クソみたいな授業
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闇の魔術の防衛術は大好きな授業だったのだが、目の前の新しい先生のせいで大嫌いな授業へとなってしまい私は溜息をつきながら席へと着いた…
教室はギルデロイ・ロックハートの肖像画や写真ばかり飾られて、私は今すぐこの教室から出いぐらい身体が拒絶反応を示していた
ハーマイオニーも他の女子生徒も何故かギルデロイ・ロックハートのことが好きであの先生にうっとりした目で見つめていた
「こんにちはみなさん!
今年からこの私が闇の魔術の防衛術を教えることになりました、ギルデロイ・ロックハートです。
勲三等マーリン勲章・闇の力に対する防衛術連盟名誉会長・週刊魔女5回連続チャーミング・スマイル賞受賞…
全員私の本を買え揃えたようだね、どのぐらい覚えているかミニテストをしよう」
小さなテストペーパーを配られた私はテストを見て絶句した…
"1. ギルデロイ・ロックハートの好きな色は?
2. ギルデロイ・ロックハートのひそかな大望は?…,
2問読んで私は目を向けるのをやめた…
くだらない問題が3枚もあったからだ…
私は名前だけ書くと受ける意味がないと思い、テスト用紙に答えを書かず窓の外を眺めていた
ロックハート先生が答案用紙を回収してそれを見るとなんとハーマイオニーが全問正解し、グリフィンドールに10点を貰っていた
「さぁ私は魔法界の中でもっとも穢れた生き物と戦う術を授けるのが私の役目、この教室で君たちはこれまでにない恐ろしい目に遭う事になるだろう。
どうか叫ばないようにお願いしたい、連中を挑発してしまうかもしれないのでね!」
ロックハート先生は布を覆っていたのを取り払うとそこにはピクシー小妖精が籠にたくさん捕まえられていた
「さぁお手並み拝見!」
ロックハート先生は籠の扉を開けると教室にピクシー達が四方八方に飛び回り、2匹のピクシーがネビルの耳を引っ張り空中に吊り上げられ天井のシャンデリアからぶら下がって揺れていた…
教室の窓ガラスを割ったり肖像画や写真立てを放り投げ、インクを振り回しピクシー達の暴走に生徒達は逃げ回った
その様子を見て笑っていたロックハート先生は腕をまくり杖を振り上げた
「たかがピクシーでしょ!?
仕方ないですね…ペスキピクシペステルノミ…ピクシー虫よ去れ!」
呪文を唱えたが何の効果もなく一匹のピクシーがロックハート先生の杖を奪い窓の外へと放り投げ、まずくなったロックハート先生は慌てた様子で教室にある自分の部屋の扉を開けた
授業の終わりのベルが鳴り教室にいた生徒達は一斉に出口へと向かい私は唯一椅子に座っており、ハリー・ロン・ハーマイオニーは側の机の下に隠れていた
「君達!ピクシーを籠に戻しておくように!」
自室の部屋へとロックハート先生は逃げてしまい、それを見た私は深い溜息を吐くと椅子から立ち上がった
「クソみたいな授業だわ…
まぁあの男にはなから期待などしてなかったけど無様ね」
「リリスの言葉遣いが…あっ危ない!」
ハリーの叫びと共に一匹のピクシーがロックハート先生の私物の壺を投げ飛ばしてきたので避け杖をピクシー達へと振りかざした
「貴方達も悪戯がすぎるわよ、イモビラス」
「さすがリリス…助かったよ」
ピクシー達は静止し私は杖を振ると籠の中へと戻すとハリーは机の下から出て来た
「あれが先生なんてどうかしてるぜ」
「ロックハート先生は体験学習をさせたかっただけよ!」
ハーマイオニーの言葉にロンは絶句していた
「あの人の授業は受ける意味がないわ、悪いけど今回ばかりはハーマイオニーと意見が合わないわ」
シャンデリアに吊るされたネビルを杖を振り下ろしてあげるとそそくさと教室から出て行った