2年生の授業
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再びホグワーツでの生活が始まった
朝食をハーマイオニー・ハリー・ロンと共にグリフィンドールのテーブルで食べていると、100羽を超える梟達が郵便を届けに来てくれた
ロゼも私の元にフェニス姉さんからの手紙を落とすと梟小屋へと戻って行った
側によってきたセルロッタと封筒を開けているとハーマイオニーの目の前でロンの梟が落ちてミルクや羽を撒き散らした
ロンが慌ててエロールの足を引っ張り抱き上げると年配のエロールは気絶し、ロンは赤い封筒を震える手で持って顔面蒼白で立っていた…
「エロールはもう配達するの難しいんじゃない?その内配達中に倒れちゃうわよ」
「リリスの言うとおりね、まだ生きてるけど配達やめさせた方がいいわ」
「そんな事よりも大変だ…
ママが…吼えメールを僕によこした」
ロンは余程怖かったのかふるえていた…
「開けた方がいいよ、開けないともっと酷い事になる。
僕のおばあちゃんも一度僕によこしたことがあるんだけどほっておいたら…大変な事になった」
ロンの隣に座っていたネビルはロンへと同情し、開けるように促した
ロンは震える手で恐る恐る手紙を開けると手紙に口が映えモリーさんの怒鳴り声が大広間中に響き渡り、ゴースト達は全員耳を押さえ逃げ回っていた
"ロナルド・ウィーズリー!!
車を盗み出すなんてどう言うことです!!
お父さんは役所で尋問を受けたのですよ!?
みんなお前のせいです、まったく愛想が尽きました!
今度ちょっとでも規則を破ってごらんなさい!!
私達がお前をすぐ家に引っ張り帰りますからね!,
ベーっと下を出すと手紙は切り刻まれ机に散らばった…
大広間にいたロン達以外の生徒は爆笑しハーマイオニーは"自業自得よ,と言い、マクゴナガル先生が配ってくれた時間割を眺めていた
ハッフルパフと合同で薬草学の授業を受けることになっていたので、私達は一緒に城を出て温室へと向かった…
つぎはぎだらけの帽子を被ったスプラウト先生がマンドレイクの植木鉢を持って現れた
「みなさんおはよう!
2年生のみなさんは初めてですね、今日はマンドレイク植え替えをします」
「ハリー、君と話したかったんだ!
スプラウト先生、少しよろしいかな?」
温室の窓を開け何故かギルデロイ・ロックハート先生がひょっこり顔を出した
「少しですよ、誰かマンドレイクの根の特徴がわかる人!!」
スプラウト先生はロックハート先生を少し不満そうに見つめ目を逸らすと授業を始めた
「ハリー、ホグワーツまで車で飛んでくるなんて!
何故君がそんなことをしたのかすぐにわかりました、目立ちたかったのですよね。
有名になると言う蜜の味を私が教えてしまった…
わかりますとも!
最初はほんの一口でも、もっと食べたくなる…
私のせいだ…私はどうしても人を酔わせてしまうものでしてね!」
「あの…先生、違います!」
「君が何を考えているかわかりますとも!」
授業を聞いていたがハリーを無視してベラベラ話すトンチンカンなこの男に苛立ち思わず窓の扉を閉めた
「授業の邪魔ですロックハート先生、スプラウト先生の話が聞こえません」
「フフッ、君は私を見て照れているんだね。
また授業で会おう!」
何をどうやったらあんなに勘違いするのか私にはわからず、ロックハート先生を本気で嫌がり手ではらう仕草をした
「リリス助かったよ、ありがとう」
「早く私の前から消え去ってもらいたかっただけよ、本当目障りだわ」
私の言葉にハリーは絶対に今年はリリスを怒らせないようにしようと心に決めた…
ハーマイオニーがマンドレイクの根の特徴を正確に答えたのでグリフィンドールに10点を貰えた
「マンドレイクはまだ苗ですから泣き声を聞いても命は取りません、しかし数時間は気絶することになるでしょう。
皆さんの安全の為に耳当てをくばります、耳当てをつけて!」
スプラウト先生に言われみんな耳当てをしっかりつけた
「よく見てて、しっかり苗を手で掴みます!
引き抜いたらパッと抜き別の鉢に入れ土を被せてあげます!
さぁ行きますよ…はい、引き抜いて!!」
私達は一斉にマンドレイクを引き抜くとマンドレイクの甲高い鳴き声が温室に響き渡った…
もがいて暴れるマンドレイクに土を被せ鉢植えが終わった後はみんな汗と泥まみれだった…
無事に授業が終わった後、杖を振り泥を綺麗に落とし変身術の教室へと走った
ミネルバことマクゴナガル先生の授業は楽しくて私は好きだったので、先程ロックハート先生を見て気分を害していた私はご機嫌だった
コガネムシを一瞬でボタンに変えるとミネルバから10点を貰え、ハーマイオニーも負けじと何個もボタンへと変えていた
けどロンは杖が折れてテープで修繕している為かコガネムシに向かって杖を振ると火花を散らしていた
昼休みのベルが鳴ったので4人で教室を出て大広間に行き昼食を食べることにした
「最悪だよ、この役立たずの杖め!」
「家に手紙を書いて新しい杖を送って貰ったら?」
「ハーマイオニー、そんな事したらまたママから吼えメールがくるよ…」
ロンはつぎはぎだらけの杖をしまうとハンバーガーへとかぶりついた
「あのハリー、僕コリン・クリービー!
僕もグリフィンドールなんだけど、もしよかったら写真を撮ってもいいかな?
そこにいるリリスも!」
カメラを持ったグリフィンドールの一年生の男の子が少し恥ずかしそうにハリーの側に現れ私はサンドイッチを食べていた
「写真?」
「僕貴方達のことなんでも知ってる!
僕と一緒に並んで撮ってもいいかな?
それから写真にサインしてくれる?」
するとスリザリンのテーブルから様子を見ていたドラコがクラップとゴイルを引き連れてハリーの側にやってきた
「サイン入り写真だって?
ポッター、君はサイン入り写真を配っているのかい?
みんな並べよ!
ハリー・ポッターがサイン入り写真を配るらしいぜ!」
「マルフォイ黙れ、僕はそんなことしてない!」
「君妬いてるの?」
ロンの言葉にドラコは真っ赤な顔で怒っていた
「妬くわけないだろ!!
額にこんな醜い傷なんか必要ないね、そこまでして特別な人間になるなんて僕はそう思わない」
紅茶を飲み終えた私は見かねてドラコとハリーの間に立ち塞がった
「ドラコ、ハリーが自らサイン入りの写真をあげるような人に見えるかしら?
ハリーに突っかかるのはやめなさい」
「ちッ…
ウィーズリー、言葉に気をつけるんだね!
これ以上問題を起こしたら君のママが迎えに来るぞ!」
ドラコの言葉に側にいたスリザリン生が一斉に大声で笑った
ロンはつぎはぎだらけの杖を出したがハーマイオニーが止めて私達は闇の魔術の防衛術の教室へと向かった