サイン会と喧嘩
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水曜日になり、みんなとダイアゴン横丁で会う約束をしていたのでフェニス姉さんに姿現しで飛ばして貰った…
フェニス姉さんはめんどくさがり屋なので屋敷に戻り、私はセルロッタと共にハーマイオニー達を探し街の中を走った
するとグリンゴッツの白い階段にハーマイオニーがいるのが外からわかったので向かった
「ハーマイオニー!」
「リリス、久しぶりね!
貴方…なんか成長してきたわね…」
黒い長袖のトップスに赤のショートパンツを着ていたのだが、ハーマイオニーが胸の辺りをジーッと見つめてきた
「久しぶりに会って胸を見るなんて酷くない?
去年よりかは成長してきたわね、まぁ母様もフェニス姉さんもおっきいから嫌でも成長するわよ」
「ごめんごめん!つい目のやり場に…
あっ!ハリーだわ!ハリーここよ!」
ハグリッドと何故か煤だらけで壊れた眼鏡を掛けたハリーが歩いていた
「ハリーハグリッド久しぶりね、貴方一体どうしたの?」
「リリス、久しぶりだね!
手紙ごめんよ」
ハリーが申し訳なさそうに謝っているとロンとフレッド・ジョージが慌てた様子で走ってきた
「ハリー!モリーは半狂乱だったよ…
一体何処に出たんだい?」
赤毛の男性が息を切らしてハリーへと抱きついた
「ノクターン横丁です」
「すげぇ!!
あっ、リリス!久しぶりだな!」
フレッドとジョージが同時に叫び、私に抱きついてきた
「久しぶりね、フレッド・ジョージ!」
「ハリー!!!
よかったわ、無事で!
とんでもない所に行ったんじゃないかと心配したのよ!!」
パーシーと可愛らしい女の子を連れた女性が現れ、ぶんロン達のお母さんだと瞬時に私は理解し女性は壊れた眼鏡に杖を向けるとハリーの眼鏡は新品同様になった
「俺はもう行かにゃならん、またホグワーツでな!」
ハグリッドは私達に手を振ると去っていってしまった
「ウィーズリー夫妻ですね、ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。
リリシャーロ・フレーベアです、リリスと呼
んでください。
貴方の息子さん達とは友人でしていつもお世話になってます」
「フレーベア先生の…これは失礼した!
私はアーサー・ウィーズリーで妻のモリーです、リリスの祖母…痛っ!
あぁすまない、フレーベア先生には僕達はお世話になってね。
学生時代の先生だったのだよ」
フェニス姉さんのことを祖母と言ったアーサーさんをモリーさんが突っつき訂正させていた
「リリスの話は息子から聞いているわ、パーシーがよく一年生に天才がいるって話してたわ。
フレッドとジョージなんてあの車に乗せたいってずっと煩くてね、それはダメだけど。
貴方に会えて嬉しいわ!よろしくね」
モリーさんと握手をして側で恥ずかしがっていた妹ちゃんにも手を伸ばし頭を撫でてあげた
みんなで賑やかに話しながらフローリシュ・アンド・ブロッツ書店に向かった
すると書店の入り口が見えなくなるほどお客さんで賑わっていたので、私もハリーも驚き目が点になっていた…
一番上の窓から
"サイン会 ギルデロイ・ロックハート
自伝「私はマジックだ」
本日午後12時30分〜16時30,
っと大きな横断幕に書かれていた…
私達は人垣を押し分けて中へとなんとか入ることに成功し、新学期に必要な教科書を探しレジに並ぶ列へと入った
「本物の彼に会えるわ!」
「まさかハーマイオニー…
あんな感じの人が好きなの?」
「だって彼イケメンだし、リストにある教科書をほとんど書いてるじゃない!」
ハーマイオニーの目がハートになっているのを見て私は思わず引いてしまった…
ギルデロイ・ロックハートという男を私は生理的に好きじゃないと身体が反応しているのでハーマイオニーのように好きにはなれそうになかった…
ジニーを連れてモリーさん私とハーマイオニーの列に割り込み、何度も暴発している髪の毛を撫でていた
「ハーマイオニーも好きなのよ、もうすぐ彼に会えるわよ!」
まさかのモリーさんもファンだったようで私とハリー・ロンは目が合いため息を吐いた
ギルデロイ・ロックハートが現れると周りにいた人達の歓声で煩くなり、日刊予言者新聞の記者が何度も写真を撮っていた
するとギルデロイ・ロックハートはハリーと私を見つめ叫んだ
「もしや…ハリー・ポッターとリリシャーロ・フレーベアでは?」
周りにいた人達は一斉に鎮まり私達から離れ日刊予言者新聞のスタッフがハリーと私をギルデロイ・ロックハートの元に無理矢理立たせ写真を何枚か撮った
「皆さん、なんと記念すべき瞬間でしょう!
