デルフィニウムの花と賢者の石
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セルロッタと共にオリバンダーの店へと辿り着き店の中へと入るとチリンチリンっとベルが鳴り、埃っぽい店内には所狭しと杖の箱が聳え立っていた…
店の奥から白髪頭の老人、ギャリック・オリバンダーが現れた
「リリシャーロさんお久しぶりですね、フェニス様とお母さんに似て美しくなられましたね。
今日は貴方の杖をお探しですか?」
「オリバンダーさんこんにちは、ホグワーツに入学するから自分の杖を買いに来たの」
オリバンダーは数え切れない積み上げられた杖の箱を一つ手に取り箱を開け私の前に出してきたので、その杖を取り振ると店のランプが割れた
「おや、これではなかったか…
ふむ、もしかしたら…」
オリバンダーは何かを思い出したのか部屋の奥から一つの箱を取り出し持ってきた
その杖は漆喰の黒い箱に入れられ金の紐で結ばれ箱を開け杖を持ち振ると桜の花びらが現れなんとも言えない手に馴染む感じが伝わった…
「オリバンダーさんこれにする!」
「まさかこの杖が貴方を選ぶとは…
これはわしが作ったのではないのです、"マホウトコロ,がある日本の杖職人が昔わし店にサクラの木で九尾の尻尾を芯に使用しておる杖を置いていったのです。
"杖の持ち主が現れる,と言って…
貴方の父親もその職人の杖を所有しておりました」
「父様も…何の縁かしらね」
杖の代金を払い杖を鞄へと入れ店を出ようとすると眼鏡をかけた男の子とハグリッドが店へと入ってきた
「こんにちは」
男の子はぎこちなく挨拶をし珍しい物を見るかのように店内を見つめていた
「リリスじゃねぇか、フレーベア先生はいねぇのか?」
「あらハグリッド久しぶりね、フェニス姉さんはイーロップふくろう百貨店に梟を買いに行ったわ」
「リリシャーロさんのお次は貴方とは!
まもなくお目にかかれると思ってましたよ、ハリー・ポッターさん」
オリバンダーさんからハリー・ポッターの名が出て、私は目の前にいるのが魔法界で有名な"生き残った男の子,だと気づいた
「お母さんと同じ目をしていなさる、あの子がここに来て最初の杖を買っていったのがほんの昨日のことのようじゃ。
お父さんの方はマホガニーの杖が気に入られて、いや気に入ったと言うたが杖の方が持ち主を選ぶのじゃよ。それでこれが例の…」
オリバンダーさんはハリー・ポッターに鼻が当たるほど近づき額の稲妻型の傷跡に触れた