デルフィニウムの花と賢者の石
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翌日起きてからグリフィンドールの寮に決まった事をフェニス姉さんへと手紙を書き送ると、ハーマイオニーと共にホグワーツでの授業が始まった
薬草学や魔法史・変身術・闇の魔術の防衛術をこなし、魔法薬学の授業に今受けている最中なのだが…
顔見知りのセブルスがスリザリンとの合同授業でハリーを個人的にイジメだし、私はため息を吐きながら目の前の光景を眺めているところだった…
ハリーに問いてる問題は一年生のみんなにはわからない問題じゃない…
まぁ私とハーマイオニーはわかってるみたいだけど…
隣に座っているハーマイオニーは答えをわかっていて身を乗り出して手をあげているというのにセブルスはガン無視だった
「ポッター、モンクスフードとウルフスベーンとの違いはなんだね?」
「わかりません、ハーマイオニーがわかっていると思いますから彼女に質問してみたらどうでしょう?」
ハリーの言葉に何人かのグリフィンドール生が笑い、セブルス相手に怯まなかったハリーに私も思わず笑ってしまった
「スネイプ先生、ハーマイオニーがずっと手を挙げているのに無視するのは教職員としていかがなものでしょうか?
大体問題自体が一年生に答えれるものではないです…
アスフォデルとニガヨモギは眠り薬となり"生ける屍の水薬,と言われ、ベゾアール石は山羊の胃から取り出され解毒剤となります。
モンクスフードとウルフスベーンは同じ植物で別名アコナイトとも言いますがトリカブトのことです。
あとそんなにハリーだけに問題を出されるなら二人でだけでやりあってください」
私の言葉を聞いたグリフィンドール生はクスクス笑い、ハリーは口パクで"ありがとう,と言ってきた
「ちッ…笑うとよりもなぜフレーベアが言った答えをノートに書きとらんのだ?
ポッター、君の無礼な態度でグリフィンドールは一点減点。
フレーベアは授業が終わったら残りたまえ…」
"はーい,と私は返事をするとスネイプ先生はようやく授業を始め、私達はおできを治す薬を調合し始めた
地下牢の教室は緑色の煙が上がり鍋の音が広がっていた
「ネビル危ない!!」
いち早く異変気づいた私はネビルがシェーマスの大鍋を溶かし割れて中の薬がかかりそうだったので思わず覆い被さると腕に薬がかかって真っ赤なおできができ蹲った…
「リリス!」
「このバカ者!
おおかた大鍋を火から降ろさないうちに山嵐の針をいれたな!
フレーベア、大丈夫か!?」
ネビルに怒鳴り散らすと杖を振り床に溢れた薬を消したスネイプ先生は私を抱き上げた
「フレーベアを医務室へ連れて行く、今日の授業はここまで!」
スネイプ先生がグリフィンドール生に優しくする姿を見た生徒達は驚いた様子だった…
お姫様抱っこでマダム・ポンフリーの所まで腕の中で大人しく痛みに耐えていた私だったが内心"明日からスネイプ先生のお気に入り,とかってみんなに噂されるだろうな…っと考え込んでいた
マダム・ポンフリーが私の腕に薬を塗って包帯を巻いてくれたのを見てようやくスネイプ先生はほっと安心した
「よかった…
リリス、何故ロングボトムを庇ったのだ?
庇わなかったらお前がケガする必要はなかったはずだ」
「セブルス、ネビルは私の友達よ。
友を助けて何がいけないの?
あっ、学校にいる間はスネイプ先生だったわね」
「ヒルデと同じ事を君も言うのか…
やはり親子だな」
「あら、母様も同じ事を言ったんだ。
それよりもスネイプ先生がお姫様抱っこなんかするから、明日は生徒達の中で私との関係を噂されるわよ」
私がケラケラ笑うとセブルスは鼻で笑い医務室から出て行った
マダム・ポンフリーにお礼を言って私も医務室から出て廊下を歩いていると、ハーマイオニーとネビルが走ってきた
「リリス大丈夫なの!?」
「僕のせいでリリスにケガさせちゃってごめんよ!」
「ハーマイオニーもネビルも安心して、マダムポンフリーが薬塗ってくれたから大丈夫よ!ネビルがケガしなくてよかったわ」
腕の包帯を痛々しそうにネビルは見つめていたので安心させるようにハグをした
「でも木曜日に飛行訓練がスリザリンと合同であるわよ」
「合同授業なの…
またドラコがハリーにちょっかいかけなきゃいいんだけど」
「マルフォイの性格上、それは絶対無理に等しいわ」
ハーマイオニーの言葉に私もネビルも頭を振り、お互い顔を見合わせて笑った