東京卍會解散
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白の七分袖のシャツに足のふくらはぎの長さまである黒のサロンエプロンを巻き、ロングヘアーは二つ結びでくくるとおしゃれなアンティークカフェでアルバイトをしていた
時給なしで勉強させて貰いたかったのに、店長の牧野悟(まきのさとる)さんが"働いて貰ってるから受け取って,っと引き下がらない様子だったの渋々お金を貰うことにした
悟さんは環お爺ちゃんと同い年で凄く優しく接客から調理まで全部させてくれた
お店にはもう一人スタッフがいて瑞さんと同い年で瑞さんとは知り合いらしく、これまた背が高く眼鏡をかけたイケメン男子の金扇 伍(かなおおぎ あつむ)さんだ
ランチの時間が終わったのでドアの看板をcloseにしようと店の外に出ると、辮髪頭の見知った男が立っていた
「よっ!いっちん、本当にここで働いてんだな」
「ドラケン…なんでここに…」
「髪エクステつけて化粧してたら誰かわかんねぇわ、ここで働いてるって基くんに教えて貰ったんだ。いっちんと話したくてな、悪いが時間とれないか?」
「ランチもう終わって今から上がれるから、少しだけ待てれる?」
「あぁ、大丈夫だ。外で待ってる」
店に戻ると賄い飯をみんなで食べるので、いつものように伍さんがみんなの分を用意してくれていた
「伍さん、悟さん。ちょっと友達が来てるので昼休憩抜けてもいいですか?」
「あの背の高いイケメンが樹の男か?」
「友達ですって!伍さんからかわないでください」
「今日はサンドウィッチだから友達と一緒にゆっくり食べといで、夜の仕込みは今日は出来てるから急がなくて大丈夫だからね」
悟さんは賄い飯のサンドウィッチを紙袋に入れて渡してくれた
「すみません、ちょっと行ってきます!」
サロンエプロンを脱いで椅子に掛け、悟さんから受け取った紙袋を持って店を出てドラケンの元に走った
「待たせてごめん!これバイト先の店長がくれたから一緒に食べよ!」
「マジか、悪りぃな」
カフェの側にある広場のベンチに二人で座り、私はサンドウィッチを頬張った
「そういやドラケン、卒業おめでと!イヌピーから聞いたけど二人でバイク屋するんだって?凄いじゃん!」
「あぁ…そんな話よりもいっちんとマイキーのことだ!みんな噂してるが、マイキーと別れたって本当か!?」
「本当だよ…万次郎とは別れた、指輪してないでしょ?」
左手をドラケンに見せると薬指につけていた万次郎の指輪がないことに驚愕していた…
「マジか…あのバカ!!いっちんを泣かせやがって…ぶっ殺す!!あのマイキーが浮気したって本当か?」
「そんなことまで広まってるわけ?知らない女とベットでHしてたの見ちゃったんだよね。
万次郎の噂は私の耳にも入ってきてる、いい噂ではないけどね…万次郎が突き放しても私はあのバカを見捨てない…でも今回ばかりは私一人じゃ難しいかもしれない…こんなときにあのタケミっちーがいてくれたら心強いんだけど、12年後の未来に帰っちゃったから無理な話だけどね」
「あのバカ!!いっちんいんのになんで浮気なんか…東卍解散してからマイキーは変わっちまった…タケミっちか、懐かしいな」
「もしもだけど…私がドラケン達の前から消えることがあったら、絶対に探さなくていい…それだけは約束して」
「いっちん!なにかするならオレも手伝う!!」
「ドラケンは東卍のみんなを見守らないと!パーちんや一虎くんが出てきたとき、今のマイキーじゃ無理だから…一虎くんに渡せなかったら行けないから、ドラケンに預けとく!」
鞄から一虎くんの名前が書いてある銀行手帳とカードを渡した
通帳を開いたドラケンは驚愕していた
「オマエ!?このお金どうした!!一千万入ってんじゃねぇか!」
「パチで稼いだお金♪出てきたら色々お金いるから一虎くんに渡してあげて」
「こんな大金でいっちんが自分で渡せや」
「もし渡せなかったらいけないでしょ?信頼してるケンケンだからこれ渡すんだからね!」
押し返された通帳を受け取らずドラケンへと押し返すと、私の言葉を聞き渋々納得してくれた
「一虎が出所した必ず渡す…」
「暗証番号は東卍結成日、0619って教えてあげて!」
「東卍結成日か、これなら忘れないな…」
「でしょ?さーて食べたし戻らなきゃ」
サンドウィッチを食べ終えた私はベンチから降りてバイト先に帰ろうとしたが、何故かドラケンに腕を掴まれていた
「いっちん…オレと付き合わないか?」
「お断りしまーす!ドラケンのこと大好きだし、きっと付き合ったら大切にしてくれる…でも今は誰とも付き合う気がないの、しばらく男はいらない」
「そっか、いっちんらしいな。思ったより元気そうだから安心した、今度はイヌピー連れて食べに来るな!」
「心配かけちゃったねドラケン、私は大丈夫だから!電話でイヌピーも心配してたから元気だって伝えといて、またね!」
ドラケンに手を振るとアルバイト先のカフェへと戻った
受験中も働かせて貰いつつ家では勉強もして、私は毎日忙しい日々を過ごしていた
春夏秋冬といつのまにか時間が流れ…
高校はタクヤとタケミっちーと同じ高校を受験し、私の学力だと余裕で合格した
あの八戒も同じ高校を受験してたらしく、柚葉いわく"いっちんと同じ高校に行くために猛勉強した,っと電話で話していたのを思い出した
高校生活も賑やかで楽しい時間を過ごせるとこの時の私は胸をワクワクさせていた…
だが再び万次郎と出会い私の人生を大きく左右させられることになるとは…
この時の私は思いもしなかった