デルフィニウムの花と賢者の石
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12月30日…
リーマスが居てくれたのでいつものクリスマス休暇より楽しくてあっという間にドラコのパーティーの日となった
クリスマスプレゼントでフェニス姉さんとアンナから貰った真紅のドレスを着て赤いパンプスを履き、アンナが髪を綺麗に片方に巻き上げてノアがくれた髪飾りをつけてくれた
まだフェニス姉さんみたいに胸はおっきくないが胸元がざっくりあいて私の小さな胸が強調され少し恥ずかしがった…
「アンナと私が選んだドレス、さすが似合ってるわ!
大丈夫よ、胸はそのうちおっきくなるわよ♡
だって私とヒルデも最初は小さかったけどはち切れそうなぐらいおっきくなったのだから♡」
フェニス姉さんの側にアンナも立ち、私のドレス姿をうっとり見つめていた
「そこまでおっきくならなくていいんだけど…
リーマス、どう?」
「リリス似合ってるよ、綺麗だ。
マルフォイ家のパーティー楽しんでおいで、でも気をつけるんだよ」
「うん、気をつけるわ」
リーマスの頬にキスをするとタイミングよく屋敷の扉が開き、スーツ姿のノアが私を迎えに来てくれた
「お久しぶりです、フェニス様。
ノア・グラディス、リリスを迎えに来ました」
褐色肌で茶髪をハーフアップのように結び緑色の瞳の美男子が現れ、リーマスは誰か分からず少し警戒していた
ノアはフェニス姉さんへと挨拶をし膝をつき、手の甲へとキスをした
「リーマス、ノアはリリスの幼馴染で信頼できる子だから安心しなさい。
ノア悪いけどこの子の護衛、任せたわよ」
「はい、お任せください。
リリスに変な虫がつかないよう僕がいますから」
「フェニス姉さん・アンナ・リーマス、行ってきます」
私はアンナからモコモコの黒いポンチョを受け取り羽織ると、ノアが手を出してきたので繋ぎ玄関を出ると馬車には天馬が繋がれ綺麗な羽をばたつかせていた
ノアに抱き上げられ馬車の中へと入ると暖房が効いていて凄く暖かくなっていた
馬車のドアが閉まると天馬が飛びマルフォイ邸へと向かった
「リリス、ドレスもだけど僕の贈った髪飾りもつけてくれてるんだね。嬉しいよ」
「クリスマスプレゼントありがとう、私は暖かい魔法の手袋を贈ったけど気に入ってくれた?」
「あぁ、ダームストラングは寒いから気に入ってるよ!
ありがとう、リリス。
ホグワーツでの話はフェニス様から聞いてるよ、君は魔性の女の子だから幼馴染として心配だよ。
僕もホグワーツでリリスと学生生活楽しみたかったな…
今日は僕が隣にいるから安心してね」
「ノアは昔から優しくて大好き、ありがとう」
話しているといつの間にかマルフォイ邸に着き馬車から降りてノアと手を繋ぎ中へと入った
広々とした屋敷の中にはホグワーツで何度か見たことあるスリザリン生が何人か参加しており、私に気づいたドラコが両親と共に綺麗なスーツを着て迎えてくれた
「リリシャーロ・フレーベア…
まさか貴方が私のパーティーへと来てくれるとは思いもしなかった、ルシウス・マルフォイです…以後お見知りおきを…」
ドラコの父親のルシウスさんは膝をつくと私の手の甲へとキスをし丁寧に挨拶をすると左指の蛇の痣を指で触ってきた…
「ルシウスさんお招きして頂きありがとうございます、リリシャーロ・フレーベアです。
リリスで構いませんよ、祖母の代わりに幼馴染のノアと共に参加させて頂くことを許して頂きありがとうございます」
「グラディス家とは知り合いだから構わんよ、蛇のような模様ですな…
まるで指輪のように描かれていますね」
「ルシウスさんも気になっちゃいました?
