デルフィニウムの花と賢者の石
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ハリーと出会ってから1ヶ月間屋敷で普段通り過ごし9月1日になり、フェニス姉さんとアンナと共にカートを押しながらキングズ・クロス駅へと訪れていた
フェニス姉さんが買ってくれた黒い梟のロゼは鳥籠に大人しく入っており、九番と十番の壁を超えると紅色の蒸気機関車が停まってプラットホームは乗客でごった返していた…
汽車へと乗り込む前にフェニス姉さんとアンナへと抱きついた
「2人とも行ってきます!」
「行ってらっしゃい、リリス。
ヒルダを見送った日を思い出すわ…」
「リリス様、お気をつけて!」
「2人ともまたね!」
フェニス姉さんとアンナから離れカートを押しながらホグワーツ特級の中へと入った
通路もコンパートメントも学生達でいっぱいでどこか空いていないか探していると赤毛の双子とぶつかった
「ごめん、大丈夫?」
「平気さ!これはたまげた、ジョージ!
有名なあの子じゃないか!」
「本当だ、俺はジョージ!
こっちはフレッドさ、よかったら俺たちのコンパートメント座りなよ」
瓜二つな双子の1人のジョージが私の荷物を乗せてくれた
「ありがとう、赤毛ってことはウィズリー家の人?リリシャーロ・フレーベアよ、リリスって呼んで」
「リリス、いいもん見せてあげる!
リー!見せて!」
フレッドは私をコンパートメントへと押しやると黒髪の男の子が座っていて、手に毛むくじゃらなタランチュラを見せてきた
「タランチュラを持ってるなんて珍しいわね、タラントアレグラ」
呪文を唱え杖を振るとリーのタランチュラが踊り始め、それを見た双子とリーはお腹を抱えて笑いあった…
「リリス最高だよ、フレーベア家の孫娘だから気難しい女の子だと思っていたけど。
君ユーモアありすぎ!」
「1年生なのにすごいよ、僕リー・ジョーダン!
この双子の親友さ!よろしく!」
「そうだ、ジョージ!
ユーモア溢れて才能溢れるリリスに協力をあおごう、悪戯グッズの発明を手伝って貰おう!」
「フレッド、いい考えだ!」
「フレッドとジョージ、悪戯グッズ作ってるの?なんか面白そう!私でよければ手伝うわ!」
フレッドとジョージと握手しているとコンパートメントの扉から茶色のフサフサ髪の女の子が顔を出した
「誰かヒキガエル見なかった?
ネビルのがいなくなっちゃったの」
リーが"見なかった,と言うと女の子は少し落胆した表情で出ていこうとしたので思わず腕を掴んだ
「私も探すの手伝うわ、1人じゃ大変でしょ?」
「ありがとう!あれ…
貴方もしかしてリリシャーロ・フレーベア?
私ハーマイオニー・グレンジャー、会えて嬉しいわ!」
「私も貴方みたいな優しい女の子と友達になれて嬉しいわ、よろしくね!
さぁネビルのヒキガエル見つけないとね、私はこっちのコンパートメントを探すからハーマイオニーはあっちをお願いね!」
「わかったわ!」
双子とリーに手を振り通路へと出ていろんなコンパートメントの中を探した
だが見つからず最後のコンパートメントの扉を開くとプラチナブロンドの髪に青白い顔の男の子と小太りの男の子が2人座っていた
「ヒキガエルを見なかったかしら、ネビルをさのなんだけど」
「君は…リリシャーロ・フレーベアか。
父上が君とは仲良くしろと言っておられた、僕はドラコ・マルフォイ。
こっちはクラップとゴイル」
「あぁルシウス・マルフォイの息子さんね、リリスよ。
一つ助言しといてあげるわ、父親に言われたから仲良くして友達を作るならやめておいた方がいい。
それは本当の意味で友達とは呼べないわ」
私の言葉に苛立ったようだったが図星だったようで言い返さない様子だったので私はコンパートメントを出た
通路を歩いていると"もうすぐ着くみたいよ,と学生達の声が聞こえてきたので一旦戻りローブへ着替えることにした
コンパートメントへと戻ると三人は何やら悪戯について話が盛り上がっていたようで部屋の中は賑やかだった
三人のことなど気にしないで服を脱ぎ着替え始めると気づいたジョージが叫びフレッドとリーの目を隠し見ないように反対側へと向いた
「君は女の子だろ!?
僕達がいる前で着替えるなんて何考えてんだ!」
「別に気にすることもないでしょう、そんなに怒らないでも」
「ジョージの言うとおりだ!
リリスは由緒正しいフレーベア家の御令嬢だろ!?」
「現当主のフェニス姉さんなんか毎日下着姿よ、令嬢も関係ないわよ」
着替えれた私は鼻で笑うと再び通路へと出てハーマイオニーを探した
するとコンパートメントの前に立っているハーマイオニーを見つけたので行くと、ハリーと知らない赤毛の男の子が座っていた
「ハリーじゃない、久しぶりね!」
「リリス!君に会いたかったんだよ!」
「貴方達知り合いなの?」
「オリバンダーの店で出会って友達になったの」
私の言葉が嬉しかったのかハリーの頬は赤く染めていた
「リリスって…あの"連れ去らた女の子,!?」
「貴方もしかしてウィズリー家の子かしら?
リリシャーロ・フレーベアよ、貴方の双子のお兄さんとも友達よ」
「あの2人いつのまに…ロン・ウィズリー、よろしくね!」
「それよりも貴方達早くローブに着替えないともうすぐ着くわよ、リリス行きましょ」
「うん、またね」
ハリーとロンに手を振るとコンパートメントを出ると汽車のスピードが遅くなり着いたのか停車した