関東事変
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「あんなチビだったのに…樹、今ならまだオレの元に来るなら許してあげるけど?」
「許すもなにもないっての、話を聞かず勝手に自分から孤独になる道を選んだイザヤをぶっ飛ばすつもりだから。いい加減そっちこそ素直になりなさいよ、私も真一郎くんも手を伸ばしてるのに。このわからずやが!!」
イザナの顔面目掛けて殴ったが受け止められイザナに腹を蹴られ威力が強すぎて私は吹き飛ばされたが、受け身を取り口から血を吐きながら立った
「さっきの蹴りで倒せたと思ったんだけど、へーやるじゃん♡」
私に突っ込んでくると次は顔面を狙って蹴ってきたので腕で受け止め、イザナの顔面を蹴り飛ばした
「ちゃんと受け止めてくれる人と向き合えよ、このバカ!!エマちゃんもマイキーも…ちゃんとイザナを受け止めてくれる!お前は手を差し伸べてくれてる人から逃げてんだよ!!」
蹴りを受けたイザナは血を流しながら私の言葉に少し動揺していた…
「オマエに何がわかるんだよ、オレは…」
「基から聞いた、イザナの秘密…それでもあの2人なら兄弟として受け入れてくれたよ、ねぇイザナ…貴方は孤独じゃないよ、天竺の鶴蝶だって貴方はわかってないかもしれないけど、大切な仲間になってるんじゃないの?人は1人じゃ生きていけない」
瞬時にイザナの元に行き私は優しく抱きしめた
「やめろ!オレから離れろ!!」
「離さない!イザナ!ちゃんと私を見て!」
抱きしめたままの状態でイザナは暴れ私の腹に何発も打撃を入れ、私は痛さで顔を歪ませながらイザナの頬っぺたを両手で掴み目を無理矢理合わせた
「イザナは1人じゃない!」
「樹…やめろ…そんな目で見るな…!オレは…!!離れろ!!!」
私の腕を掴み両腕の骨を折ると地面に叩きつけた、馬乗りになって顔面を何発も殴り続けた
「はぁ、はぁ…邪魔するなら樹もエマみたいに殺す…!!」
私から退き鶴蝶の元に向かい"何してる鶴蝶…早く、とどめを刺せ!,っと命令した
「カクちゃんじゃオレには勝てねぇよ、目ぇ見りゃわかる。負けらんねぇって覚悟がねぇ」
血だらけで立っているタケミっちーの横に私は走って笑いながら横に立つと、タケミっちーとイザナと鶴蝶は驚いていた
「まだ負けたつもりじゃないんだけど、なーに勝った気でいるわけ?イザナ…タケミっちー、遅くなって悪い!」
「樹…立てないように殴ったつもりだったんだけど…しつこいね…」
血だらけで立っている私を見たイザナは驚き、流れる血を拭くと私はタケミっちーの頭を優しく撫でた
「タケミっちーが諦めてないんだから、私も諦めるワケないでしょ?イザナのパンチより基のパンチの方が何倍も痛いっての」
「いっちん…」
「どけ鶴蝶、じゃあテメェにはあんのか?タケミっち、その"死んでも負けられねぇって覚悟,がよぉ!!」
稀咲の野郎が出てきたと思ったらタケミっちーが瞬時に私を背後に回し、稀咲に銃を突き付けられた…
「タケミっちー!どけぇッ!!稀咲に撃たれるぞ!」
「退かない、いっちんはオレの後ろにいて!もう絶対に君の体を撃たせない…」
タケミっちーのひ弱な腕のどこにこんな力があるのかわからなかったが、私を絶対に前に出させたくない気持ちが力になっているのか…
タケミっちーの掴まれた手を私は振り払うことができなかった…
「!?銃!!」
「オイ!なんだよソレ、ガキの喧嘩だろ!?」
天竺のココも鶴蝶も稀咲の行動に信じられない様子で叫んだ
「稀咲、お前何ビビってんだよ?」
オレの言葉に稀咲は左足を撃ってきた
「どうしたよ?稀咲…足撃ったってオレは死なねぇぞ。オレにはマイキー君みてぇなカリスマもねぇ」
「何言ってんだ?テメェ」
「ナオトみてぇに賢くもねぇし、ココ君みたいに器用でもない。ムーチョ君みてぇに体もでかくねぇし、ドラケン君みてぇに喧嘩も強くねぇ…いっちんみてぇに喧嘩も強くて受け止めれる心の強さもねぇ…だからオレにできる事は一つ!!諦めねぇ!!!死んでも諦めねぇ事だ!!」
タケミっちーの言葉に私は胸を締め付けられ、目から涙が流れた…
