東京卍會解散
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
みんなとファミレスでご飯を食べた後、いつものように万次郎の家に泊まり、何度も快楽の波を感じさせられいつのまにか朝を迎えた
エマちゃんが亡くなったあと、日向ちゃんが大丈夫か心配で今日会う約束をしていた
白のニットにモノクロのチェック柄のスカートにニーハイを履いてムートンブーツを履いて日向ちゃんの家まで万次郎に送って貰った
万次郎と別れると玄関から少し元気のない日向ちゃんが出てきた
「樹ちゃん、おはよ」
「日向ちゃん…せっかく天気いいからさ、一緒に散歩しない?後ろにいる弟くんも一緒に行こうよ!」
「僕もですか?」
少し恥ずかしそうに日向ちゃんの弟の直人くんがヒョッコリ、背中から顔を出した
「行こ!みんなで」
二人の手を握り引っ張ると無理矢理玄関から出させた
3人でどこに向かうこともなく、ただ歩いていた
「日向ちゃん、ちゃんと寝れてる?可愛い日向ちゃんの顔に隈ができちゃってるよ…エマちゃんと稀咲の死を間近で見たから…まぁキツイよね…」
「心配かけてごめんね…樹ちゃんは凄く強いよね…彼氏さんの死もエマちゃんの死も受け入れてちゃんと前を向いてる…」
「日向ちゃん…私も同じように弱い人だよ…タケミっちーも同じような事言ってたけど、私は強くない。でもね…死んでも私や日向ちゃんの中でエマちゃんも稀咲もここにいるんだよ、そう思えば少しは受け入れれるでしょ?」
日向ちゃんの心臓辺りをそっと手で触れた
「日向ちゃんのペースでゆっくりでいいんだ、何日何年かかってもいい。ゆっくり死と向き合うことに意味があるんだよ」
私の言葉を聞いた日向ちゃんは抱きついてきて、気持ちが溢れ出したのか泣き崩れた
そんな日向ちゃんを落ち着かせるように背中を撫でてあげた…
すると日向ちゃんの携帯が鳴り電話をとった
どうやらタケミっちーからの電話のようだ、話終わり電話を切った
「樹ちゃん、なんかタケミチ君が公園に今すぐ来てって電話だったんだけど…」
「すぐそこの公園?直人くんもいるから私も一緒に行くよ」
三人で公園へと向かうとタケミっちーが居て、日向ちゃんはタケミっちーに向かい合うと"ごめん,っと頭を下げて謝った
「ずっと元気なくてごめん…苦しいのはタケミチ君の方なのにね。でもヒナ…あの日からちゃんと寝れないんだ、稀咲君が目の前で死んだあの日から怖くて…」
「…ヒナ…」
「稀咲君の事もエマちゃんの事も、全部ヒナのせいなんじゃないかって」
「ヒナ…」
タケミっちーは何故か泣いている日向ちゃんから離れて砂場に向かい何かを手に取り、再び日向ちゃんに向かああ合い指輪を日向ちゃんに見せた
「ヒナ…これ」
「…指輪…?」
「うん…ホワイトデーのお返し…遅れてごめん。オレ…特技なんてなんもないし、お金持ちにもきっとなれない。でも…君を幸せにしたい気持ちは誰にも負けないから…
オレとっ結婚してください!!!!」
まさかの突然のプロポーズに私も直人くんもポカーンと口を開けたまま驚いていた
「ヒナが不安なら安心できるようにオレがそばにいて守るよ!!
だからもう泣かないでよ、12年後結婚しよう!」
泣いていた日向ちゃんはまさかのタケミっちーのプロポーズに嬉しく泣き止み、私は嬉し涙を流していた
すると草むらに隠れた千冬が現れた
「急にプロポーズしちゃうんだもん、オレまでドキドキしたよ」
「千冬ー!タケミっちーが男前だったよ!!私感動して泣いちゃった…日向ちゃんよかったね!タケミっちー日向ちゃん泣かせたら殴りに行くからね…」
「いっちん泣きすぎ…ちゃんとヒナを幸せにするよ!」
号泣する私を見かねた千冬がハンカチを貸してくれて涙を拭いた
そんな私を笑いタケミっちーは直人くんに手を出した
「初めて握手したのもこの公園だってな、だから最後の握手もここがいい。ありがとな直人オマエがオレを信じてくれて、現代のオマエが助けてくれたから今がある」
「え?じゃあ姉さんもボクも助かったって事ですか?」
「ああ…きっと!それにいっちんも生きてる!」
「タケミっち…帰っちゃうんだね。万次郎のことは任せて!」
「いっちん…本当にありがとう!直人…握手だ」
タケミっちーは直人くんと手を握った
「いっちん、千冬、ヒナ…現代で会おう!」
私達に微笑むとタケミっちーは現代へと帰っていった…