私の身体
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すると扉を開けた瞬間、暖炉の前に泣きながら立っていたロンのお父さんとお母さんがジニーへと飛びつき再び泣きながら抱きしめていた
「ジニー!貴方が無事でよかった!!」
部屋の暖炉の前にミネルバのほかにアルバスといつものように胸を強調したsexyな黒のミニワンピースを身に纏ったフェニス姉さんがいる事に気づいた
フェニス姉さんはそっと私の頭を撫でると"身体は大丈夫?,と心配そうにしていたので"大丈夫,と笑い安心させた
フォークスはハリーの肩から移動し、元の飼い主であるアルバスの元へと帰った
「みんな無事でよかったわ、どうやってリリスとジニーを助けたの!?」
「みんなが聞きたいことよモリー、貴方は少し落ち着きなさいな」
「ッ…フレーベア先生、申し訳ありませんわ」
フェニス姉さんはロンの母親へと落ち着くように伝えるとハリーがゴドリック・グリフィンドールの剣と組分け帽子・日記帳をテーブルへと並べ話し始めた…
リリスが秘密の部屋の怪物がバジリスクだと気付き、ハーマイオニーは水道のパイプの中をバジリスクが通って生徒達を襲撃したこと、ロンと二人でアラゴグに出逢いバジリスクの最後の犠牲者がマートルだと話してくれたこと…
トイレのどこかが秘密の部屋の入り口があるのではないかと自分自身が考えロンと共にジニーとリリスを救出しに行ったことをみんなに話してくれた…
「そうして入り口を見つけたわけですね…
でもポッター、一体どうやって全員生きてその部屋を出られたというのですか?」
ミネルバの質問にハリーはどう説明したらいいか悩んでいたがアルバスが口を開いた
「わしが一番興味あるのはヴォルデモート卿がどうやってジニーに魔法をかけたかということじゃな、わしの個人的情報によれば現在アルバニアの森に隠れているらしいが…」
アルバスの話を聞いたロンのご両親は驚き声をあげた
「"例のあの人,がジニーに魔法をかけたと?
でもジニーはそんな…」
ロンのご両親へとハリーは焼け焦げ穴の空いた日記帳を見せた
「この日記帳だったんです、リドルは十六歳のときにこれを書きました!」
「見事じゃ、彼はホグワーツ始まって以来最高の秀才だったと言えるじゃろう。
トム・リドルと呼ばれていたことを知る者はほとんどいない、卒業後トムは消えてしまった…
闇の魔術にどっぷりと沈み込み魔法界で最も好ましからざる者達と交わり、ヴォルデモート卿として再び姿を現したときには昔の面影はまったくなかった。
あの聡明でかつてここで首席だったあのハンサムな子をヴォルデモート卿と結びつけて考える者はほとんどいなかった…」
「でもジニーが…何故あの人と…何の関係が!?」
「その人の日記なの…あたし…
いつもその日記に書いていたの!
そしたら返事をくれて…」
ジニーがご両親に話し始めると黙っていたロンのお父さんが声を上げてジニーへと怒り始めた
「パパがいつも言っていただろ!?
脳みそがどこにあるか見えないのに一人で勝手に考えることができるものを信用しちゃいけないと!
そんな妖しげな物は闇の魔術が詰まっていることははっきりしているのに!」
「ママが準備してくれていた本の中にこれがあったの!」
ジニーは再び泣き出してしまい、ジニーの話を聞いた私は新学期の教科書を買いに行ったときのことを思い出していた…
確かあの時ルシウス・マルフォイが珍しくウィズリーさんに喧嘩をふっかけていたわね…
あのときにジニーの鍋に本を入れていたけど、もしかしてあれがトムの日記だったとしたら…
辻褄が合う…
「モリーとアーサー、この子はまだ一年生よ?
ヴォルデモートが支配していたあの時代に賢い魔法使い達でさえたぶらかされてきた、責めるのはおよしなさい。
二人はジニーを連れて医務室へ行くべきだわ、さぁ行った行った!」
フェニス姉さんロンのご両親を宥めると二人はジニーを連れて部屋から出て行った
ミネルバはアルバスに頼まれてキッチンにいる屋敷しもべ妖精の元へと行ってしまった…
「わしの記憶では君たちがこれ以上校則を破ったら退行処分にせざるをえないと言ったが、誰にでも誤ちはあるものじゃ。
前言撤回じゃ、二人とも"ホグワーツ特別功労賞,を授与する!
