新年初めての集会
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新しい年になり初めての東卍の集会に私もマイキーと一緒に来ていた
ニットの白いワンピースを着て寒いので裏起毛のダッフルコートを羽織り、チェック柄のマフラーを首に巻き口を隠してマイキーから少し離れた場所から集会の様子を見ていた
階段下には特攻服を来た東卍の連中が数え切れないほど集まっていた…
「これより新年1発目!!東京卍會全体集会を始める!!東卍と黒龍は対立してきた、1度は和平協定がむすばれたが破綻。それは兄弟である弐番隊副隊長と黒龍総長の確執が原因だった、そして東卍は聖夜に黒龍とぶつかり激戦の末勝利した。この件の事でみんなの前で話したい奴が3人いる!1人目!!柴八戒前へ!!」
ドラケンが話し終わると八戒が階段を上がり、みんなの前に立った
「始まりはオレのくだらねぇちっちぇ嘘だった、そのちっちぇ嘘を守る為にオレは家族を…東卍を巻き込んだ。そして事はデカくなり、東卍対黒龍の抗争まで発展した。全てオレの責任だ…みんなすまなかった」
東卍のみんなに自分の嘘の話をきちんと伝え頭を下げて八戒は謝った
「気にすんな八戒!抗争の火種なんてよ、そもそもいつでもちっちぇモンだ!」
ムーチョくんは笑いながら八戒を許した
「それに黒龍には勝ったんだ、結果オーライっしょ!なぁ!みんな!?」
ナホヤくんの言葉に黙って聞いていた東卍の連中達は"頭を上げろよ八戒!誰もお前を責めねーぞ!,っと声をあげていた
「八戒!!お前はこれからも東京卍會 弐番隊副隊長だ!!みんなもそれでいいよな!?」
タカくんの言葉に"オオォォォ!!,っと雄叫びをあげた
「東卍のみんな受け止めてくれてよかったな、八戒…」
八戒を見ると少し照れた様子で東卍の連中を眺めていた
「さて!2人目は!!乾!!前へ!!」
大寿の黒龍の元にいたイヌピーとココが黒龍の特攻服を着て東卍の連中の前に現れた
「"十一代目,黒龍乾 青宗だ」
「同じく丸井 一だ。十代目黒龍は東卍に負けた、総長である柴 大寿は引退。オレらは十一代目として黒龍を継いだ」
「…そしてマイキーと話し合った結果、東卍の傘下に降る事にした!」
この話は私もマイキーと一緒に聞いていたので驚きはしなかったが、東卍の連中はみんな驚いていた
「黒龍は壱番隊ーつまり花垣タケミチの下につく!!いいな!?タケミっち」
「黒龍がオレの下につく…?なんで…それは一体誰の判断なんすか!?」
「"東卍に降るならオマエの下につきたい…,それが黒龍の意思だ」
マイキーの言葉にタケミっちーも千冬も驚きを隠せないでいた
「よろしくな!隊長!」
「いきなり信じろとは言わねぇ、力が必要な時は言え。手を貸す」
ココとイヌピーは隊長であるタケミっちーに向き合った…
騒つく東卍の連中をドラケンが静かにさせるとマイキーが前に進み口を開いた
「この聖夜決戦を踏まえて最後に話ししたいのはオレだ、稀咲鉄太!オマエを除名にする」
その言葉に黙っていた東卍の連中は再び騒ぎ始めた
「マイキー君に稀咲の裏切りは一応報告した、でもまさかマイキー君がこう出るとは思わなかった。一度は隊長クラスまで認めた奴だぜ?クビとはな」
オレは千冬の言葉に驚きマイキー君を見つめた
「何言ってんだよマイキー?冗談だろ?」
「こんな場で冗談なんて言わねぇよ、クビだ」
さすがの稀咲もまさかクビにさせられるとは思っていなかったようで、私は稀咲のその顔がおかしすぎて口にマフラーを当てて笑っていた
「オイオイ待てよマイキー、稀咲がクビなら当然オレも東卍を出る。つまりよぉ東卍総勢450人のうち元愛美愛主50人元芭流覇羅300人が全て抜ける、そしたら東卍は100人に萎んじまうんだぜ?それでもいいのか?」
「構わねぇ、そもそも東卍はでかくなりすぎた」
半間の言葉をキッパリと構わないと言ったマイキーに稀咲も半間も焦っていた…
「でかくなりすぎた?何言ってんだよマイキー!?それが東卍の目的だろ!!?」
「なら"聖夜決戦,をけしかけたのも東卍をでかくする為か?タケミっち達をけしかけ、大寿を殺させる為に柚葉にナイフを渡した。いっちんと三ツ谷千冬から全部聞いた」
マイキーはポケットから獅稀さんが監視カメラをハッキングして映っていた稀咲と柚葉がトンネルに入って出てくる映像の写真を現像した物をみんなに見せた
「いっちんか!さすが場地さんの女だ!証拠集めてたのか!さてどういう屁理屈でくるか見ものだな」
千冬の言葉にオレは唾を飲み込みマイキー君と稀咲を見つめた