「ぶっ殺す」
「やってみろ!簡単だろ?エマちゃんを殺したように、いっちんを撃ったように」
稀咲は銃を下ろすと左手でタケミっちーの顔面を殴った
倒れたタケミっちーの手を敦くんが引っ張り起こし、私は反対側の腕を肩に回して起こした
「どうした?諦めの悪さだけがオマエの取り柄だろ?」
「タケミっちーは弱くないよ、漢だ!!ちょっとキュンってきちゃった、日向ちゃんいるのに申し訳ないな。まだ稀咲の野郎殴り飛ばしてないもんね、まだ倒れるには早いぞ」
涙を拭き私は笑うとタケミっちーも敦くんちむ笑ってくれた
「"オレがいる限り東卍は負けねぇ,…か!テメェじゃ力不足だ!馬鹿野郎」
「ぺーやん君!」
「力不足だけどさ、響いたよ」
「寝てらんねぇってよ」
「元気もらったぜ!!!」
倒れていたぺーやんが立ち上がり、ソウヤくんと八戒にイヌピーもタケミっちーの言葉を聞いて立ち上がった
「みんな…」
「タケミっち、場地さんの後を継いでくれたのがオマエでよかった」
「千冬…っ」
千冬の言葉にタケミっちーは目から涙が流れていた
「稀咲、オレもいっちんも場地さんを殺ったテメェをぶっ殺してやりてぇ!でもっこりゃあガキの喧嘩だ、殺し合いじゃねぇんだよ。オレらはただかっこつけてぇから意地はって見栄はって、力のやり場わかんねぇからぶつかって。拳一個で戦ってんだよ!信じた物の為に!!背負った物の為に!!!」
「で!?ボロ雑巾が立ち上がってどう御託を並べたってよぉ、負けんのには変わりねぇぞ!?このまま東卍が消えてもいいのか?タケミっち」
「そのあだ名で気安く呼ぶな」
「めんどくせぇ連中だな、しょうがねぇ折れてやるよ。和解だ、東卍と天竺の合併!!どっちが上か下かはナシ!チーム名は東京卍會!!マイキーが総長でいい!どうだ!?悪くねぇ提案だろ!?」
稀咲の提案を聞いた私は殴ろうとしたがタケミっちーの方がまだ早く動き、稀咲の野郎を殴り飛ばしていた
「稀咲!テメェの腐った脳ミソ叩き直してやるよ!!立てよ稀咲、和解なんてする気はねぇぞ…」
「…なんでテメェはそこまでオレに固執する?」
「…なんでドラケン君みたいな人が人を殺したのか…オレにはわからなかった…"もう一度人生をやり直せるなら、一つだけやんなきゃいけねぇ事がある。稀咲を殺す!,未来でそう語った」
「何言ってんだテメェ!?」
「ドラケン君…うおおおお!!」
稀咲を殴ったタケミっちーだったが、横からイザナが稀咲を守り邪魔してきた
「邪魔すんなイザナ!!」
「どいてろ稀咲、全員まとめてオレが殺してやる」
「させねぇよバカヤロー!」
イザナがタケミっちーを蹴ろうとしたので私が瞬時にタケミっちーを引っ張り、イザナの蹴りを足で受け止めた後ろに下がった
「イザナにタケミっちーは殺らせない!!イザナの相手は私で十分だ!!」
「樹…さっき両腕折って使いモンにならないんじゃない?そんな状態でオレを相手できるワケないだろ…」
「脚だけで十分でしょ?私の蹴りでイザナの腕もボロボロの筈だよ、脚も腕と同じようにしてあげる!」
瞬時にイザナの間合いに行き顔面を蹴り飛ばしたが腕で受け止められ、イザナの蹴りがきたので折れた腕で受け止め頭突きを食らわした
一瞬怯んだイザナを私は見逃さず、腹に蹴りを入れ吹き飛ばした
折れた腕でで蹴りを受け止めたのであまりの痛さに膝を着くと、タケミっちーがイザナに向かい走り殴ろうとしたが殴られ飛ばされた
「ハァハァハァ…」
今ならわかるよ、ドラケン君…
君が死刑囚なったのはエマちゃんといっちんの仇をとりに行ったからだって!!
ちゃんと理由があるんだ!!
マイキー君が未来でああなっちゃったのだって…
絶ッ対ェ理由があるんだ
「テメェらがマイキー君を狂わした!オレがマイキー君をまもんだ!!!!」
殴り飛ばされたオレは立ち上がり、イザナの野郎を殴ろうとしたがバブの音が耳に聞こえたので殴る手を止めた…
「おせぇよ…オレ…負けなかったっスよ…総長!!!」
腕を上にあげると背後からマイキーが現れ、私達も天竺の奴らも驚いた
「ありがとう、タケミっち」
特攻服に身を包み、襷を締めたマイキーが私とタケミっちーの元に歩いてきた