あと一人につき二百点ずつグリフィンドールに与えよう」
アルバスの話を聞いたロンは嬉しさのあまり私に抱きついてきた
「それにしてもギルデロイ、ずいぶん控え目じゃな、どうした?」
「あぁ、忘れてたわ。
ロンの杖を使ってハリー達に忘却術をかけようとしたら杖が逆噴射してこの様だそうよ」
私がアルバスへと説明するとロンは申し訳ない気持ちでいっぱいな表情をしながら、つぎはぎだらけの折れ曲がった杖をアルバスへと見せていた
「なんと…悪いがロックハート先生を医務室へと連れていってくれんかの?」
ロンは頷きロックハートを部屋から連れ出し医務室へと向かった…
「ハリー、リリスお座り。
フェニスは…もう寛いでいるようじゃの、それなら結構」
アルバスは椅子ヘと座りフェニス姉さんはいつのまにかソファーへと寝転んでおり、ハリーと私は椅子へと座った
「ハリー、君には礼を言わねばならない。
秘密の部屋で君はわしに真の信頼を示してくれた、それでなければフォークスは君のところに呼び寄せられなかったはずじゃ。
リドルは君に並々ならぬ関心を示したことじゃろうな…」
「ダンブルドア先生…
僕…あることにきづいてしまったんです…
トム・リドルと僕は似たよった点がある…」
「そうじゃの、君もまたパーセルタングを話せる。
何故ならばヴォルデモート卿はサラザール・スリザリンの最後の子孫で蛇語を話せるからじゃ…
わしの考えがだいたい当たっているならヴォルデモートが君にその傷を負わせたあの夜、自分の力の一部を君に移してしまった。
もちろんそうしようと思ってしたことではないが…」
「ヴォルデモートの一部が僕に?
じゃぁ、やっぱり僕はスリザリンに入るべきだったんだ!」
ハリーはショックだったようで絶望した目でアルバスを見つめていた…
「だが何故組分け帽子は君をグリフィンドールに入れたのか、君はその理由を知っているはずじゃ」
「僕が帽子に頼んだから…」
「それじゃよ、そこがトム・リドルと違う所じゃ。
ハリー…
自分が本当に何者かを示すのは持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ。
この剣は真のグリフィンドール生だけが帽子から取り出せることができるのじゃよ、ハリー…」
アルバスが机の上にある血に染まったグリフィンドールの剣を取り上げ、裏側に書かれている名前をハリーと私に見せた
「あと一つだけ…
リドルは何故あんなにもリリスのことに執着していたんですか?
まだ産まれていないはずなのに、五十年前のリドルはリリスを知って秘密の部屋へと攫った理由がわかりません」
「ハリー、あのクソガキは私の孫にゾッコンなのよ。
その胸元のキスマークを見たらうぶな貴方でも理解できるはず、日記帳に記憶を刻んでジニーとリリスから力を摂取し実体化してまでとはね…
ストーカーにも程があるわ!
世間では耳にしてるでしょ、"連れ去られた女の子,ってね。
まぁ私と瓜二つな顔だからわかったんじゃないかしら?
だって私とリリスは姉妹のように似ているもの♡」
フェニス姉さんが鼻と鼻が引っ付くほどハリーへと近づくとまぁ必然的に大きな胸が目に入るので、ハリーは顔を真っ赤にして鼻血を出していた…
「フェニス姉さん近い!!
ハリー、鼻血でてるわよ」
「ホホホッ、フェニスのsexyな身体を見て鼻血を出さない男性は居らんじゃろ」
呑気に笑うアルバスへと溜息を吐き鼻血をティッシュで拭いてあげていると、ドアが勢いよく開きルシウス・マルフォイと屋敷しもべのドビーが部屋へと入ってきた
「ほぅ…お帰りになられていたとは…」
「アーサー・ウィズリーの娘が連れ去られたと聞いた理事達がわしにすぐにホグワーツに戻って欲しいと頼んできた。
結局この仕事に一番向いているのはこのわしだけだと思ったらしい、あとみんなが奇妙な話を聞かせてくれての…
家族を呪ってやると君に脅されたと言ってきた者達がおる」
ルシウス・マルフォイの表情は固くなっていたがアルバスを嘲るように話し始めた
「誰の仕業か判明したのでしょうな?」
「ヴォルデモート卿じゃ。
今回も他の者を使ってにして行動した、この日記を使っての…」
ハリーがバジリスクの牙で刺したので日記帳の真ん中には大きな穴が空いていた
私は椅子から立ち上がり破壊された日記をルシウス・マルフォイへと持ち上げた
「ジニーが何故あの日記を持っていたのかずっと疑問でした。
私達がフローリシュ・アンド・ブロッツ書店でアーサーさんと喧嘩しましたよね?
そのときジニーの教科書と共に日記を忍び込ませたと私は推理したんですが」
「フレーベア家の令嬢らしからぬ推理ですな、証拠はないでしょ?」
私の言葉にルシウスさんは鼻で笑いシラを切り通した…
「誰も証明はできんじゃろ、しかしルシウス忠告しておこう。
ヴォルデモート卿の昔の学用品が罪もない人の手に渡ることがあれば裏で糸を引いている者をただでは済まさん」
「ルシウス、私の可愛い孫娘に手を出すと言うことはこの私に手を出されても文句を言えないわよ?
