デルフィニウムの花と賢者の石
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「リリスすまぬの、君がグリフィンドールに決まってから話がしたかったのじゃ」
「入学してから話すのは初めてだねアルバス、あっダンブルドア先生って呼ばなきゃね」
「ホホホっ、二人のときはアルバスでかまわんよ。
さて"百味ビーンズ,」
ガーゴイルの像へと合言葉を言うと校長室への階段が現れアルバスについて上がり、校長室へと向かった
校長室には歴代の校長の肖像画が飾ってあり、不死鳥のフォークスが私に気づき優しく鳴きセルロッタがもの珍しそうにフォークスを見つめていた
アルバスが紅茶を淹れてくれたので受け取り遠慮なく頂いた
「リリス、君には言っておかねばならない事がある。ハリーの件じゃ…
フェニスが君を一年生でありながら優秀な魔女として育てたことは知っておる、ハリー・ポッターを守る為にの…
だから君は組分けのときにグリフィンドールに行くことを願ったんじゃな」
「アルバスにはお見通しってわけね…
正直どこの寮でも私はよかった、でも幼い頃からハリー・ポッターを守れるようにとフェニス姉さんに言われ魔法を教わった。
ハリーがグリフィンドールなら私は側にいるべきだと思ってね。
グリフィンドールは楽しいから
「リリス、なるべく見守るのじゃよ。
ハリーは自ら試練と向き合わねばならぬ、それを伝えておきたくての…」
「フェニス姉さんからも言われてるからそこは安心して。
出しゃばらずハリーが成長できるように見守るから」
「ホホホ、物分かりが良くて助かるの」
「魔法界にヴォルデモートが戻ってきたときのためでしょ」
「その名を恐れぬか…
さすがフェニスの孫娘でヒルデの娘じゃ。
だがリリス…君も狙われているのを忘れてはならぬ。
幼い赤子の君をヴォルデモートは連れ去ろうとしたのじゃ、あやつは君を手に入れる為なら手段を選ばぬじゃろう…」
「ヴォルデモートはなんで私を連れ去ろうとしたのかしら…」
産まれたときから左の薬指にある蛇の様な痣を摩りながらフォークスの顎を撫でた
「君は幼いながらも魅力ある子じゃ…
ホグワーツで学び友を作り、もし出来るなら恋もし青春を謳歌すべきじゃ。
君は学生なのだから」
紅茶を飲みながらアルバスがウィンクをし私はお茶目なアルバスに微笑んだ
「母様と父様もこの学校で出会い恋をして二人は結ばれたんだった…
私もそんな素敵な出会いがあったらいいんだけど」
「君の母上のヒルデは美しくスリザリンでも異質じゃった、リリスのように寮にも人種にも囚われずいろんな生徒と仲がよかったからの。
特にハリーの母のリリーと仲が良かった。
君の父上のヤマトは日本の魔法学校ではなくホグワーツに入学を希望した珍しい生徒で、昔理由を聞いたら占いで"ホグワーツへ行くべきだと吉凶がでた,と言っておった。
リリスの容姿はフェニスとヒルデにそっくりじゃが、髪とその右目はヤマトに似ておる」
「いいとこ取りで両親に似て嬉しいわ」
アルバスとの話が盛り上がっていると校長室にセブルスが入ってきた
「校長、あの話ですが…
リリスが何故校長室に…とうに消灯時間を過ぎているぞ」
「おやそんな時間か、悪いがリリスを寮まで送ってくれるかの。スネイプ先生」
「アルバスとのお茶会楽しかったわ、ご馳走様」
「生徒達の前ではダンブルドア先生と呼べ」
「はいはい、スネイプ先生。
ダンブルドア先生おやすみなさい」
セブルスに頭を叩かれた私はアルバスに挨拶をするとセブルスと一緒に校長室を出て、グリフィンドールの寮へと向かった
「スネイプ先生寮まで送っていただきありがとうございます」
「フレーベア、君に一つ忠告しておこう。
クィレル先生には気を許すな」
「セブルス、それはどう言うこと?」
闇の魔術の防衛術のあのビクビクしてる先生よね…
疑問に思いつつセブルスへと聞こうとしたが太ったレディが私に気づき"夜遊びはダメよ,と叫んだので答えずにセブルスは去って行った
「夜遊びじゃないわよ。豚の鼻、豚の鼻」
合言葉を言うとレディが扉を開けてくれたので先程の言葉の意味を考えつつ談話室へと入った
すると何故かハリーとロンとネビルにハーマイオニーが睨みつけて怒っていた
「みんなこんな時間に何してるの、ハーマイオニーなんか鬼みたいに怖い顔してるし」
「リリス、僕達頭が三つある犬を見たんだ!」
ハリーの言葉に私は先程悩んでいた言葉など忘れケラケラ笑った
「頭が三つの犬ね、みんな夢でも見てたの?」
「リリス行くわよ、こんな人達といたら退学になるわ。悪いけど休ませてもらうわ」
「ちょっと、ハーマイオニー!?」
ロンはポカーンっと口を開けハーマイオニーは私を無理矢理引っ張ると女子寮への階段を上がり部屋へと帰った