「東卍をでかくする為、お前の汚ねぇやり口に今まで目を瞑ってきた。オレの大事ないっちんにも手を出してんだってな…?それももう終わりだ」
「オレはあの女に直接手を出してない!マイキーは弱ってた。大寿は東卍を脅かす存在だ、オレはアンタの為に動いたんだ!!」
稀咲は階段を駆け上がりマイキーの元に行こうとしたがドラケンがそれを遮った
「オイ!誰が前に出ていいっつったよ?」
「稀咲の話を聞けやコラ」
半間が殴りかかってきたのでドラケンは受け止め、稀咲が階段を登ってきた為
傍観していた私はマイキーの前に立ち、稀咲から守るように立った
「お前か…神水流…こんなカス共に耳を傾けるなマイキー。"不良の時代,を創るんだろ!?これから東卍はでかくなる、誰もがひれ伏す組織になるんたま。でかくなれば必ず闇は生まれる、オレはその闇を全て引き受けてやる!アンタを輝かせる為に!!アンタには俺が必要なんだよ、マイキー。オレはアンタの落とした影だ、お互い必要なんだ。だから考え直せ、マイキー!!綺麗事だけじゃ夢は叶わねぇんだよ!!」
「…お別れだ稀咲、その決めつけが夢を狂わせる」
マイキーは稀咲に背を向けその場から離れ、稀咲はマイキーの名を叫びながらその場に座り込んだ
「神水流樹…お前が居るからマイキーがこうなった…さっさと場地と死ねや!!」
座り込んでいた稀咲が立ち上がり私に向かって殴りかかってきたので私は稀咲に笑うと、コートの下はワンピースなことを忘れて足を高く上げ顔面を蹴り地面へと稀咲を叩きつけた
「稀咲お前が死ね。圭くんのことは絶対許すつもりないから…あといいかげん私にちょっかいだすの辞めないと、やりに来る奴ら次は死体になっちゃうよ?って聞いてないか…半間、気絶してるコイツに伝えといて」
地面に顔面を埋め込んだまま意識を失ってる稀咲の顔をブーツで踏んだ…
「いっちん、黒のパンツ丸見えだぞ。下の奴ら見てみろ、鼻の下伸ばしてんぞ」
「だって仕方ないじゃん、ドラケン!稀咲が先に殴ってきたんだから正当防衛だろ?」
階段下にいた半間は稀咲の元に駆けつけた
「いっちん、オマエは何者だ…」
「お前らみたいに暴走族でもないただの一般人だよ♡」
「いっちんみたいな一般人いねぇよ。言っとくぞ半間!いっちんに次手出してみろ、オレとマイキーそして神羽会の武闘派連中が黙ってねぇぞ」
「ああ!ドラケンなんで言うの!知ってんのマイキーとドラケンと千冬にしか知らなかったのに!」
「あ?マジか、悪りぃ!とりあえずこれで集会は終わりだ!!」
神羽会の名が出た事でみんなザワザワ騒いでいるのにドラケンは無理矢理集会を終わらせた
東卍の幹部達が階段を上がり何故か私を取り囲んだ
「いっちん!ドラケンの言ってた神羽会っていっちんとどう言うことなんだ!?」
「三ツ谷落ち着けって、いっちん揺らしすぎだ!」
タカくんが私を揺らして目を回し、見かねたぺーやんが止めに入ってくれた
「いっちん神羽会って言ったら関東一の勢力を誇る極道だぜ!オレには教えずに柚葉には教えてんのか?」
「八戒、柚葉にも言ってないや」
柚葉に言ってないと聞くと何故か八戒は安心していた
「ちょっといっちん!ちゃんと説明しねぇと帰さねぇからな!」
「いっちんちゃんと説明してね!」
ニコニコ笑顔のナホヤくんとブチギレ顔の弟のソウヤくんが私に抱きついて来た
「いっちん、説明するまで幹部たちに囲まれんのは嫌だろ?」
「ムーチョくんまで…わかったから!もう秘密にしとくつもりだったのに…」
抱きつくナホヤくんとソウヤくんを引き離し、知らないはずのタケミっちーが珍しく聞いてこなかったので私は不思議に思ったがみんなに説明し始めた
「私も最近知ったんだけど、私神羽会のひ孫なんだな。私の父親が神羽会神水流組の一人息子で神水流組の組長は私のお爺ちゃん、神水流組の他の組もいれてまとめているのが私の曽祖父の神羽会会長ってなわけ。まぁ私の父親にしろ祖父も過保護だからね、私に何かあったらいけないから監視されてるの。だから稀咲がちょっかいだしてきても私は安全ってな訳ね」
話を聞いた隊長副隊長達は開いた口が塞がらず驚いていた
それを聞いていた半間もまさか私がヤクザのひ孫だとはしらなかったようで、同じように驚いていた
「オマエら魚みたいに口開いてんぞ、ほら知ったんだから解散解散!」
「強引だな、あ!タケミっちーは私のこと知ってたの?珍しく聞いてこなかったよね?」
「えぇ!?あぁ…うん、実は知ってんた」
現代でいっちんが組を継いでいたなんて言えないけど…
タケミっちーは苦笑いし、千冬が"帰んぞ,っと言ったのでタケミっちーは私に手を振りその場を後にした