抗争前
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イザナがマイキーとエマちゃんの兄弟だと知った後
獅稀さんに頼んで私といないときは、街頭の防犯カメラでマイキーを監視してもらうことにした
イザナの恨みの深さは深いようだったので、何かされてはいけないと思い監視してもらうようにお願いした…
サクチャイ先生のジムに相変わらず通ってトレーニングに励んだ
トレーニングが終わりシャワーを浴びるとビルの下で獅稀さんが車を止めて待ってくれているので向かっているとホンダ・CBR400Fに跨るイザナがいた
「樹」
「イザナ…獅稀さん悪いんだけど、ちょっと待ってて」
「樹さんこのガキは今東卍と対立してる天竺の総長黒川イザナですよ。そんな奴と話させるわけないでしょ!」
イザナの元に行こうとした私の腕を引っ張り、背後に回すと獅稀さんはイザナを睨んだ
「樹は番犬に守られてるって稀咲が言ってたけど、本当だったんだ」
「獅稀さん、イザナは幼いときに知ってる人だから話させて。それにガキの喧嘩には手を出さない約束のはずだよ?だから退いて…」
獅稀さんは不満げな顔を見せたが頷き"10分だけですよ,っと話すことを許して少し離れた場所から私達を眺めていた
「初めて会ったときは忘れてたけど、私とイザナよく真一郎くんのお店で遊んでたよね…ねぇ、なんでマイキーとエマちゃんと仲良くできないの?イザナ、真一郎くんはきっと兄弟仲良くして欲しかったはずだよ?」
「樹はチビだったのに、一丁前にこのオレに意見言うようになったわけ?空っぽのオレを埋めたのはあの人の愛と樹だけだった…樹、約束通り迎えに来てあげたよ?一緒にいてくれるって言っただろ?」
イザナは私に抱きつくと優しく腰に手を回して来た
「イザナ、真一郎くんはもういない…でもマイキーとエマちゃんに私がいる!私達はイザナを受け入れるよ、だからイザナも心を閉じて1人になろうとするな!
なんで兄弟なのに争うんだよ…真一郎くんだって今のイザナを見たら悲しむ!!」
イザナを離さないようにギュッと抱きしめたが、イザナは悲しそうな表情で私のおでこに自分のおでこをくっつけた
「樹までそんな事言うんだ…一緒にいてくれるって言ったのに…」
「一緒にいるから!今のイザナを受け止めてやる!だから稀咲の野郎の隣にいるな!」
イザナは複雑そうな表情で笑うと、私の唇にキスをし離れるとバイクに跨った
「樹は好きだよ、一緒にいたい…でももう戻れない…万次郎は潰す…」
「イザナ!!」
呼び止めようとしたがイザナは私に笑うとバイクで走り去った…
イザナ…
何でなんだよ…
マイキーとエマちゃんは絶対受け止めてくれるのに、イザナ自身がそんなんじゃ受け入れれないよ…
走り去るイザナのバイクを見つめていると、獅稀さんは私の無の前に車を停め直しアルコールシートで私の唇を丁寧き拭き取り始めた
「樹さん!貴方は本当にこういう事に対しては警戒心低いから、男共に隙を突かれるんですよ!!まったく…樹に群がるガキ共を一斉に殺してやりたい所ですが、それは我慢します」
「獅稀さん恐い…」
「また変な虫が来る前に自宅まで送りますから、早く乗ってください」
助手席の扉を開けると私を座らせ、猛スピードでマンションまで連れて帰ってくれた
部屋へ入ろうとすると獅稀さんが紙袋を渡して来てくれた
「樹さんに頼まれていた物が出来上がりました、サイズはきちんと合わせてありますので大丈夫だと思いますが。ちゃんと毎日着けてくださいよ、今回の相手は犯罪組織なんですからね」
「獅稀さん仕事早いね、ありがとう!ちゃんと着けるよ!おやすみなさい」
貰った紙袋を持って部屋へと入った
私がイザナと出会っていた頃…
タケミっちーがムーチョくんに拉致られてイヌピーとココを暴行し、東卍をムーチョくんは裏切りココを連れ去り天竺に行ったことを私は知らないでいた