私の祖父の秘密
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ホグワーツ特急に乗りフレーベア邸に帰ってきた私はフェニス姉さんとアンナと共に久しぶりに家族の時間を過ごした
リーマスは私が帰ってくる前に去っていたの少し悲しかったが休みの間はフェニス姉さん・アンナと共に中東旅行を楽しんだ
ドバイでは色とりどりのアラビアンな衣装を身につけ砂漠の中を魔法の絨毯で優雅に飛び楽しみ、オマーンではモスクがたくさんありスルタン・カブース・グランド・モスクはクリーム色の建物と大理石の床が美しい建築物で私とアンナは感動していた
ヨルダンの死海では三人とも水着になり死海の浮遊体験を体験し、死海の塩は美容品としても有名でフェニス姉さんは大量に買い物を楽しんだ
サウジアラビアではスパイスを大量にアンナが買い込み中東旅行を楽しんだ
旅行中にもハリーに何度か手紙を書き、ロゼに送ってもらったが何故か返信の手紙が送られてこなかった…
ハリーの機嫌を損ねるようなことは書いてないんだけど…っと悩みつつ、フレーベアの屋敷へと帰った後もハリーへと何通か手紙を出したが返信がこなかった…
ソファーにだらしなく横になっているフェニス姉さんの横へと座った
「フェニス姉さん、ハリーからまた手紙の返信がこないんだけど…
ハリーどうしたのかしら?」
「あー、あそこは魔法使いが嫌いな家だから手紙をわざとハリーに渡してないんじゃないの?
もうすぐ休みが終わるわね…
よし、今から貴方の祖父に会いに行くわよ」
黒いsexyなワンピースに身を包んだフェニス姉さんが小さな箱を持ってソファーから立ち上がった
「私におじいちゃんていたの?
初耳なんだけど」
「リリスには今言ったからね、ちなみに貴方の母親と父親・私・アルバス・アンナしか知らないから世間では私の旦那は知らないことになってるわ。
ヒルデは私とゲラート・グリンデルバルドの子なのよ、貴方の祖父はゲラート・グリンデルバルドなの」
フェニス姉さんの話を聞いた私はまさかその名に驚いた…
ゲラート・グリンデルバルドはヴォルデモートが出現するまで史上最強かつ最も危険とされた闇の魔法使いで有名だからだ
「嘘でしょ…」
「私もヒルデがお腹にいると知ったときそんな気持ちだったわ、アルバスの村にゲラートが来てあの2人は仲良くなった。
私もたまにアルバスの元に顔を出してたから仲良くなってね、まぁ腐れ縁ってやつよ。
まだ闇の魔法使いと世間から騒がれる前に一晩だけゲラートが私の元にやってきてその一晩で孕んじゃったもんだから結婚もせずにヒルデを産むことを選んだのよね。
まぁ私の両親は死んでるから反対する者はいなかったし、ただ世間は私をボロカスに囃し立ていたけどね。
そんなことを気にする私じゃないから意味なかったけど、貴方の母のヒルデは少し気にしていたみたいだけどね。
話しが長くなったわね、アンナ留守を頼むわよ」
「お任せくださりませ、フェニス様」
アンナは深々と頭を下げ、フェニス姉さんの旦那さんで私の祖父がまさかグリンデルバルドだっただけでも驚きなのに…
私の母はたった一回の営みでできたと言う真実をサラッと言われて、さすがの私も頭が処理できずにいた
だがそんな事もお構いなしにフェニス姉さんは私の腕を掴み姿現しをしオーストリアの地に飛んだ…
そこからは魔法の馬車に乗り、ゲラート・グリンデルバルドが収容されているヌルメンガード城へと向かった
馬車から降りると高々に聳え立つ、城を見上げた…
「ここから先は杖は置いていかないといけない約束になってるから馬車の中に置いておきなさい、本来入ることが出来ないけどアルバスの計らいで今日だけ入れるように話をつけたから」
「わかったわ」