ヴォルデモートがいないからってあんまり調子乗ってると、お前の首と胴を切り離し屋敷の門に飾っちゃうわよ」
ケラケラ笑いながら自分の杖をルシウス・マルフォイの顎下に当て、フェニス姉さんは忠告しあまりの恐怖にルシウス・マルフォイは震えながら"申し訳ありませんでした,と謝り逃げるようにドアを開けドビーを蹴りつつ部屋から出て行った
「ダンブルドア先生、あの日記をマルフォイさんにお返ししてもよろしいでしょうか?」
「よいともハリー、リリス渡してあげなさい」
「ハリーがやろうとしていることは私にはわかるわ、あの子を助けてあげて」
ハリーは頷くと日記を手に取りルシウス・マルフォイを追いかけ部屋を出て行った
するとセブルスが慌てた様子で部屋へと入って私を見ると抱きしめてきた
「リリス!!無事か!?
お前の行方がわからず探していたらジニー・ウィズリーと共に秘密の部屋に連れ去られフェニス先生に連絡したんだ」
「セブルスにも迷惑かけちゃったね、ごめん…」
セブルスの背中を摩り離れるとセブルスは私の胸元の痣へと目を向け眉間に皺を寄せた
「それは…誰にやられた…!?」
私は困った顔で笑うとフェニス姉さんが杖を振り痣を無くしホグワーツの制服へ変えてくれた
「セブルス、リリスから話を聞かなきゃならないから離してあげな。
あの痣を見たからおおよそ何をされたかは理解してる…辛いけどリリスの話を聞かせて?」
いつもな強気なフェニス姉さんとは違い心配してくれているのが伝わってきた…
グリフィンドールの寮から出てジニーから日記帳を預かった後不思議な部屋が現れそこで日記帳のトムに犯されたことを淡々と話した
セブルスは口に手を当て驚き、アルバスとフェニス姉さんは驚くことなく黙って聞いていた
「一方的に犯されたけど、でもトムからの言葉に偽りはなかったし嫌ではなかったから…
まぁアルバスも安心して、孕むことはないから」
「さすがリリス、フェニスの孫じゃの。
フレーベア家の女性は代々強く素晴らしい!
リリス、あやつは君を我が者にしようと手を出してくるじゃろう…
君はまだ子供じゃ、何かあれば大人を頼るのじゃよ」
「私とトムとの出会いはわからないけど、いずれわかるからアルバス達は話してくれないんでしょうね。
まぁ何にせよ、簡単にハリーをヴォルデモート卿にやらしはしないから安心して」
「リリス…
ヒルデと似てお前は強いな…」
「なんでセブルスが泣きそうな顔してるの、私は本当に大丈夫よ」
「リリスを育てたのはこの私だからね、そこいらの小娘と違うわ。
さぁ貴方の親友がそろそろ目覚めているんじゃないかしら、セルロッタが見守ってるから行ってらっしゃい」
「そういやハーマイオニー石にされちゃってたんだ!
アルバス・セブルス・フェニス姉さん、失礼するわね」
三人へと一礼すると私は大好きなハーマイオニーの元へと走った
私がいなくなったのを確認してからアルバスが頭を抱えながらため息をついた…
「ヒルデの予言通りになってしまった、まさかまだ二年生のリリスを記憶のヴォルデモートが襲うとは予想外じゃった…
フェニス、すまぬことをした」
「襲われることを承知で死んだヒルデと子を孕まないよう対策してたから貴方が気にすることないわ。
私もまさかの展開だったしね、それにゲラートから何もできないと助言もらってたしね…
アルバスあちらの家族から連絡があった、リリスは夏休みに日本へ帰らせるわ」
「ハリーとリリスには申し訳ないの…
本来はわしらが彼奴をどうにかせねばならぬのに…」
「フェニス先生は…
あの子がヴォルデモート卿に襲われたのに悲しくないのですか!?」
「襲われたとは言えリリスはあの時代のトムを自ら受け入れた、それはリリス自身が決めたことよ。
でも大事な孫の処女をあのクソガキに奪われたのは癪に触るわね、でもその原因を作ったルシウス・マルフォイをどうにかしないとね♡
リリスと違って私は優しくわないからね…
まぁセブルスには感謝してるわ、ホグワーツでリリスを見守ってくれてありがとう」
セブルスの頭を撫でると少し複雑そうな顔をし、私はソファーから腰を上げるとタイミングよくアンナが現れた
「フェニス様、お迎えにあがりました」
「ありがとう、アンナ。
ルシウスの件は私に任せて、理事から引き摺り下ろしてやるから」
「ホホホッ、フェニスを怒らすと怖いの。
君が友でよかったわい」
「私よりも貴方の方が怖いわよ、んじゃまたね。アルバス・セブルス」
二人に手を振るとアンナの魔法でその場から消えた
フェニス・フレーベアの怒りを買い、ルシウス・マルフォイは理事を辞めさせられたと後日新聞に大々的に書かれることになる…