじーっと見つめお辞儀をしまた目を上げ見つめるとオレンジ色の目と合った…
するとヒッポグリフが前脚を折りお辞儀をするような格好をした
「やったぞ、二人とも!
触ってもええぞ、嘴を撫でてやれ!」
認めてくれたのが嬉しかった私はヒッポグリフの首に抱きつき嘴を撫でてあげ、それを見ていたみんなは手を叩いて拍手してくれていた
「なんて可愛いの!」
「リリスは凄いな。僕はまだ怖いや」
「よーし、それじゃお二人さん。
お前らなら背中に乗せてくれると思うぞ!」
私とハリーを抱き抱えるとヒッポグリフの背中へと乗せた
「羽根を引っこ抜かないようにな、そーれ行け!」
ハグリッドがヒッポグリフのお尻を叩き前触れなく羽ばたき空高く飛びあがり、私は素晴らしい景色に感動しハリーは怖かったようで叫んでいた
「ハリー、見て!凄く綺麗よ!」
「景色綺麗だけど振り落とされそうで怖いよ…」
「フフッ、ハリーは箒のほうが乗り心地がよさそうね」
放牧場の上空を一周するとみんなの元へと帰ると私達の成功を見たみんなは少し安心したようでハグリッドが首輪を外して放牧場へと解き放った
「よーくできた二人とも、よーしみんなもやってみよう!」
ネビルやロン達もお辞儀をしヒッポグリフと合流し始め、ドラコもクラップとゴイルと共にお辞儀を嘴を撫でていた
「ポッターにできるんだ、簡単に違いないと思ったよ。
そうだろ、醜いデカブツの野獣君?」
それを聞いたヒッポグリフは鋭い鉤爪をドラコへと向け襲ってしまった
「痛い、死んじゃう!」
「ちゃんとハグリッドの話を守らないからよ、貴方がバックピークを蔑んだのが原因よ」
暴れるバックピークをハグリッドが引き離したが、あの鋭い爪でやられたのでローブが見る見る血に染まっていったのを見た私はドラコに呆れていた
「死にはせん、マルフォイを医務室に運ばないかん!
授業はここまでだ!」
血だらけのドラコを軽々と抱き上げるとゲートを通り走って行ってしまった…
みんなドラコが襲われたのでヒッポグリフを怖がっていたので私は首輪をつけ鎖で繋げると嘴を撫でてあげた
「貴方達は何も悪くないから気にしないでいいのよ、あれはドラコが悪いんだから…
ハグリッドが帰ってくるまでの間、鎖に繋げちゃうけど許してね」
ヒッポグリフは"わかった,と言わんばかりに鳴き、ハリー達と共に城の中へと帰った