デルフィニウムの花と賢者の石
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木曜日の午後三時半
校庭にグリフィンドール生とスリザリン生が集まり地面には箒が並べられていた
白髪で短髪のマダム・フーチが両生徒達に大きな声で叫んできた
「なにをボヤボヤしてるんですか、みんな箒の側に立って。さあ早く!
右手を箒の上に突き出して、そして"上がれ,と言う」
私は箒の側に立つと右手を箒の上に突き出し"上がれ,と言うと箒は右手に収まった
隣でハリーも同じようにすぐに箒が上がり、目が合い思わず笑い合った
マダム・フーチが数を数え笛を鳴らそうとしたとき、緊張していたのかネビルだけ先に地面を蹴って浮遊してしまった…
先生が"戻ってきなさい,と言ったがネビルは空高く上がると箒から落ちた
「アレストモメンタム!」
咄嗟に私は杖を出しネビルの身体が地面に当たる前に静止呪文を唱えたのでケガはしなかったが、どうやら気絶してしまったようだ
「ネビル大丈夫!?」
「フレーベアのおかげで骨が折れなくてすみました、グリフィンドールに10点!
私がこの子を医務室に連れて行きますからその間誰も動いてはいけません、さもないとクィディッチの"ク,を言う前にホグワーツから出て行ってもらいますよ」
気絶しているネビルを抱き上げマダム・フーチは医務室へと連れて行ってしまった…
「あいつの顔を見たか?あの大まぬけの」
「やめてよ、マルフォイ」
ドラコが他のスリザリンとゲラゲラ笑い合っているのほパーバティが咎めるとスリザリンのパンジィ・パーキンソンが冷やかしてきた
「ロング・ボトムの肩を持つの?
まさかあなたがチビデブの泣き虫小僧に気があるなんて知らなかったわ」
「パーバティは貴方と違って心優し人だからネビルを心配してるだけよ。
パーキンソン、貴方は心が汚いからそんな風にしか言えないのね…
可哀想な子…」
パーバティの側に立ちパーキンソンへと道場の目を向けると、真っ赤な顔をし私を睨みつけた
「見ろよ!ロング・ボトムのばあさんが送ってきたバカ玉だ!」
地面に落ちていたネビルの思い出し玉をドラコが拾いニヤニヤしながら笑っていた…
「マルフォイ返せよ!」
「そうだな、木の上なんてどうだい?
ここまで取りに来いよ、ポッター」
マルフォイは思い出し玉を手に持つとハリーにチラつかせながら箒に乗り空へと浮き、ハリーは箒を掴み空へと浮いた
「ドラコ子供すぎ、フーチ先生が帰ってくる前にやめときなって。減点されるわよ」
「リリスの言う通りよ!
フーチ先生がおっしゃったでしょ、動いちゃいけないって。
私達みんなが迷惑するのよ」
隣にいたハーマイオニーが二ハリーとドラコに叫んだが、私はドラコにだけ言ったつもりだったんだけどな…っと思いつつも真面目なハーマイオニーに茶々を入れず箒に乗っている二人を見つめた
少し怖がっていたハリーだが両手を掴むと素早く箒で飛行し一回転してドラコを追い詰めていた…
ピンチに陥ったドラコは思い出し玉を空中高く放り投げ、それを見たハリーは一直線に急降下しスピードをあげ地面スレスレの所で思い出し玉を手のひらに握りしめ無事に着陸した
その飛行技術に私も他のみんな達も驚愕し、手を叩き喝采を上げた…
「ハリー!凄いじゃない!」
「ネビルの思い出し玉が割れなくてよかったよ!」
「ハリー・ポッター…!
まさか…こんなことホグワーツで一度も…
よくもまぁ、そんな大それたことを…
首の骨を折ったかもしれないのに…」
ハリーの飛行しているのをどうやらマクゴナガル先生が見ていたようで校庭まで走ってきた
みんなハリーが怒られると思っているようだが、ミネルバのことをよく知る私は心配するどころか笑っていた
あの飛行技術を見たのなら…
ミネルバはハリーはグリフィンドールのシーカーにさせるはず
去年は最終試合でスリザリンに負けたことを何回もフェニス姉さんに愚痴ってたのを聞いたしね…
「ミス・フレーベア、笑うのをおよしなさい!
ポッター、さぁ一緒にいらっしゃい」
ハーマイオニーの横で口を押さえて笑っていた私に注意するとハリーを連れて城へと行ってしまった…
「リリス、ハリー退学にでもなるかしら…
私がもっと強く止めていたらよかったわ」
「ハーマイオニー大丈夫、マクゴナガル先生はハリーを退学にする為に連れてった訳じゃないから。
グリフィンドールもスリザリンもいいものを見れてよかったんじゃないかしら、凄いことになるわよ」
フーチ先生が戻ってきたのでハリーなしで授業が再開され、腕に包帯が巻かれていた私も余裕で箒に乗ることができ授業は終わった
夕食時ハーマイオニーと食べているとハリーの席からやってきたフレッドとジョージが私を抱き上げた
「ハーマイオニー、悪いがリリスを貸しもらうよ」
「リリスは俺らの仲間だからね!」
「うわぁ!」
「ちょっと、フレッド・ジョージ!
リリスをどこに連れてくのよ!」
ハーマイオニーを無視して二人は大広間からでると人気のない通路に私を下ろしてくれたので、私はほっと安心した…
制服のスカートのポケットから一枚の紙を二人に見せびらかした
「さっきの恥ずかしかったんだけど、てかフレッドとジョージが私に用があるのはこれでしょ?
まだ案だけど悪戯グッズ考えてみたわよ」
紙を受け取ると二人は食い入るように紙を見つめると私の頬に二人ともがキスしてきた
「トン・タン・トフィー(ベロベロ飴)いいじゃないか!」
「フレッド、カナリア・クリームもいかしてるぜ!
今からリーと会うんだ、リリスありがとう!」
ジョージは私の頭を優しく撫でると二人はリーと待ち合わせしてるようで別れ、セルロッタと共に寮へと向かった
途中パーシーと出会い"ダンブルドア先生が校長室へと来る様にと伝言を預かった様で、寮へとは戻らず校長室へと向かうとアルバスが待っていた