これ生まれたときからの痣なんです、蛇のような模様で気持ち悪いですよね」
私は手を引っ込めると側にいたドラコがルシウスさんの腕を引っ張った
「父上!リリスは僕が呼んだのですからもういいでしょうか?」
「あぁ…
リリス、ノアパーティーを楽しんでくれ」
ルシウスさんは私とノアに一礼すると奥さんと一緒に他の参加者の元へと行ってしまった…
ドラコは余程私がパーティーに参加したのが嬉しかったのか手を握っきた
「リリス、あっちに他にも招待してる人達がいるんだ。紹介するから行こう!」
「レディーをそのように引っ張るとは…
ルシウス・マルフォイは一体どのように教育されているとか不思議ですね。
その手を引っ込めて頂けるとありがたいのですが?」
「ノア・グラディス…
僕は君を招待してないんだけど?」
ノアがドラコの腕を掴みお互い睨み合って殴りかかりそうな雰囲気に私は思わず右手でノアを掴み、そして左手でドラコの手を繋いだ…
「これなら仲良く二人で手を繋げれるでしょ?喧嘩しないの、さぁみんなの所へいきましょう」
一瞬二人とも嫌がる表情をしたが私の言うことを黙って聞いてくれた
ドレスやスーツを着た学生達の元へと行くとドラコといつも一緒にいるクラップとゴイルそしてハーマイオニーが大嫌いなパンジー・パーキンソンがいた
側に話したことはないがセオドール・ノット・ブレーズ・ザビニ・ダフネ・グリーングラスが飲み物を飲みながら談笑していた
すると私に気づいたダフネ・グリーングラスが顔が似ている女の子を引っ張って私に挨拶をしてきた
「まぁ、本当にフレーベアが来てるわ!
私貴方と話たかったの、隣にいるのは妹のアストリアよ」
「ダフネ・グリーングラスよね、リリスでいいわ!
貴方妹がいたのね、ダフネに似て美人さんね」
「初めましてアストリア・グリーングラスです」
少し恥ずかしそうにしながら挨拶をしてくれたアストリアに握手をした
「リリスがグリフィンドールに取られるとは思わなかったよ、スリザリンでフレーベア家の噂は先輩達から受け継がれるからね」
「なぁ、その隣にいるのはリリスの彼かい?」
セオドールとブレーズはどうやら私の隣にいるノアが気になるようだ
「二人ともフレーベアの彼にしちゃその人が可哀想よ、いつまでドラコの手を握っているの?
その汚い手をさっさと離しなさいよ!」
パンジーがキーキー怒りながらドラコと私の手を繋いでいたのを払い落とした
「もう少しお淑やかにしたらどうかしら?
私の幼馴染のノア・グラディス、ダームストロング生よ」
「リリスは僕にとって大切な子だからもう少し優しくしてくれると嬉しいよ、ミス・パーキンソン」
ノアが微笑みながら論するとパンジーはノアを見て目がハートのようになっていた
そんなこんなでスリザリン生と豪華な食事を食べながら仲良く談笑し、踊ったりチェスをしてパーティーを楽しんだ
言い方に少し問題はあるがみんな根はいい人達ばかりでスリザリン生と仲良くなれて私は凄く嬉しかった
楽しい時間はあっという間にすぎてみんなと別れ、帰るときにルシウスさんにドラコをアピールされたがすかさずノアが黒いオーラを放ちながらお決まりのスマイルで会話を返していたので私は引き攣った笑みでマルフォイ邸を後にした…
無事にフレーベアの屋敷まで帰り、一緒に来てくれたノアに深く頭を下げお礼を言った
「ノア今日はありがとう、最後にルシウスさんから守ってくれて助かったわ」
「僕も楽しかったよ、誘ってくれてありがとう。
マルフォイ家の息子は純粋に育ってるから害はないようだけど、あの父親には気をつけたほうがいい。
リリスを見る目が欲望にまみれていた…
まぁ君なら感じていたと思うけど」
「あの場にいた大人達はみんなそんな目よ、まぁヴォルデモートがその手で攫おうとした女ですものね…
忠告ありがとう、ノアまた遊びに来てね」
ノアへと抱きつくと頬にキスをした
「クリスマス休暇があけてほしくないよ…
僕の大好きなリリス、おやすみなさい」
ノアは私を抱きしめると腕から離して手の甲へとキスをすると馬車へと乗り帰っていった