絶命パーティー
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あれから変な夢を見るようになって眠ってもちゃんと寝れていないようで凄く眠かった…
いつも目が覚める私だが起きれずハーマイオニーに起こして貰い、朝食ではパンを片手に持って瞼が閉じてしまい
見かねたフレッドとジョージが私に朝食を食べさせてくれていた…
睡眠不足を補う為闇の魔術の防衛術の授業は私にとって昼寝をする時間となった
ハリーがほとんど首無しニックと絶命日パーティに出席する約束をしたらしく、夜に4人で地下牢へと向かった…
するとニックが現れ大きな羽飾りがついた帽子を脱ぎ、深々と頭を下げてお辞儀をした
「フレーベア嬢まで来てくださるとは!
少し顔色が悪いようですが大丈夫ですかな?」
「最近夢見が悪いだけ大丈夫よ!」
姿は見えないけど夢の中でずっと私の名を呼び甘い言葉を吐き続けるのよね…
夢のことを考えないように頭を振り見上げると、地下牢には数え切れない程の半透明のゴーストでいっぱいだった
「少し怖いけど、見て回ろう…」
「誰かの身体を通り抜けないように気をつけなきゃ!」
ハリーとロンに続いて私とハーマイオニーはダンスフロアーを歩いた
すると馬に乗った首無しのゴースト達が現れゴースト達に挨拶を始め、首無し狩りクラブのゴースト達が首ホッケーを始めロンは見ていられずハリーに呟くと地下牢から出ることにした…
「あんなパーティー懲り懲りだ!」
「まぁちょっとアレは私達には難しいわよね…」
珍しくハーマイオニーもロンと同じ意見だった…
するとハリーがいきなりフラつき石の壁に耳を当て何かを聞いていた
「ハリー、どうしたの?」
「リリス、またあの声なんだ…
ちょっと黙ってて…
こっちだ!!」
いきなり叫ぶと階段を駆け上がり玄関ホールへと出たがハロウィン・パーティで騒がしく音楽が鳴り響いていた
ハリーは大理石の階段をまたあがり3階まで上がり、私とハーマイオニー・ロンは必死に後を追い廊下の角を曲がると壁に赤い字で何かが書かれているのを見つけた…
"秘密の部屋は開かれたり
継承者の敵よ、気をつけよ,
「ハリー…一体これはどう言うことだい?」
「見て!」
ハーマイオニーが指差した方向を見ると床には大きな水溜りができ、松明の腕木に尻尾を絡ませて目を見開いたままぶら下がっていた…
「ミセス・ノリスがなぜ…
これは…石になってるわ」
私はミセス・ノリスを注意深く見つめると死んではいないことに気づいた
「リリス、いつまで見てるの!
ここから離れなきゃ、ここにいる所を見られない方がいいよ!」
ロンが焦った声で言ったがすでに遅く、パーティが終わりみんながやってきてしまったのだ
「継承者の敵よ、気をつけろ!
次はお前達の番だぞ"穢れた血,め!」
ドラコがニヤッと笑いながら叫び、その声を聞いたフィルチさんが人混みを押し除け私達の前にやってきた
「ミセス・ノリスに何が起こったんだ!
私の猫が…お前だな!
お前が私の猫を殺したんだ!
俺がお前を殺してやる!」
怒り狂ったフィルチがハリーに飛びかかろうとしたので咄嗟に前に出て守るとタイミングよくアルバスが現れた
「アーガス、一緒にきなさい。
君達もじゃハリー…」
ロックハート先生の部屋が一番近かったようで、私は入るのが嫌だったが仕方なしに入るとミセス・ノリスを机に置いた
アルバス・ミネルバ・セブルスの3人は隅々まで調べ目を凝らして見ていた
するとロックハート先生がニヤニヤしながら話し始めた
「猫を殺したのは呪いに違いありません…
"異形変身拷問,の呪いでしょう、何度も見たことがあります。
私がその場に居合せなかったのはまことに残念…」
その言葉にフィルチさんは泣き崩れたが私はロックハート先生の話に鼻で笑い言い返した
「全く違います、フィルチさんミセス・ノリスは死んでなんかいませんよ。
石になってるだけです」
「本当か?」
「リリスの言う通りじゃ、だがどうしてそうなったのかわたしには答えられん…」
アルバスの言葉にロックハート先生はすかさず"私もそう思ってました!,と言い直していたので私は無視した…
「あいつがやったんだ!あいつだ!
私が出来損ないのスクイブだって知ってるんだ!」
フィルチさんがハリーを指差すとハリーは"ミセス・ノリスに指一本触れてません!,っと大声で叫んだ
「校長一言よろしいですかな、ポッター達は単に間が悪くその場に居合せただけかもしれませんな。
とは言え…
何故君達は3階の廊下にいたのかは疑問ですな」
黙っていたセブルスが口を開き話に入ってきた
「スネイプ先生、私達はニックに招待され絶命パーティーに行ってたわ。
ゴースト達が証言してくれるはず」
「それでは何故その後パーティに行かなかったのかね?」
「絶命パーティーで私が気分が悪くなり新鮮な空気を吸いたかったら3階を散歩してたらこんな事に…」
私の咄嗟の嘘にセブルスは少し怪しんだがそれ以上は口出ししなかった
「アーガス、君の猫は治してやれる。
スプラウト先生がマンドレイクを手に入れられてな、成長したら薬が作れる」
「それなら私がお作りしましょう!
眠りながらでも作れます」
ロックハート先生の言葉に私は冷めた目で見下ろすとすかさずセブルスが口を挟んだ
「おうかがいしますが、この学校では我輩が魔法薬の先生のはずだが?」
心の中でセブルスに拍手を送り、アルバスは私達を寮へと戻るように促してくれた
談話室へと戻ると私は3人に何度も頭を下げられた
「リリスが居なかったら僕達危なかったよ!」
「スネイプもリリスがああやって言ってくれたから追及してこなかった、助かったよ!」
「でもハリーにしか聞こえないなんて…
一体なんなのかしら?」
「ハーマイオニー、私もそこ気になってたのよね…
まぁ声が主が犯人だとしてすぐに私達が向かったのにいなかった…
わからないことだらけだけど、用心に越したことないわ」
するとフレッドと話していたジョージが私に気づき抱きついてきた
「リリス、クマできてるぞ。
まだ寒くなるのには早すぎるが一緒に寝てやるからゆっくり眠れ。その内倒れるぞ」
「今回ばかりは私も賛成よ、リリスちゃんと寝れてないの知ってるんだから。
ジョージとなら変な夢も見ないかも知れないわ」
「じゃぁジョージに甘えちゃおっかな…」
「年上に甘えるべきさ!」
杖を一振りするとパジャマに着替えジョージに引っ張られて談話室のソファーに寝転ぶと毛布に包まり、久しぶりの人肌に気持ちよくてすぐに目を閉じてしまった