ハリー・ポッターとリリシャーロ・フレーベアがフローリシュ・アンド・ブロッツ書店に私の自伝を買いに来てくれました。
2人は思いつかなかったことではありますが、私の全作品を無料で差し上げます!」
強制的に何冊もの本を貰った私とハリーは目を合わせお互い"いらない,と心の中で同じ気持ちだった…
写真を撮り終えたので本当はいらないが新学期に必要なギルデロイ・ロックハートの教科書だけ手に取ると、後の本はモリーさんに渡すとすごく喜ばれた
ハリーはロンの妹のジニーへと先程貰った本をあげ、ギルデロイ・ロックハートの側から離れようと歩いているとドラコが真正面から歩いてきた
「有名人のハリー・ポッター、ちょっと書店に行くのでさえ一面大見出し記事かい?」
「ほっといてよ、ハリーが望んだことじゃないわ!」
まさかのジニーがドラコに言い返していたので私は驚いていた
「ジニーの言う通りよ、私達は望んだことじゃない。
それに私もハリーもあの人は好きになれそうじゃないわ」
「リリス、君も来ていたのか…
ふん、ポッターガールフレンドかい?」
ドラコがまた幼稚なことをしてきたのでため息を吐くと、ドラコに絡むハリーを見たハーマイオニー・ロン・フレッド・ジョージ・パーシーが心配してやってきた
「マルフォイ、また君?
ハリーがここにいちゃ問題でもあるのかい?」
「ウィーズリー、君がこの店にいるのを見てもっと驚いたよ。
そんなに買い込んで君の両親は1ヶ月飲まず食わずだろうね?」
その言葉にウィーズリー家の子供達怒り今にも飛びかかりそうだったが、私とハーマイオニー・ハリーが手を出さないように止めていた
「ドラコ…
これはこれは…ハリー・ポッター…
それが伝説の傷か…」
ドラコの父親のルシウス・マルフォイが現れ、ステッキでハリーの額の傷を不作法に触ってきた
「お前達何をしてる?早く外に出よう!」
ロンの父親のアーサーさんが人混みから抜けて私達の元へと走ってきた
「これはこれは…アーサー・ウィーズリー…
お役所はお忙しいらしいですな…
あれだけ何回も抜き打ち調査を…
残業代は当然払って貰っているのでしょうな?」
ルシウスさんは挑発するかのように言うとジニーの大鍋に勝手に手を突っ込み、古い擦り切れた本を一冊引っ張り出した
「ふむ、どうもそうではないらしい…
なんと役所が満足に給料を支払わないのではわざわざ魔法使いの面汚しになる甲斐がないですな?」
「ルシウス・マルフォイ…
魔法使いの面汚しがどう言う意味かについては私達は意見が違うようだが」
「ウィーズリー…
こんな連中と付き合ってるようでは君の家族はもう落ちるところまで落ちたと思っていいんですなぁ」
ルシウスさんがハーマイオニーを蔑んだ目で見下ろした瞬間アーサーさんが跳びかかり、ルシウスさんを本棚に叩きつけた衝撃で本が何冊も落ちた
「やっつけろ!パパ!」
フレッドとジョージが叫び応援し、大の大人が店の中で殴り合いをし始めたので見ていられなかった私は2人の間へと入った
「お二人とも、店の中で喧嘩などおやめなさい!!
アーサーさん、ルシウスさんの幼稚な挑発に乗ってどうするんです?
ルシウスさんも純血主義はよろしいんですが、これ以上私の大切な友人を侮辱するなら私もフレーベア家の者として黙っていませんが?」
「すまない、リリス…」
「申し訳ない…ほらチビ…
君の本だ、君の父親にしてみればこれが精一杯だろう…失礼する」
アーサーさんは殴られて唇を切りルシウスさんは目を打たれた痕がつき、ジニーの大鍋から取った古本を大鍋へと入れドラコと共に店から出ていった
騒ぎを聞きつけたモリーさんが慌てた様子でアーサーさんのケガをみていた
「アーサーさん大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ、遂ルシウスの挑発に乗ってしまった…」
「パパが殴ってなきゃ僕達が殴ってたさ!」
「ロン、なんてことを言ってるの!
リリス止めてくれてありがとう、さすがフレーベア先生のお孫さんだわ。
まったく、子供たちの前で取っ組み合いなんて…
ギルデロイ・ロックハートが一体どう思ったかしら…」
モリーさんはアーサーさんのケガよりも、ギルデロイ・ロックハートにどう思われたか心配していた…
「あいつ喜んでたぜ!
日刊予言者新聞に喧嘩のことを記事にしてくれないかって頼んでたぜ!
なんでも宣伝になるからだってさ」
フレッドが私に聞こえるように言ってきたのでやはりギルデロイ・ロックハートはあまりいい人間ではないんだとわかった…
喧嘩の後漏れ鍋へと向かいハリーとウィーズリー家のみんなは暖炉でフルパウダーを使い帰り、ハーマイオニーは漏れ鍋の裏側を通りマグルの街まで私が見送るとタイミングよくフェニス姉さんが現れたので屋敷へとセルロッタと共に戻った…