デルフィニウムの花と賢者の石
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
黒猫のセルロッタが私に甘える声で脚にくっつきながら汽車から降りると、薄暗いプラットホームには生徒達で溢れかえっていた
ハグリッドがランプを持って"イッチ年生はこっちだ,と大声で言いながら私達の元へとやってきた…
「やぁリリス!
足元に気をつけろよ、みんなついてこい!」
険しい小道をつまずきながらみんなハグリッドに続いて降り、狭い道が急に開け大きな黒い湖のほとりに出た
向こう岸の高い山にホグワーツが見えみんな一斉に声が湧き起こった
ボートに乗り地下の船着き場へと到着し下船するとハグリッドがヒキガエルを手に持っていた
「ヒキガエルを誰か忘れてるぞ」
「トレバー!
ずっと探してたんだ、ありがとう!
君も探してくれたんだよね?
僕はネビル・ロングボトム」
「ヒキガエル見つかってよかったわね、ネビル。
私はリリシャーロ・フレーベアよ、リリスって呼んでね」
「フレーベア家の御令嬢に探してもらっていただなんて、僕なんてことを…」
「私が手伝いたくて探したのよ、貴方が気にすることではないでしょ?
それに友達のペットを探したくらいでこの世の終わりみたいな顔しちゃだめよ」
私の言葉に真っ青な顔だったネビルはほっとしたのか微笑み、暗い石段を登るとホグワーツの大きなが開いた
扉が開きエメラルド色のロープを着たミネルバ・マクゴナガル先生が現れ、ミネルバは祖母の知り合いなので幼い頃から顔見知りで私に気づいたのか微笑んだ
「マクゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです」
「ご苦労様ハグリッド、ここからは私が預かりましょう」
ハグリッドと別れマクゴナガル先生の後ろを私達はついて行き階段を上がると扉の前で止まった…
「ホグワーツ入学おめでとう、新入生の歓迎会がまもなく始まりますが大広間の席に着く前に皆さんが入る寮を決めなくてはなりません。
寮の組分けはとても大事な儀式です、ホグワーツにいる間寮生が学校での家族のようなものです。
教室でも寮生と一緒に勉強し寝るのも寮、自由時間は寮の談話室で過ごすことになります。
寮は四つあります、グリフィンドール・ハッフルパフ・レイブンクロー・スリザリンです。
それぞれ輝かしい歴史があって偉大な魔女や魔法使いが卒業しました。
ホグワーツにいる間皆さんのよい行いは自分の属する寮の得点になりますし、反対に規律に違反した時は寮の減点になります。
学年末には最高得点の寮に大変名誉ある寮杯が与えられ、どの寮に入るにしても皆さん一人一人が寮にとって誇りとなるよう望みます。
組分け儀式が始まります、さあ一列になってついてきてください」
そう言うと大広間の扉が開き私達はマクゴナガル先生の後ろをついて歩くと何千というロンソクが空中に浮かび天井は本当の夜空のように魔法がかかり、四つの長いテーブルには上級生達が拍手をしながら私達を出迎えてくれた
グリフィンドールの席には汽車で友達になったフレッドとジョージ・リーが私に気づき手を振ってくれた
広間の上座にはホグワーツの先生たちが座り見知ったアルバス・ダンブルドアとセブルス・スネイプが座っていた
マクゴナガル先生は上座のテーブルまで私達を誘導すると一列に並べ、壁からは数えきれないゴースト達が現れ"おめでとう,っと祝福してくれた…