フェニス姉さんの言うとおりに杖を置いて監獄を見上げた
"より大いなる善のために,という言葉が刻まれているのが目に入り、フェニス姉さんと共に監獄の中へと入って行った…
階段をひたすら登り何階まで上がったかわからないほど長い階段を上がると一つの部屋の前に立ち、扉を開けた
中は何もなくボロボロの毛布に身を包んだ老人が床に座っていた
私とフェニス姉さんを見て驚きもせず来るのがわかっていたのか落ち着いた様子だった
「フェニスか、相変わらずお前は変わらぬな。
その子がヒルデの娘か、まさか孫に会えるとはな…」
「貴方は年老いたわね…
ヒルデの時のように一度貴方の孫を見せておかないといけないと思ってわざわざ来てあげたわ」
「リリシャーロ・フレーベアです」
私は恐る恐るグリンデルバルドへと名前を言い頭を下げた
「娘のヒルデはやはり死んだか…
眼の色は同じではないがオッドアイか…
フェニスは破天荒な女だが子供の事は大好きだったな、リリシャーロがまっすぐいい子に育ってくれて嬉しく思う。
君はこれから茨の道を進むだろう…
だが恐れることはない君の思う通りにしなさい、君のその心の広さに救われる者はいるのだから…」
「えーっとお爺様…
ありがとうございます」
「アハハハッ!
ゲラートがお爺様とか笑えるわ!!
これ貴方に土産よ、リリス先に馬車に帰っといてくれる?」
フェニス姉さんは手に持っていた小さな箱をグリンデルバルドへと手渡すのを見て私は部屋から出て、また長い階段を降りて行った…
リリスが居なくなった後、ゲラートは箱を開け中の物を取り出すと小さなおにぎりが三つ入っていた
ゲラートは懐かしそうに微笑むと食べ始めた
「フェニスの日本のお握りか、昔アルバスと三人でいたときに作ってくれたな…
懐かしい」
「貴方と会えるのも最後かもしれないから作ってあげたわ。
まぁゲラートに会いに来たのは予言者の貴方にリリスを見て貰いたかったの…」
「フェニス、ヴォルデモートは執念深い…
リリシャーロ身体は封印しておるのであろう?
なら孕むことはまずない…
だがあの子にとってそれが最適なことかはわからぬが…
まぁ死んだ我が娘ヒルデが決めたことに異論はない、お前はリリシャーロを見守るのだ。
助けたくても流れに身をませるのだ、君ではヴォルデモートを殺すことはできんのだから…」
「ヒルデと共にリリスの子宮を封印してるからあのクソガキに孕ませないわよ…
孫にいいよる男がアレなんて最悪だわ、ゲラートのときのように一晩で孕まされたら大変よ」
「ハハハッ!確かに!
でもまさか君が堕さず子を育てると決めたと聞いたときは本当に驚いてたよ、一人で娘のヒルデと孫のリリシャーロを育てさせてしまいすまない…」
「私に謝る必要はないわ、アルバスには謝るべきだとは思うけどね。
三人でいた頃が懐かしいわ…
貴方は最高の贈り物をくれた娘と孫をね♪
じゃ次会う時は地獄で」
ゲラートはケラケラ笑うと手を振り、私は城を後にした…
フェニス姉さんが帰ってきたので馬車に乗り、ヌルメンガード城が見えなくなるまで私は窓から見ていた…
まさか自分の祖父がゲラート・グリンデルバルドだったとは…
しかも監獄されてる身で会えるなんて…
「ゲラートの奴、昔はイケメンだったんだから。
でもアルバスと同じであの人も歳を取ってたわ…」
「フェニス姉さん、なんで今私をお爺様と合わせたの?」
私の言葉にフェニス姉さんは足を組み窓の外の小さくなった監獄を眺めていた…
「ゲラートと会わせたのは今が最適な時だと思ったからよ…
今から話すのは私とアルバスとゲラートとの出会い、屋敷まで暇だから話してあげる」
フェニス姉さんは微笑むと私に昔話を聞かせてくれた…
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